4月 6日 やっと岩魚に逢えたぞ
もう雪は下がったろうと晴天を仰ぎ山に向かう。入り口は無い。これは相当奥まで行けそうだぞとドンドンJimnyを進める。しかし徐々に二本のワダチ跡になってきた。そのうちデフを引きずった跡になりカーブを曲がったらワダチ跡もそこで消えてしまった。もうちょっと行ってみようかとLレンジでゆっくり進む。行ける所まで行こう。
ここいら辺でヤメッとこう。残雪の深さがガードレールの上迄ある。Uターン駐車だ。
ここから歩き。昨日までの足跡が4人程。カンジキの人、歩くスキーの人、そのまんまバカナガの人。そう言う我々もバカナガ族です。
歩くこと30分、今日の入渓地点。雪で埋まっている。竿を出せるのかな。
渓に降立つとなんとか遡行できそうだ。今日一日遊べそう。あとは岩魚が微笑んでくれるだけだ。
きたきた、ゴツゴツゴリゴリ岩魚だけのアタリ。今年最初の岩魚のアタリだ。張り出した木の根っこの下から引きずり出した。真っ黒い春一番の岩魚だ。餌を喰っていたとみえてマルマルとしている。今日の水温は6℃だから充分餌を追いかけるはずだ。それにしてもこの岩魚は黒い。この一番の岩魚は大きくても小さくとも毎年恒例で、撮影後に『山の神』に戻してやる。今シーズンも怪我、事故のないようにと。
雪魂がポイントを塞いでしまい、ポッカリ開いた穴から餌を送り込み形の良いのを引き抜いた同行のS氏。
これは何だろう。植物ではないようだ。キノコの仲間かな?水辺の枯れ枝に生えている。直径が4cmくらい、高さが6cmほど。隣に 葉わさび 。比べてみてください。鮮やかな色で小さいがこの時期の水辺では非常に目立つ。
まだちょっとサビが残っているが、狭い落ち込みからよいっしょと引っ張り上げた一本。
尾ビレの大きい一本。
連続の落ち込み毎にアタリを拾い、最後の2m程の落ち込みが魚止めです。ここで納竿。
ここまで3時間30分の遡行。今年最初の岩魚山釣り遊びだった。
下りで逢った キクサキイチゲ。陽光を浴びてせいっぱい開いていた。
2007釣行記目次にもどる