5月24日 山釣りか 山菜採りか 新緑の渓遊び

  降ったり止んだりと最近はほんとうに天候不順だよ。
それでも、山の新緑はますます鮮やかに、未だ足元には
お日様が射し込みます、でも もうすぐに明るい日差しは
遮られて薄暗くなってしまうよ。
  走る林道には残雪、雪崩跡もまるっきり無くなって走り
易くなっています、それでも所々に林道脇斜面の崩落での
デカ石を退けながら今日入りたい沢までジムニーを進める。



  遠くの山脈の山頂に最近まで見えていた残雪もまるっきり
無くなり、融雪による雪代ももう無いだろう。



  走行を止めて本流を覗いてみる、水量、流れも緩やかに
何時も見る流れに戻っている、新緑と瀬音を聴きながらカメラ
を向ける。



  おお とっと 倒木だ、通れるかな、タイヤの跡が
付いているから大丈夫だろう とは言いながら窓を開けて
ジムニーの屋根と木の隙間を見ながらゆっくり と通過する。



  入渓下降場所到着、車が2台駐車、どちらも山菜採り
のようだ、1台は軽トラックだがもう一台の普通車バン、良く
此処まで入って来たな、崩落個所は狭くなっているのに。
これから入渓する渓の周りは山菜採りで賑やかなのかな



  自分もジムニーを止めたら 山菜の 山ウド が目に
入った、林道の斜面に何本か見えるよ、岩魚釣りの前
に山菜採りをやろうかと斜面に採り付く、斜面を登らなく
ともいっぱい見えるよ、林道沿いに出ているのを採った
だけで袋を一杯にする、採る気になって斜面を登ると
幾らでもありそう、山菜採りに来た人もここに気が付か
なかったのかな、それとも別の山菜ねらいかな。



  入渓前の山菜採り、 山ウド 40本くらいかな、
  ヤマワサビ はちょっとだけ。  
  今どきは採りたければ一杯出ている、でも今日は
  竿を振りに来たのだったな、山菜採りの皆さん
  熊に気付けてな。

 

  気持ちが好い新緑、微かに聞こえる瀬音、鳥の鳴き声も
聴こえる。
  ここから渓に下りるんです、気持の好い広葉樹林、
だが渓まで下降するには凄い薮を掻き分けながら、その薮木
につかまりながら下降。



  この薮を掻き分けながらだよ。その前にエアーホーンを
何度も なんども、鳴らし周辺の熊に釣人が渓に入るよと
知らしめる。



   流れが見えた、今日の釣行コースは、最初にこの
細い渓を下ります、目立った大き目の淵狙いで本流渓
との合流点まで釣下る、そしてそこからが本番コースで
遡行、釣り登りです。



  ゆっくりと足元に気を付けて下る、そろそろ竿を出
してみるかな。



   周りは未だ薮の渓だけれども 居付いて居そう
な淵が出てきたぞ、竿先の動きに気を付けての竿
振りだな。





   ほーーら カワイイ幼顔の岩魚君、2年魚だな、
もとの淵に返ってもらう。





   こんな青空の渓 久しぶりだよ、気持ち好い。





   ちょっと大きくなって来たぞ、リリースしながら
釣下る。





   周辺の斜面には入渓前に採った 山ウドが見え、
でも今は岩魚さんとの遊び真っ盛りです。





   ちょっと大きめの岩魚さん、オソ合わせで顎に
傷を付けてしまった、ごめんなさいと流れの戻す。





   リリースしながら釣下る、渓が細すぎると餌も少ない
為に居付いている岩魚さん達もちょっと小型サイズ、リリース
を繰り返す。



   サンカヨウが咲き誇っています。



 

   下りが此処まで、本流と合流して 此処からが本番
の遡行コース。
   のんびり ゆっくりやろう。





   ほーーら やっぱしちょっとは大きくなってきたぞ、
渓の淵も広くなり竿も振りやすくなってきた。










    渕が広いと 居付いている岩魚さんもデカが来る
だろうと 岩魚バカは勝手に思い込んで竿出しをする。
デカくなって来たぞ。想いに答えてくれるよ。





   暴れまくって枯葉ど斑紋が見えないくらいだよ。







    ユーーラ ユーーラしているのにソーート餌を
下ろす、ゆっくりと喰い付いてからグリグリ引き込むでも
なく、咥えたままそこから動かないよ、そのまま見えるのに
岩魚さんからは見えてないのかな、ゆっくりと引き寄せる。
岩魚釣りはサルでも出来るよ とは誰が言ったのだろう。





   針交換をする、針糸を0.6から0.8の針に交換する、
釣りバカが デカ 30UPを期待しての交換でした。
デカが来ても引き抜く事はないので 0.6の針糸で間に合う
けれども、遊びの用心です。



   さっそく 泣きサイズ29cm、
   もっともっとデカを期待する。



   明るく陽の射し込む渓、流れも穏やかな細渓。





   きたあーー ゆっくり引き寄せる、早速メジャーを
取り出す、計ると ジャスト30cm、 UPまではいかな
かった。



   やっぱし 30になると顔は好いよな、
   この顔を見たいのだ、針糸を変えたのも
   この顔を見たかったのだ。





   次も、又 デカの引き込み、足元に引き寄せる、
泣きサイズにも足らなかったな、
でも 重く ふとっちょ岩魚さん。



   階段が だんだん急になって来たぞ、それだけ
落ち込みの連続なのだ、探りを入れるポイントも連続、
でもそろそろ林道に攀じ登る納竿場所だな、渓は未だ
奥が深いんです、魚止めももっと上です。





    今日、最後の岩魚さん、のんびり遊ばしてもらいました。
デカを3尾頂きます。



   この上にさらに遡行すると 両壁もきつくなり簡単に
渓からよじ登れなくなり渓を下ることになります。
その前に退渓します。

 



   遊びました、渓の釣り下りに1時間、釣り登り遡行に2時間、
3時間の釣り遊びでした。





     2020山釣り釣行記 もくじ にもどる