10月26日 深まる紅葉に岩魚の影を追う
圧巻の紅葉美、林道には赤く染まった広葉樹の落ち葉が厚く積み
重なっている、渓の小石、砂利の淵もいつもとは違う紅葉、落葉に
染まって赤色の瀬、淵に見える。
春、未だ残雪、雪渓が残る渓で早々に芽生え始め新緑、そして
森全体が緑に染まる、それが 短い期間で深緑の真夏から
初秋を迎える。森の色合い、色彩のうつろいは人の目を惹く。
真っ赤な落ち葉に埋められた林道にはタイヤの痕も、足跡も無い、
釣シーズンが終り、キノコシーズンもそろそろ終わりで、人影、車蔭
が全くない、まったく無いのは熊出没の影響もあるのかも。
木漏れ陽が 紅葉を流れに写し込んで 黄色い流、赤みをおびた
流れをつくっている。、
岩魚の影を探しながら渓を覗き、淵が在ると林道から渓に降りて
みたり、淵の側に座り込んで岩魚が出てこないかなとカメラを構えて
ジーート待つ、餌を振り込んでアタリを待つのと緊張する感触は同じだ。
居るぞ、前にも此処で影撮りをしている、でも豪雨激流で渓相は
変わり思ったところに浮いて来てくれない。画像矢印が前の流れで
淵、瀬がもっと広く岩魚がユーーユウーと浮いて来てくれてユックリ
と影撮りが出来てあった。今日は、淵が狭くなり瀬も無くなりなかなか
浮いてこない、居るんだけれど。
狭い淵の真上、枝、木に寄りかかり、カメラを構えて岩魚を待つ。
デカが2本、深い、なかなか浮いて来てくれない。
本当に影撮りで終わりそう
浮いて来た、アリャラ岩魚じゃないよ山女魚だよ。
山女魚が1尾だけが浮いて来た、水面下に影の影。
自分が入り込んでいる渓、支流での岩魚域に山女魚が
棲息域として遡上して来たのは此処だけではない、森林開発、
杉造成林の管理、間伐等で山、森が明るくなりその森の地温が
暖められて、そこから浸み出し流れ出る水の水温が上ってくる。
それで山女魚の遡上で岩魚域がもっと、もっと奥へ狭められて
きたのか、岩魚は山女魚より水温の低い生息域なのだ。
それはあまりにも単純な思考かな。
大難儀した 山女魚撮りで終わってしまった今日の山渓遊び。
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