6月 1日  新緑と瀬音の魅力

 崩落車止め周辺はブナ原生林。倒木が多く、立っているのは幼木が多いのは世代交代したばかりのの原生林かな? そのブナ林はまだ明るく、新芽から展開しばかりの葉は、葉脈を見せながら陽を透過してそれが林床まで明るく照らしている。



 渓に降立って、先ずは深呼吸。新緑と新芽の香りに瀬音と春ゼミのBGM。
暫く、音沙汰なし。車が入れるようになる前に、バイクで登って来た先行者でも居るのだろう。支流出合いからまず右に釣りあがり、魚止め滝で戻って、左に釣り上がる。



 魚止めの滝で小休止。この場所は方向の違う二条の滝を眺める為に、途中岩魚が居なくともここまで遡行します。



 もどって、左の支流は今シーズン一番入渓のようだ。リリースの1・2年魚も多いが、それ以上の形の良いのが次から次と竿を絞り込む。いまいちネットキャッチサイズが来ない。今年は未だネットを腰から外してない。







 落ち込みの底まで陽が射し込む明るいポイントから、ユックリと上がってきた透きとおるような岩魚。



 苔生す岩魚の棲家。今は陽が射し込むが、もうすぐ木々が枝、葉を伸ばし薄暗くなる。岩魚は一戸建てが好きなようです。一戸に一本、ほとんどは一人住まい。夏から初秋の産卵時期に大きな落ち込みには、♀、♂で2〜3本入っているときがある。その時には針掛かりしても、一杯卵を産めよとそーっとポイントに戻してやります。



 今日の一番、残念泣きの29cmを足元に引き寄せる。

 

魚止めの連滝、F1のS氏。

 ふき と ミズ を採取する。この沢では蕗が最盛期。ミズはちょっと細く、太いのを選んで採らないと駄目だなと同行のS氏。ふきは採りすぎると重いので青蕗、水蕗を選んで30本ほど採取。苗代竹のタケノコも最盛期で、これも30本程頂いてきた。





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