4月25日 晴れ間を見て山へ

 降り続いた雨の晴れ間を見て山へ向かう。
春の空は三日ともたないと言うが、一日ももたないよ。
 向かった林道の入り口に頑丈な通行止めバリケード。林道崩落の為、先週までは簡単な野立て看板で通行止めだったから、釣り人はそれを横に寄せて通過していたのに。ゴールデンウイークで山菜採りもこれからが本番なのに。岩魚は待ってくれるが、山菜はどんどん伸びて待っててくれない。
地域振興局が危険と判断しての通行止め。いつまでかかるのやら。今シーズン駄目かな。いや、そのほうが良いかもしれない。一年や二年、人が踏み込まない山があっても良いのに。
 次の渓に向かう。倒木、落石を退けながらなんとかいつもの車止めまで辿り着いた。しかし雲域がだんだん怪しくなってきた。雲が低く垂れてきたぞ。
行ける所まで行ってみようと軌道跡の残る廃林道を歩き出す。






 
  
 歩き出してすぐ林道の両斜面が山野草の花、真っ盛り状態。キクサキイチゲ、イチリンソウ、カタクリ、エゾエンゴサク、等々。早春の木々が芽生え前、陽光が林床まで射し込める。今の時期を逃したら花を付けることが出来なくなってしまう。
 花と遊んでいるうち、ポツリポツリと落ちてきた。雨だ、まだ入渓予定の場所まで遠いのにどうしようか。
戻ろうか?同行のS氏もうなずいている。ずぶ濡れになる前にjimnyに戻る。
今日は、岩魚の顔を見ることはできなかったが、山を走り回り、山野草と遊んだ4時間だった。


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