6月 2日 再チャレンジ、スノーブリッジの渓へ また撤退だ

雪代がちょっと下がったので再びスノーブリッジの渓に向かった。
5月26日の写真と比較してみてください、SBが小さくなっているのが分かります。
でも入渓するのはこの本流から左に上る支流です。


前回はこの出合いまでも雪代濁流で遡行出来なかった、今日はここから竿を出す。
餌のぶどうむしを放り込むと着水と同時に喰らいついてきた、雪代濁流で空腹だった
のだろう、でもマルマルと肥えた0.6のハリスではちょっと心配な程重い岩魚だ



最初のSB、斜面の草、木を巻き込んだ雪崩跡のスノーブリッジで分厚い雪塊の
表面は土、草木で覆われて、これがSBかと思うほどの凄まじさです。
ここは左から巻きます。



200m程釣り上がり右にカーブしたらつぎのSBが現れた。
大きいSBでどこまで伸びているのか先が見えない、左右は切り立った壁、出口
の雪は厚いが途中の厚さが見当がつかない為に登るコースを見定められない。
危ない、同行のS氏も首を横に振っている。
止めよう、撤退だ。おもいっきり良く撤退です、事故りたくない。



下がり本流を釣り上がる。
グイグイと深みに引き込むアタリを楽しみながら遡行する。
10m程の滝を左から巻き、次のこの淵でストップのようです、たいした淵ではない
のに左右どちらも足の踏み場所が見つからないし、掴まる枝も無い。
本流遡行もストップ、撤退です。でもここで3時間ばかり遊んだ。



林道によじ登る途中の疲れを忘れさせてくれる イワカガミ です。
急斜面に張り付くように群生しています。



次に選んだ沢は藪沢です。
標高も300mで雪崩跡もスノーブリッジもありません、ただ熊がミョウサクの若芽
を喰いちぎった痕があっちこっちにみえる為に周りを見ながら、時々熊鈴を鳴らし
釣り上がります。
この沢は解禁早々に一度入渓し、雪が深く沢の半分も登らないで退散しています。



日当たりの良い瀬でキラキラ、ユラユラと見えた元気な岩魚、次の写真が背のアップです。
背は金色に輝いて、腹から尾にかけては赤く染まっています。






藪沢でも登りつめるとブナ林です、まだ林床に陽が射し込み明るく今の萌黄から
もうすぐブナは枝を伸ばし葉を陽に向け開くころが新緑です。




    今日逢った山野草たち タチツボスミレ、エンレイソウ、ヒメシャガ








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