6月20日 新緑から深緑の渓 源頭遡行

  今日、又、また 薮の廃林道の薮漕ぎ、今月の6日にも
この廃林道を歩いた、その時より草が伸びて凄い林道に
なっている。でも この先で遊ぶんだからこの薮を漕いで行くか。



   ところどころ草木が生えていない箇所もある
のんびり 一休み 下の渓を覗いたり、周りの新緑から深緑
を眺めたり、、又、熊の様子も探したり 薮の中を這いずり
回っても ガサガサ音はしないんです 音も無く歩き回ってい
るようだ、木の幹も眺めます、周辺の木に登っていないかなと。



   や やあーー 熊の遊んだ痕だ、親子熊だ、それも今まで
遊んでいた草の状態、エアーホーンを鳴らしながらの廃林道歩
きだ、俺様を認識して親子で避けたようだ、未だその辺に居るかも
糞が有る、親熊のだと もっこり と大きく山になっているが これは
小熊の糞だな、今時の糞は肉厚の野草を食べるので繊維が分かる
位に見えるのだが これには見えないだ。今時の熊は自分の生息域を
決め込まないで里山から街並みまでウロウロしているから用心しよう
今日の釣行も 注意 注意 エアーホーンを目一杯ならし歩く。



  こんなに黒い糞も珍しいな、真っ黒で未だ柔らかいよ、朝の糞だ。



何時もの入渓下降地点より斜面を下がる。



   流れがやっと見えてきた、瀬音は聴こえない 水量が
少なくなって 流れが緩くなっているようだ、遊ぶには好いかも。



   あらーーら ギンリョウソウ だ 足元に小さい株が
出ている、草丈10cmほどの子株、真っ白いので目に付く。
それにしても ちょっと早いよ、何時もであれば 7月上旬くらい
から目にする 山野草なのだ、雪が少なかったからだな。



   葉緑素がまるっきり無い山野草、真白、 3本が10cm程
で花を付けて もう2本が芽を出しているよ。自己主張が凄いよ
この広い下り斜面で、緑濃い草木の間、枯葉の茶色い下降路 
草丈10cm程の3本の子株 自分の存在を誇らしく叫んでいるようだ
  この下ったり登ったりする斜面で今までは見ることがなかった。



   途中の山野草を見たりしながらゆっくりと下降入渓する
入渓ポイントは好い渓風景です、シーズンに入渓するケ所では
一番気に入っている入渓地風景です、あとは 遊んでくれる岩魚
君達が待っていてくれればうれしいよ。



   雪代濁流も治まった渓 でも水量がそれほど下がっている
ようでもなく 釣行、探りには丁度好い流かな。





   今日の仕掛けは 道糸0.8号 針糸0.6号 針が8号 と
自分では山釣り標準仕掛けです、大物狙いの渓だと道糸1号
に針糸0.8 をセットし引き込まれても糸切れの無いように。
   今日の一投目に喰い付いて来たのはマーマーサイズ、
そのまま流れに戻ってもらう。





    次は ちょっと中硬調を絞ってくれた、やっぱり渓が広いと
竿振りも好いし、絞り引き寄せも楽しめるし、薮沢は薮沢で楽しめる
が 広い渓は又楽しめるよ。



   渓の両壁の樹木の伸びは凄いよ、草も、フキの葉の伸び
その薮から熊の飛び出しが無いように 時々エアーホーンを鳴らす。





    連続した淵から連続して出てきたよ、
 1の淵からのちょっとデカ。



   2の淵からの デカ、1の淵に引き下ろして足元に上げる。



   足元の淵から小さい岩魚さんを引き寄せながら 次に餌を入れる
淵を探しながら上流眺める。





   ジャボジャボ 暴れまくった岩魚君、竿絞りすると糸が岩に
擦れて切れてしまうことが在るので淵も狭いので岩魚任せで遊び
ます。口、顎に傷が付いてしまったな。





   これも ちいともジイットしてくれないよ、画像が
撮れない、草むらに入って行ったのを引っ張り出した、
でも顔は見せてくれないな、遊び相手になってよ。





   2年魚の大きい方かな、3年魚にしては小、
ネットサイズは来ないのかな、釣人が入るようになると
ネットサイズは難しくなるかな、皆それ狙いだからな、自分も。





  竿絞りサイズかな、下の淵に引きずり下ろし 楽しむのだ、
岩魚君には申し訳ないのだが、ちょっと大きいとそれが出来
るんですよ。



   だいぶ登って来たな、 ちょっと狭くなってきた。



   お腹 ふっくら の岩魚さん 流れに任せていたらジャボジャボ
と出て来た、何を食べているのかな。





   雨降りが続いたわりには渇水に近い上流源頭部の
渓模様、水量が少ないので淵も狭くなり その淵からの岩魚さん
けっこうデカなのだが まだまだ足らないよ、でも綺麗な黄金岩魚。





   渓が流倒木で埋まって来た、この落込みの上の流れが
見えないよ、広い落込みだ30UPを期待して ネットも出しやすく
引っ張り出してから 餌を放り込む、大きかったがちょっと足り
なかったよ、泣きサイズの29cm これでも今日の1番だ。



   流倒木の渓だよ、遡行、倒木を跨いで 登るにも
容易でないよ、でも これが自然なのだ。



   餌を入れるヶ所を探しながら グシャグシャの渓、
 こんな状態の渓はめったに見ない 釣りにならないな。
 それでも餌を入れられるポイントを探して ポン と入れる
 喰ってくるんです、木の下に岩魚達が居るんだな。岩魚の
 生息域には問題なさそう、流倒木からの虫餌も有るのかも。



   登ってみたが渓を埋め尽くしている流倒木は変わらず、
 ますます流れが見えなくなってきた、



   斜面には倒木が何本も見える、見えるのではなく斜面が
崩れているようだ、それが流れに落ち込んで来て、渓を埋めこん
でいるのだ、大雨濁流に成れば下流に押し流していくのだろうが
いつになることやら、来シーズンは大丈夫かな。



   納竿です、登った、歩いたな、遊んだよ、
 もう 深緑の渓だよ。
 これから渓はもっと賑やかになるよ 川虫が多くなり
 落下昆虫も出てくる、岩魚達はいっぱい食べて大きくなって。



  ブナも混生している マルッキリの混成林だ



  下りものんびりと ゆっくり足元に気お付けながら
エアーホーンをかん高く鳴らして下がる。
  十二分に遊ばしてもらったな。






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