7月17日 梅雨の中休み 緑濃い渓に遊ぶ

  梅雨の中休み、やっと青空が見れるよ、今日だけか
もしれない。
  用事をかたずけてから ゆっくりと準備し 10時過ぎ
に山に向かう、入りたい渓に向かうために 最初のコースは
藪漕ぎからだ ここを20分程漕いでから廃林道に出るのだ。



 藪漕ぎが今シーズンは薮枝漕ぎだな、枝の伸びが凄いよ、
足元は慣れているコースなのでゆっくりやれる。



  廃林道に出た ちょっとは歩きやすくなった、
廃林道と言っても 最初は林鉄として造成されたようだよ
枕木が所ところに見えるから、今は山菜道、舞茸道、釣り道
と活用する人が増えているようだ。
  渓の源頭部が見えてきたぞ、此処まで40分程掛かったか。



  やっぱり 水量、流れは未だ通常の流れにはもどって
ないようだ、通常の流れと言っても源頭部で標高差も
スタート330mで 納竿した所が420mの里山では
けっこう急流なんですよ、その流れから更に水量が増えてい
るので やっぱりちょっとは白泡の急流になっているよ。



  緑を幾重にも重ねたように緑濃い樹林となって
陽光が遮られた箇所は新緑からちょっと薄暗い緑の樹林。
枯れ倒木に座りのんびりと一休み それでもエアーホーーン
は鳴らす。
  中硬調竿に道糸0.8号 ハリス0.6号の仕掛けを結ぶ。





  流れはやっぱり早い、2、3日前までの豪雨が未だに
治まり切って無い、岩魚達の居付き場所は元に戻ったかな。





   流れの緩い個所を探す 岩魚君と釣りバカが決め込んだ
留まり箇所、ここだなと決めて ここなら居そうだなと見たポイントに 
ポンと餌を入れる、ほーー 即 喰い付いて来たよ 流れに流すの
も好いが 決め込んだ一点に振り込むのも当たると面白いな、岩魚
と駆け引きしているようだな。
 足元に上げないで針外ししてそのまま流れに戻す。



  左右どっちかの瀬になっている箇所を簡単に遡行するのだが
今日は簡単にはいかないようだ、登りの足元を探しながら ゆっくり
1歩、1ッ歩 安全遡行だ。 
 季節、季節の渓風景があるが 今の時期が一番の風景 緑濃い
渓風景は最高だな、それでも通常の渓では樹木の影が流れに写る
ほど穏やかで静かな渓でその清流の色も 樹木の緑をうすく写して
居るので流れに岩魚が動いているとはっきり見えるんです。 







  岸に寄せて画像撮りの場所が無かったので 蕗の葉に 乗って
もらった、フキの葉が大きいもんだから岩魚君が小さく見えるよ、
ちょっとはデカだよと自己主張している 目 だな。





  リリース を繰り返しながらゆっくり のんびりと遡行
  不思議に 鳥の鳴き声が聞こえないよ、大雨の後なので
鳥たちが未だ巣篭りしているのかもしれない、熊が近くに
居る時にも鳥が鳴きを止めるようだが 熊の気配は無いよ。
 樹幹はシーーン として静かだが 流れからの音は瀬音以上
白泡の流れ音でちょっと賑やかだよ。





  上流、急斜面から転がり落ちたり流れ着いたりしたカワの剥げた
倒木があっちこっちに転がっていて歩きにくいんです。





  流れの無い淀みだ、デッカイのが出て来るぞ と期待して
餌を入れる、でも喰って来たのは大して大きくないよアベレージ
サイズ、来シーズンには泣きサイズかな 30UPにはなりきれないな。





  竿を振りながらデカ岩魚の影が見えないかなと 目を大きくして
流れの淵に居ないかなと水面から 水中まで 覗き見だ。
見えないな 居ない事は無いのだが デカが居ないようだ、前に
釣行した釣人のリリースサイズかな。



  この岩魚君もちょっと足りないよ、中硬調の竿は充分に
絞って楽しましてくれるのだが ネットサイズに来てほしいよ。







  登ると徐々に淵、淀みがはっきりと目立つようになってきた、
でもだいぶ登ったな、そろそろ今日の納竿の淵が近くなってきたな、
まだまだ上に居るのだが、魚止めまでは日帰り釣行では無理なんです。



  今日一番のデカだが、泣きサイズにも足らないよ、次に針掛かり
した時には確実に30UPだよ、その時にもう一度来てよと今上って
来た淵に戻す。
  きょうは此処で納竿です楽しませてもらいました、
  2尾頂いて来ました。





   御日様はちょっと傾いた程度です、今登ってきた渓を
ゆっくりと、足元に気を付けて下ります。
  釣り落としたのではないのだが、足元からデカが飛び出して
行ったよ、惜しいよ、探りが足らなかったのだな。



  上りには気が付かなかったな 熊の痕だ 肉厚の草を食
べている、1頭ではなさそう、親子熊の痕だな、未だ新しいよ
今朝の食み痕のようだ、気をつけて下がろう、
  エアーホーーンを高々と鳴らしながら下がる。
  突然の鉢合せはしたくないが 遠目で逢いたい、見たい、
でも エアーホーーンを鳴らしてからは熊の姿を見ていないんだな。
やっぱし 120デシベルの爆音が効いているのかな。



  この薮では熊が居ても分からないよ、熊は音も発てずに
薮の中を歩くことが出来るのだ。



  渓から廃林道まで攀じ登る



  廃林道でも 渓歩き、薮漕ぎ よりは楽だな





   ガクアジサイ     
       アオバナガクアジサイが群生しているのは見事です、
       所々に シロバナガクアジサイが咲いている






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