11月 4日 枯れ葉散る溪で、岩魚狙いが山女魚の追っかけ撮り

    紅葉の季節から、ちょっと遅かったかなと山に向かう、
  山全体が、真っ赤な色合いから、黄色みから茶色がかってきたよ。
    落ち葉で敷き詰められた林道を走り、例年の岩魚の影撮りに向かう
    走り込んでいるうちに、林道の路面がぐしゃ ぐしゃ状態で泥を
  跳ね上げながら走っているよ、何だこれは。

 

    ワオー又これだ、杉材の伐採だ、それの運材トラックで林道が
  ドロドロ状態なのだ、ジムニーが泥だらけになっているよ。
  それにしても、この伐採の規模が凄いことになっている、林道の
  右斜面がきれいに伐採されているよ、木材の需要が伸びているのか。

 

    やっと 伐採区間が終わり、晩秋、初冬の山、森風景。
  紅葉も散り終わる頃かな、赤茶色の葉っぱが風に乗ってパラパラ
  と散り、ジムニーのフロントに乗っかってくる。
    ところどころで、真っ赤な紅葉が見えると、おおーー赤いぞと、
  眺める。

 

    赤かった紅葉の葉っぱも林道に敷き詰められる、乾いた茶色の
  路面となる、そこをガサガサと走り込む。

 

    だいぶ登ってきたぞ。黄色、茶色と落葉前の枝葉が渓谷を
  覆っている、流れは、昨日の降雨で水位がちょっと上がっているようだ、

 

    とっくに禁漁となっているのに、こうゆう瀬を覘くと 竿を出したく
  なるよ、やっぱし、釣りバカ だよ。

 

    でも、その釣りバカも、静かに流れに溶け込んで、その流れを支える
  大岩の上に攀じ登り、流れと大岩の上にしがみついているのだ、、
  流れに、又、森が不自然にならないようにして、出てくるだろう岩魚、
  山女魚に気が付かれないようにして、その流れにカメラを向けて今日
  一番のポイントを確保する。

 

    遅い秋晴れの黄金色の陽光を浴びて、細い清流は明るく滲みきっている。
    水中に岩魚の影を追っていると、その流れに落ち葉がユウラユウラと
   流れていると、追っかけている岩魚と見まちがってしまうよ、
    水位が上がって深くなっているので、はっきり見えるかな、ちょっと心配。

 

    来たー 、動きから岩魚だ、枯れ葉ではないよ、
  もっと上に浮いてきてよ、これでは、岩魚か山女魚かわからないよ。

 

    もうちょっと浮いてくれないかな、
    それとも、浅い瀬に出てくれないかな
    でも 白斑紋が見えないよ、きっと山女魚さんだな。

 

    寄ってきたぞ、おおーー浮いてきたぞ、ジャボ ジャボ浮いてきた、
    やっぱし山女魚さんだよ、斑紋も確認できる。岩魚を見たかったのに。

 

  だいぶ寄ってきてくれた、けっこうデカダよ、尺物かな。

 

    カメラを構えている真下に寄ってきたよ、
  デカ 山女魚さん、餌を下ろしたいよ。

 

    おーー 追っかけが始まった、産卵行動だ、産卵の瀬としては
  小石の瀬で、産卵場所としても最高の場所なんだよ。
    でも、岩魚がまるっきり見えないよ、最初にこの場所で影撮りを
  始めた頃は、岩魚の受精産卵ポイントだったが、岩魚君達がもっと
  上流に登ったのか、山女魚さん達に追い上げられたのか。
    山女魚さんでも好いよ、一杯仲間を増やしてよ。

 

    追っかけていた雄山女魚さんが変わったようだ、
   これが本当の 追っかけだな、雌山女魚の奪い合いだな。
   これが自然界だな。凄いことだよ。

 

    この山女魚が追っかけを奪った、デカ雄山女魚君
   尺オーバー のようだ。
   しばらく、山女魚どうしの追っかけを、岩にしがみついて
   追っかけて見ていたよ。、
   そんなに広い瀬でもないのに、ここに4尾ほど棲息しているようだ

 

  岩魚を撮れないかなと、林道をさらに登り、ポイントらしい箇所、
  瀬の有る淵、そして水面を上部から覘けて、カメラを構えられる
  岩、大木の有る箇所を探すが、無いな。

 

    ここで、上から水面を眺めて見たが、岩魚も山女魚も
  現れなかった、暫く待ったよ、 居なかったのかな、それとも上に
  構えたのがばれたのか?

 

    後は、時期の遅い紅葉撮りだ、
    細い滝の周り、そこにはもう真っ赤な紅葉は見えなかった

 


    遠くに未だ真っ赤な紅葉が残る山並み、
    
    今シーズンの岩魚さん、山女魚さんとの山遊びも、ここいらへんで
    終了かな、又、来シーズン楽しみに。

 



       2022 山釣り釣行記 目次 にもどる