8月 5日 初入渓の細い渓で暑さしのぎ
今年の梅雨はどうなっているんだろう、豪雨だったり、
熱暑だったりと、いつ梅雨が開けるのかな。
その晴れ間と言っても梅雨時の晴れ間で ガスッテイル
状態で どんよりとした曇り空、でも気温はどんどん上がっている。
この熱さのなか 涼みに行こうと山に向かう釣りバカです。
ジムニーを置いて林道を歩かないで直ぐ入渓出来る渓は
何所かなと思案、入ったこともない細い渓が近くに有る、ある。
流れは良いようだな、岩魚か山女魚が居るだろう、
先ずは入ってみよう。何時もの身支度をして廃林道で
薮の無い崩落個所よりロープに掴まって下降する。
始めての渓だが 好いよ 良いよ 遊べそう、
流、水に入るとヒンヤリして気持ちが好いよ、暑さしのぎ
にもなり 気持の好い遊びができそう。
空がどんより としてその霧状態の雲が山の峰まで
うす霧がかかっている風景だ。
渓もどんよりと霧状態、画像も焦点が合っていないような
かすんだ状態だ。
里の暑さは此処には無くちょっとひんやりとして気持ちが好いよ。
渓風景もいつも歩きまわっている渓と同じように
山釣りの渓だよ、仕掛けをセットして1投目を狭いが
落込みに入れる、グリグリ とデカの引き込み、おおうう
居るんだ、岩魚のアタリ 引き込みだよ、ゆっくりと足元に
引き下げる、狭く、細い 初めての渓、居るよ居るよ、
岩魚君が居るよ、 涼みに来たのにこりゃあ熱くなりそうだよ。
次の竿出しポイントは浅く狭い淵、居るのかなと?
餌を下ろす、居るよ 即 喰い付いて来た、
足元に引き寄せた、好いサイズだよ。
斑紋も綺麗な岩魚達、この細渓に居付いているんだな。
此処は居ないだろうと思いながらも餌を入れた、
居たよ、グイグイ とヒッパテいる 流木の下に入らてしまった、
手掴みして流木の下を潜らして流れに戻し岸に引き上げる、
けっこう楽しんで引き上げたんだから元に戻してよ
と眼力(めじから)で語っているよ、分かったよと 流木の下に
戻す、来シーズンにもう一度来たら確実に尺物だよ。
里は気温が上っているだろう、ここはそんなに暑くない、
山全体がどんよりと霧に覆われている状態でぼんやりと
している、高度差もあまりなく緩やかな遡行、軽快な沢歩きです、
でもちょっと不安、鳥の鳴き声、蝉の声 何も聞こえてこない
静かすぎる、鳥も蝉も鳴き声を出さないのは雨が降ってくるのかな、
これが今日の渓だな、そこに熊除けエアーホーンをちょっと低音
で鳴らしながら竿振りだ
こんなに じゃぼじゃぼ 出て来る 涼みに来たのに
ほんとうに熱くなってしまうよ、大半をライシーズンにもう一度
デッカクなって来てもらいたく竿絞りしてもらいたくて流れに戻す。
大半が25〜26cmクラスで竿絞りには不足は無いよ。
大して急流でもなく平瀬状態の渓、歩きも楽だよ、こんな渓
が近くに在ったんだ、ちょっと立ち寄りには好い渓だよ、
これでも 岩魚さんが来るんだから やっぱし 山釣り かな。
小さいのも来るよ と言うことは この細渓で繁殖している
事だな、よしよし 沢を大事に育てていこうか、
奥に入ってきたら ちょっとは山釣りの渓らしくなってきたぞ、
渓の瀬淵からの緑濃い広葉樹林も今日のこの濃霧でますます
緑が濃く、眺められる奥の渓は薄暗く見える。
釣り上げられてしまって なんか情けなさそうな目をしているよ
わかったよと直ぐ流れに戻すよ。釣り上げられて 大暴れするのと、
何にも暴れないで静かにしているのと両極他のようだ。
お腹はふっくらしているが、細く長身の岩魚さん、
太ってよ と即 流れに戻す。
今日一番のチビチャン 小さいのが居ることは繁殖の渓
の証拠、来シーズンも楽しめそう、館の釣行地図に記載だな。
ぼんやり している霞がかった渓風景は晴れてこないな、
梅雨の中休みだもの しょうがないか、ひんやり としていて
気持よく釣行できるよ。
オソ合わせになってしまい 呑み込まれてしまい 注意して
針外ししたのだがちょっと傷を付けてしまった、ごめんなさい。
そのまま放流する。
浅い瀬で ウロウロしているのが見えたよ しゃがみながら
餌を鼻先に振り込んだ、 スウーートと静かに喰い付いた、
上に引き込んで行くの竿絞りで止めて砂利石ころの上を引き
寄せる。
低い段差の落ち込みと落込みの間は岩だけではなく
流倒木が多く埋め込んでいる、渓の両斜面は造林地では
無く繁茂した広葉樹林帯、それの流倒木のようだ。
そこから ジャボジャボ出て来て遊んでくれるよ。
おおーーおお 滝が見えた、 まさかこの緩いナダラカナ流れで滝が
在るとは想像もしなかった、
滝壺探りだ、尺狙いだ 釣りバカも熱くなってしまうよ
そんなに高さのある滝でもない 5m程の小滝
でも此処で滝に巡り合うなんて、嬉しいな。
正面からは 大岩と蔓枝が邪魔して餌を振り込むのは
ちょっと無理で滝壺の右端に陣取り振り込みを構えて、
大物狙いだから 餌は最初からブドウ虫を2本掛けとして
振り込む、滝壺が狭いので居付き場所と言えるポイントが
無い状態で 滝の落ち込む白泡に入れる、水流に撒かれて
滝壺に沈み込んだ、沈み込んだと思っていたら喰い付いてい
たのだ、ガリガリとして上がってこない、岩に沿ってゆっくりと
引き上げこの狭い淵でネットキャッチ、30UPかとメジャーを
当てるが足らなかった 29cmの泣きサイズ。
やっぱり 今日一番熱くなったよ岩魚君、
遊んでもらいました。
この滝は左右どちらからでも巻いて滝上でも竿出しが
出来たのだけれども、今日は 滝壺探りとこの
泣きサイズで納竿とします、涼みに来たのが最後に熱くなって
しまったよ。
竿出しスタートしてから納竿まで丁度1時間の釣行でした。
お昼近くになっても山は未だぼんやり と霞んでいます、
エアーホーンを鳴らしながらゆっくりと下がる。
途中に オオウバユリ に出逢う、自分の背丈ほどある
草丈でこれから咲きそうだ、
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