5月20日 晴天にさそわれて

 ひさしぶりの晴天、それに誘われて新緑の山へ。
こうゆう条件のそろった誘惑にはすぐに乗ってしまう館の主人です。
ダム上に向う、今日の河北林道はどこまで進めるやら。
園地からドンドン進めて院瀬沢を過ぎて 14日に雪崩でストップになっていた箇所が
きれいに排雪され土砂も取り除かれている、ローダーのタイヤ跡だ、ほーう工事車両
が入っているんだ、広域合併で対応が早くなったのかな。
 赤倉沢分岐を通過、左下に枝葉が伸びてない樹間から水量があり勢いのある大滝の
全容が見える。
 まだ進める、雪崩跡をローダーで掻いてある、途中に小型バックホウも置いてある、
やっとローダーが見えた、ここまでだよと言わんばかりに林道を塞いでいる。
 則面の崩落です、林道は崩れていないのでそんなに日数がかからないと思う。
引き返し河北林道からそれ30分ばかり走り登山道入り口に到着。



渓に沿った登山道を山野草を見ながらゆっくり進みます 入渓地迄40〜50分の登りです
この辺はまだ雑木です、そのせいか見通しがきかないほど枝葉が伸びて新緑から深緑かな。

山野草も先を競って咲いている様相、カタクリの花はもう終わって緑色の種をつけています。
エンレイソウ、ニリンソウ、イカリソウ、タネツケバナ、ミヤマキケマン、シラネアオイが満開で
斜面と足元を覆っています。



 ニリンソウ

 

       シラネアオイ                   エンレイソウ

 白のシラネアオイかなと斜面を登ったがちょっと紫が入った、しろっぽいシラネアオイだった。

 

この滝上に入渓します。F1からF4まで4段の連滝です
今日は花を撮ったりしてゆっくり登ったので50分かかった。
F1の上に祠(ほこら)があります、何時もここで釣行の安全祈願をして一休みです。



 入渓してすぐに竿を絞った元気な岩魚、丁寧に作ったつもりのイケスを簡単に乗り越えた
ツワモノです、最初は石の間にもぐり込み見えなくなって石を剥がして引っ張り出した、
次はまるで爬虫類だクネクネとイケスに巡らせた石を乗り越えて渓に戻っていった。
モデルになりきらないうちに逃げていった。



次のモデルはがっちり握っての撮影です。ゴールドの岩魚です、陽を遮る木々が無く
明るい落ち込みで育った4年魚かな。

今日はリリースサイズの針かかりが無い、ちっちゃいのまで持ち帰った人が居るのかな
次年度以降心配になってきた、漁業権の無い河川だから放流が期待できないし、自然再生で
今まで楽しめたのに。
自分を含めて山に入る釣りバカの人種が増えたのが一番の原因だろう。



 お決まりのスノーブリッジです。真ん中は薄く、もうすぐ崩落します、とてもこの上は危険で
渡れません。
このブリッジが崩落して小さいダム状態になったのを知らな
いでその下で釣りをしていたら大変です。決壊したら凄い濁流となります
注意してください。

 

魚止めの滝です。入渓遡行 3時間の釣行でした。
晴天に誘われ のんびり、ゆっくり、山野草を撮り、山菜を採り、岩魚と遊んだ1日です。

登山道まで下がって おにぎり昼食。



下りで葉ワサビを頂戴してきました、ピリットした辛味があり美味しいですよ。
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