7月27日  今年も出逢えたタマガワホトトギス(玉川不如帰)

今日入る渓は昨年入ったときより10日程遅い、去年は岩魚域まで遡行
出来ないまま引き返し、その帰りの仙道で名前も分からないまま撮影し、
帰宅してからタマガワホトトギスと変な形の花と変な名前と確認できた
のだった。
そのタマガワホトトギスに再び逢う事が出来きた。花の咲く時期は
やはり終盤のよう、咲いているのは3輪しか見る事が出来なかった、
花が終り種を形成しその花柱を葉に落としているのも見えた。 





足元を確認しながら仙道を40分程上り、昨年引き返した付近から竿を出す。
この渓は舘のフィールドの中でも一番の巨岩の渓です、しかし釣り人には
知れている沢で岩魚はあまり大きくならない内に釣られ大物は期待薄です。



しばらくは音沙汰無しです、それでも巨岩の下のエグレに竿先を引っ張り込んで
その反動で餌を放り込む、ゴリゴリと餌に喰いついている様子が手元に伝
わってくる、狭いエグレだから引き込む事が出来ないでモゾモゾやっている、
広い瀬で左右に走られるのも良いがこの狭い岩の下でのヤリトリもじつに楽しい。
明るい瀬に引っ張り出されても尚針から逃れようと暴れまくる。



落差5m程のなだらかな滝、滝壷で2本引き抜いた後シャワークライミングだと
相方と二人滝の中央に立ちしばし涼をとる。



小滝、落ち込みの連続です。他の釣り人の足跡はもう無く、目に入るのは
熊がミョウサクを喰い散らかした痕が異様に目立ちます、その度に熊スプレー
をベルトの前に構えなおします。今年は未だその姿を見ていないが平年に
比べると異常に多いのが実感できる、注意しよう。



デッカイふきの葉に置いたマルマルと肥え、尾の大きい元気岩魚。



途中、右、左と流れ込む支流にもちょっと食指を動かされたが本流の最後、
魚止めを見たくて直進しドンドン高度を上げる、それでも背後の山がそれほど
高くないため周りは間伐がされてないまま荒れ放題の杉造林地と雑木で
ブナ林にはマダマダのようです、でも餌が豊富なようで岩魚は良く肥えている。



たぶん魚止めの滝。
滝の主は山ノ神にお礼を言って頂いてきました。
たぶん としたのはこの上を探っていないため、もしかすると
桃源郷かもしれないという思いが次回釣行を楽しくさせてくれます。





2006釣行記目次にもどる