9月16日 2020 シーズン最後の渓歩き

   山釣りに一番の不都合は天候不順、今年はただの天候不順ではなく
 大雨集中豪雨が連続で何度も襲来した、思うように山に入れなかった。
   今日の川も治まりきらない集中降雨で本流筋の流れは未だ濁流状態。
 支流の支流の状態を見ながら入れたら入ろうかなと山に向かう。

   本流は濁流は治まっているが白泡の流れ、支流に入れるかなと
 ジムニーで林道を走る。



     この支流は入れそうもないな、バックの山の標高が1000m、
  それで 未だ治まっていないようだ。



    舞茸シーズンだ、早朝から山に入っているようだ、山ではなく
  舞茸採りは自分の木が決まっているようだ、その木に向かうのだ。
  もう 降りてきた人がいた、どうでした採れましたか と聴くと 
  まだ早いな と言うだけ、舞茸採りは自分の木を知られたくないので
  話したがらないかも。



     次の支流を覗いてみた、ここなら歩けそうだな、
  登れそうだな、よし 今日はここで遊ぼう、
  2020 令和2年 最後の遡行となるのだ。



    藪漕ぎのない渓に向かう、踏み跡で藪が潰れて消えている、ここも
  舞茸採りの山かな、今日も何人か入っているようだ
  流、水量がちょっと多いかな、白泡もちょっと多い程度の流れで
  岩魚達も元気にしていると思われる



    いつもの 仕掛けをセットし 今日の第1投 餌入れです、
  アタリだけは一人前、針を咥えて引き抜かれたのは 
  ちぃっちゃい 岩魚君、 でも このような小さいのが居るから
  デカサイズも居るんです。5℃〜15℃の冷水域を生息域にする岩魚
  チャンでも手に持つとその体温を感じ取ることが出来る。



    3本の流れになっている、1シーズンに1回しか入らない
  渓だが その通常の流れの時には2本の流だけれども、
  やっぱり ちょっと水量が多いのだな、まだ治まり生ってない



    深緑の緑を溶かし込んでいるような霞の森、
  気温上昇の前触れだな、、熱暑が今日も来るのかな



     瀬や淵に餌を入れないで ゆっくりと流れを歩く、
   餌を入れて と言っているような淵に餌を入れると 
   岩魚君は来るんです、でもここで来たのは小さすぎるな、
   デカはもっと上流に遡上しているようだ。



     セミの声が聴こえない、鳥の声も聞えない、朝早くから
   舞茸採りの人たちが入って居るからかな、それにしても静かな
   森です、瀬音だけの森。

 

    また どんぐり トチの実 、でも 熊らしい足跡が
  見当たらない、 熊以外の動物の食み痕かな、エアーホーーン
  を半分くらいの音で鳴らす。





     淵に餌を入れる、ゴリゴリ と ちょっと大きいと思える
  アタリが来たよ、ゆっくり足元に引き寄せる、デカと言える
  ほどではないな、もっとデカくなって来年もう一度来いと
  流れに戻す。





    階段の渓をゆっくり登る、足元からちょっと小さな岩魚君が
  白泡の中に潜りこんで行く、こっちの姿に気が付いたのかな。



    大きく広い淵だな きっと大きいのが出て来るかなと身を低く
  構え 竿を絞って枝の下に餌を振り込んだ 
    引き出した岩魚君はちょっと足りなかったか、
  シロッポイ綺麗な斑紋の イワナ だ、





   右90度に曲がって勢いの有る落ち込み、白泡に餌を入れる
  引っ張り回し竿を絞ったわりには小さいよ、でも元気な岩魚君、
  流で針を外したら 落込みにスーート戻って行った。





   良い餌場、チィッチャイのが2尾も出てきたよ、
   2尾で餌場の奪い合いをしているのかな。



    カワイイサイズが多いよ、デカサイズは前の釣行者が
  確保していったかな、相当のデカが居たはず。
  でも 今日は渓歩きのリリースデー だよ。







    のんびりと渓遊びするには最高の渓風景、
  里は熱暑でも ここ 渓の中を歩いていると暑さは感じないよ
  でも樹幹の上を見上げると もやーー と霞みが掛かっている、
  やっぱり暑いのだ。



    おおーーデカの引き込みだ、ネットを構えるほどでもない、
  下の落ち込みに引き落としてキャッチ 此処までで1番だな。
  でも 斑紋がちょっと乱れているよ 体色全体が薄白く白斑点
  も小さい、岩魚も色々のようだ、漁協放流も無くなって5〜6年、
  滝上、堰堤上での岩魚の形態はほぼ落ち着いてもいいのでは。





    あら あら 又来たよ、長身岩魚君、
  徐々にデカクなってくるのかな、楽しいな。



    岸壁が無く谷間が広くなり淵もそれなりに大きくなってきた
  ように見える、岩魚さんの姿もちょっとは大きくなってくるのかも。



   チビチャン が出て来なくなったよ、
  レギュラーサイズが竿を絞ってくれる。



    白泡で深そうな淵、釣バカはカマエてしまうよ、



    期待外れだった、尾は大きく、これから大きくなる姿、
  来シーズンにもう一度来てよと淵に戻す。







    白泡から流れに下がった瀬から喰い付いて来た、
  暴れもんだ、やっとカメラに収まった、まだ幼顔。





    暴れまくって倒木の隙間に挟まったフックラ岩魚君、





    瀬でユーーラ ユーーラしているのに餌を入れたら
  即 ガリガリと喰い付いて上流に引っ張り込んで行くよ、
  そこを 中硬調は弓なりになりながら足元に引き寄せる。







    足元に引き上げる前から瀬でジャボジャボと暴れまくった、
  針糸が切れるかもと岩魚さん任せでしばらく遊ばせてから
  引き寄せる。





     流れが他よりちょっと荒い落ち込みだとそこに居付いている
   岩魚さんもちょっとは元気だよ、側線下の斑紋にちょっと赤茶色系統
   の斑紋が見えるよ、岩魚さんもいろいろのようだ。





    相当上まで遡行してきたぞ、岩魚さんも徐々にデカク
  なって来たようだ、
  のんびり ゆっくりの渓歩き。





   お腹 ポンポン 、いっぱい食べているようだ、生息数も多
 い渓だから、食糧とする川虫、落下昆虫も多いのかも。





   周辺の森を眺めながら、眺めながらと言っても 熊に注意して
 廻りの斜面を見渡しているのが本音、エアーホーを低い音で鳴らす。

   右の画像 うばゆり の花の終わった後のタネを付けているようだ、
      背丈以上だよ、花も大きいが その後のタネも大きいよ。

 

    流れの先は薮と樹木で見えない、その見えない前方で
  ガサガサ音、その音だけで一瞬足が止まった、熊か と竿の
  仕掛けをそのままで竿をタタミ、熊スプレーのバンドを外した、
  そうしたらカゴを背負った人が出て来た、ビックリしたよ と言うと 
  何んにも言わないで立ち去って行く、舞茸採りだよ、背と前に
  大きい篭を下げているが 空っぽのようだ、まだ早いんだな。
  あーーあーーびっくりしたよ。
  熊鈴も音の出る物を何もつけてないよ。おっかね。



   ビックリしたよ 深呼吸しながら一休み、
   細い渓だが 遊びには最高の渓だな。





    何所まで登っても魚止めはないようだ、
    居るよ いるよ 喰い付いて来るよ。手持ちのブドウムシは
    まだ充分有るよ。





   尾の小さい岩魚さんです、急成長したからだな、





    前方を見渡す時には今度は舞茸採りもその視野に
  入れなければならないな、音も無く下がって来るからな。



    小さいのに竿を絞られてはリリースの繰り返し



    登ればデカクなるはずが こんなにカワイイ岩魚さんも来るよ、
  これでも 落込みの居場所を確保しているんだから 大したもんだ。





   綺麗な斑紋です、この渓では模範的な岩魚です、
   この様なのだけで繁殖してくれたらいいのにな。





   出て来ます、ここの渓には 今シーズン誰一人として入って居
 無かったのかな、下の方には入って居てもこの上流にまでは遡行
 していなかったかも。



   幼顔のちょっとデカ 、
   今日はここで終了とします、2020最後の岩魚君です。
   


   今日も遊んでもらった、25尾程 針に掛けたのかな、画像は
   その一部です、6尾ほど頂いて帰ります。
     9時に竿出しスタートして 丁度12時に納竿  3時間の渓登り
   沢歩きでした、 帰りは舞茸採りの人達が草、薮を踏み
   固めてくれたので 30分で車まで帰られたよ。



   シーズン遊びました ありがとうございました
   4月スタートしてから今月までの 渓遊び 岩魚遊び 
   怪我も無く 事故も無く、無事終了しました






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