5月24日 滝高巻で源頭釣行 ブナ虫で満腹の岩魚達に逢う
今日も高巻がスタートだ、本流を渡渉して支流を20分程登る。
シ−ズンには1回は登るコースだけども2016年には高巻コースの上から
熊に ウウーーウウと唸られた、上って来るなと威嚇されて撤退したことも
あったコースで、今日は充分過ぎるほどにエアーホーンを鳴らし上りはじめる。
直登してからの斜面コース、ここを横切って高巻終了、のんびり釣行
です、ノンビリでもないか、熊に注意しながらだったな。
竿出しの渓風景は未だお日様が射し込み周りは鮮やかな深緑風景。
この辺はブナと他広葉樹との混成林、この森に浸たると今高巻いて来た
疲れも吹っ飛んでくれるので此処からの岩魚釣り遊びに夢中になれるんです。
渓風景も好いぞ、好天が続いたわりにはそんなには干上っていないし、
流れも好いよ。
ほーーら 来たぞ、泣きサイズだが1尾目のデカだぞ、好い面しているよ、
狙ったポイント毎に確実に出て来るよ、十二分に中硬調を絞ってくれる、
この絞りで足元まで引き寄せるまでが楽しんだよ。
チビチャンも来るよ、自然再生繁殖の滝上区間だから、チビチャンが居ないと
来シーズン以降楽しめなくなるからな、そのまま流れに戻ってもらう。
あら、又、チビチャン、この渓にしては広い瀬だったのに。
影が見えた、それが大きな影に見えたのでしめしめと 今来るぞ
と構えたのだが 掛かってからが軽かったよ。
そろそろデカクなるのかな、お腹ふっくら、ふとっちょ岩魚だと見ていたが?
つぎもやっぱり ふっくらふとっちょ岩魚君、竿は充分に絞ってくれる。
あらーー又、チビチャン、今日一番のチビチャンだ、幼魚も大事なんだよ、
この滝上での繁殖行動が盛んなんだなと、好いこと好い事、自然を守ろう。
下界は 暑い、熱い と言っているが渓遊びには丁度良いよ、
風はないが汗もかかないくらいヒンヤリとしている。
このちょっと大きい淵から2本出て来た、1本目は28cm、引き抜きで確保。
まだ居そうだなと再度餌を入れると、ぐいぐい と引っ張り込まれる、
最初のより大きいぞ と淵の高い方に構えてしまったので、ネットで
スクイようがない、道糸1号、針糸0.8号、針ががまかつ9号、
一か八か引き抜きだと、引っ張りの落ちつきを待ってゆっくり引き上げる、
糸切れ無く上って来た、32cm、よく上がったよ、0.8号針糸。
32cmの顔 尺の面は好いよ。
今度はこのお腹、釣り上げたときから口の中はブナムシで一杯、それなのに
針の付いたぶどう虫にも喰らいついたのだ。
ブナアオシャチホコ シャチホコ蛾の幼虫と言う
ブナの葉を食害状態まで喰うが枯れさすほどではない。でも此処の樹林は
ブナの木は少ない混成林、ここまでに ぷくぷく の岩魚を何匹も掛けては
リリースをしてきた、太っていたのではなくこの落下ブナムシをタラフク食べて
居たのか、岩魚にしてみたら美味しい御ちそうだろうな。
でも例年より1ヶ月ほど早いな、好天、高温でブナの葉が早く芽吹き深緑と
ブナムシの発生をはやめたのかな。
1尾だけをあまりにも膨れていたのでお腹を開いて見たよ、ごめんね。
釣った岩魚の口から出したブナムシ その岩魚の腹から出したブナムシ
次の岩魚も フックラ と膨らんでいるよ、たらふく喰っているよ。
この流れにブナムシが流れて来るのだ、ブドウムシとは判別つかなようだ。
ブドウムシにもどんどん喰い付いてくる。
また、30オーバーの31cm。これもこの体長で満腹状態、引きずり
上げるのに大難儀。
これもお腹の中はブナムシで一杯状態、自分の体重以上のブナムシを
お腹に抱え込んでるようだ、そのように見えるよ。この食で成長するのだ。
遊んだ、遊んだ、今日はもういいかな、ブナムシの食に岩魚も
釣りバカも満足、ここいら辺りで終わりとしよう、まだまだ上には居
るんだよ、魚止めはこの上に小滝があって、そこで終わりなんだが
今日はブナムシで終わりとするよ。
納竿 1時30分 滝巻と遡行で 3時間 1.4Km
帰りもエアーホーンを鳴らしながらの下降です ジムニーに戻って往復 2.88Km
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