9月6日  滝の上そして又滝の上

昨年引き返した滝、今日はその滝上を目指す。
車止めから林道を歩き、急降下し渓に降り立つ、ここまで40分程。
ここからさらに1時間ほど渓谷をよじ登り2ツ目の滝が昨年引き返した滝です。
今日は遡行途中岩魚の影を見ても 見てみぬ振りで先を急ぎます
でも大きいのも居たな、瀬でユラユラしてたところは岸に上がり通過する。
水が極端に少なく渇水状態、これでは岩魚も給餌ポイントを
選択できなく釣り人の目にさらされる状態だ。
倒木で埋まった渓は水の流れが見えない状態です、春にはこの
倒木を雪代濁流が飲み込んでしまうのに。
でもこの木の下が岩魚の棲家で誰にもジャマされずのんびりしているのだろう



ところどころにある落ち込みもチョロチョロ状態、岩魚が石の下に
潜ったのでその下をグローブを付けたまま探ると思ったより深く岩魚まで
手が届かなかった、つかんで引っ張り出そうとしたのに残念でした。



今年の豪雪の倒木で埋まった渓、倒れた木々はまだ青々としている。
立ち木の状態で渓までずり落ちたのもある。
倒木のトンネルが50m程で潜り抜けるのに一苦労です。



今日、目指した滝です、高さは6mくらいでそんなの高い滝でもありません。
右から慎重に巻きます。
同じ巻きルートに微かに踏み跡、熊ではない、釣り人様のようだ、
我々以外にもこの滝上に登っている。居ないかもしれないと一瞬考える。



滝上に上がると又急に水が細くなった。それでも先に登ったS氏から
居るぞ居るぞとマルの合図。



やっぱり居た、この滝も魚止めではなかった。滝上放流した人が居るんだ。
綺麗な花崗岩のような石があったのでその上に載せて撮影、



この細い流れから持ち帰ったらたちまち居なくなる、来シーズンにまた来るからと
撮影後流れに戻す。



又滝だ、小さい滝だが岩魚は登れそうもない。でもこの滝上にも居たよ。ここまで
持ち上げたんだ、感謝感謝ご苦労様。このような渓からは持ち帰れません、
大事にしようよ、次に遡行した釣り人も。
でもこの滝上300m程でアタリガ無くなった。最後は滝ではなかった。
やっと最後を確認できた。遡行スタートしてここまで4時間、高度計標高は
600mを指している、スタート地点が350mなので250mの高度差遡行です。



おにぎり昼食して下ります。
下りは山野草を探しながらゆっくり下ります。
ヤマトリカブト、猛毒の色には見えない綺麗な青紫。



真っ白いサワアジサイ、深緑の中に鮮やかに



キツリフネ、ツリフネソウ(赤紫) とも群生満開です



紅葉の先取りか、それにしてもちょっと早いよ。





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