7月 1日  小渓のちょうちん釣

 日曜日、天気も良いし、ちょっと行って来ると山に向かう。向かった渓には既に先行車のワダチ跡。方向を変え次の渓に。またまた、先行者。土日釣行者は、夜が明けるのをまって動き出すのだろう。あっちうろうろ、こっちうろうろし辿り着いたのが、やっぱり細い藪沢。車止から直ぐに入渓出来るのだが、水の音が聞こえて来ないぞ。どうしたんだと枝を払いながら下がっていくと、やっと瀬音が聞こえてきた。水量がいつもの半分だ。まあーいいか今日は単独釣行だから、これでも竿を出せるだろう。



 水量が少ないのに、枝葉・草が伸び、渓はますます狭まり、ちょうちん釣り渓だ。



 こんな渓でも、岩魚は元気だった。瀬に出て餌が流れて来るのを待つだけ水が無いので、狭ばまった落ち込みに押しやられ、餌を上からそおーっと下ろしてやると、落ちてくる餌を狙っているように一発で喰いついて来る。





 渓が細いので、岩魚も細い。2〜3年魚だが20cmちょっと。あと4〜5cmは欲しいところだ。、もっと肥れ、もっと餌を喰え、と今日の岩魚は全てお帰り願った。尾びれ等が大きいからこれからの成長は早いはずだ。来シーズンはこの藪沢でも竿を絞ってくれるはずだ。





 蕗とミョウサクの多い沢だ。それに、熊がミョウサクを喰った痕がいやに多い。ホイッスルを吹きながら釣り上がる。でもあまり深追いしないで、ここいらで納竿として下がることにする。



 この滝も例年だと3連の連滝なのだが、一番下は滝になっていない。それだけ水量が下がってしまった。やっぱり雪が少なかったのか。3連の滝で、細いが絵になる渓なのに、ちょっと心細い。

               



 あざやかな青。薄暗い渓で、射し込む陽光を独り占めにするように咲いていました。



 今日のおまけ、コクワガタ だそうです。





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