8月 7日 シーズン2回目の渓、又 撤退だ

   木出し、運材トラック、補修した細い林道を大型トラックの交差。
  交差できる場所までどちらかがバックしての交差、大変だな。
  そのトラックの後ろに付いて居るのでゆっくり、ゆっくり走行です

 

  杉伐採集積場所からは昨シーズンは薮廃林道だったのが
 木出し運材道路としてジムニーであれば十分に走れる運材道路
 が整備され入渓地200m前まで入り込むことが出来た。

 

   薮漕ぎ廃林道はちょっとだけ、4〜5分の薮漕ぎで入渓下降地点
   到着です。

 

    即、入渓、竿出しです。
  今日のこのコースは今シーズン2度目の入渓です。
  1回目が 5月6日 雪代濁流の渓に、無理をして入渓、
  しばらくは ジャボ じゃぼ とデカが出てきたが 徐々に濁りと流れが
  強くなり、アタリが取りにくくなってきた、探って、探ってのアタリ取り、
  その内ますます濁りが強くなり まったくアタリが出なくなった、源頭魚
  止めの滝迄3分の一も遡行しないうちに諦めて撤退。今日が2度目
  の攻略遡行。

  

    前日に雨が降ったのだが流れは渇水状態、今年の猛暑、酷暑の
  天候によって沢、渓も水不足。遡行は楽だが岩魚達の居付く場所が
  限られてしまいそう。釣り人にはポイントの選択に困らないので好い
  のだが。

 

  渓の上流を眺めても流れが目に入らないよ、それだけ渇水状態。

 

  最初のポイント、カリカリと極小岩魚君、1年魚、この小さいのが
  来ると言うことは、確実にここの渓は再生しているよ。
  大きくなれよと緩い流れに戻す。

 

 

  ちょっと大きな淵からは確実にデカが棲み付いて居るよ。
  綺麗な斑紋だ。

 

 

   あらら、又、ちびちゃんだ、チビでも自己主張は充分に、
   自分の棲家は此処だと言わんばかりに喰い付いて来る、
   喰い付いて来たポイントに どうぞ と放す。ちびちゃんが
   来ることは、来シーズンも竿出しOKと言うことだな。

 

    5月、6月の大雨豪雨で壁面の土、石が洗い落とされて木々の
  根っこが裸にされたまま、土を被るまで暫くかかりそう。

 

 

   チビチャンとデカ、中間のサイオズが来ない、竿を絞ってくれるか
   パシャパシャちょん と上ってくるのと、岩上に引き上げと両極端の渓。

 

   ブナと広葉樹との混成林、未だ明るい樹幹、これから
  枝葉が伸びて陽の光を遮り、薄暗くなるのだな。そうなると
  熊さんも見えにくくなるな、見える前に遠ざかってくれればいいのだ。

 

 

   そーーと 近づいて流れにユラユラしている鼻先に
   餌を ポーン と入れると即、喰い付いて来た。
   警戒心のまるっきり無い源頭岩魚君。

 

 

   ちょっと深いと30UPの31Cm、流れに乗せて下流に引き
   自分の足元を通過し、竿絞りを楽しむ岩魚バカでした。

 

  

   太い枯れ倒木、枝、葉が出てきたのではなく、まったく
   別の木がこの枯れ木に根を張り成長して葉が開いている、
   面白い2世代の木。

 

   流倒木の下から引き出す、好い隠れ場所なのに
  餌が見えたらしい、2投目に喰い付いたよ。
  体高と同じくらいに大口を開けるんだ、これだからカエルでも
  ネズミでも飲み込んでしまうのだな。

 

 

   デカが連続で喰ってくる、遡行するにしたがってポイントの
  小さいが淵に見えるヶ所が多く、竿出しが忙しくなる

 

   太い枯れ倒木の根っこ、デッカイ穴、上が枯れ木、枯れ枝で
  ふさがっている、冬には確実に熊穴となり、ここで越冬し、
  小熊が越冬中に生まれる。今の時期にはここに入り込んだ様子
  はないようだ。

 

 

   針を飲まれて傷めてしまった、確実にと遅合わせで掛けて
  飲み込まれて喉を傷めてしまった。欲を出す釣りバカです。

 

 

   瀬の流れから引っ掛けたデカ、石の岸で暴れまくって 0.6の
   針糸を切られてしまった、石に擦れて切れたのだな。

 

 

   針を飲み込まれて、喉から針と一緒に この セミ が出て来た、
   飲み込んで居たのだ、落下昆虫だもの、でもセミの羽も一緒に
   そのまま飲み込むんだ、羽はどうやって消化するのかな?
   なんでも喰らう岩魚、悪食の岩魚、だから源頭でも成長するのか。

 

 

   次は綺麗な斑紋の岩魚君、悪食感の岩魚君かな

 

   遡行するにしたがって渓が明るくなってくる、渓は細く、
   ちょろちょろの流れだが、両斜面の傾斜が緩く陽が射し込
   めるようになってきたのだ。
   エアーホーンを遡行中はちょっと低く、フーーオンと音も低く
   鳴らしながらの遡行です。

  

 

   今日一番の広い淵らしい淀み、さすが、暴れ岩魚君が
   出てきたよ、そんなにデカでもないのに暴れまくっている。

 

 

   広い淵で竿絞りを楽しむ、、あっちに寄せて、こっちに寄せて、
   岩魚は必至だと思うのだが釣りバカは楽しんでいるよ。

 

   左からちょろちょろと流れ落ちる支流、方向、角度によっては
   絵になる小滝だよ。上には居ないんです。

 

   狭い滝壺からも出てきたよ、細いデカ。

 

 

   わーーお 大変なのが目に入ってしまった、薮の崖を熊が撹分
   けて登った痕だ、薮に足跡は残さないと言われているのに、
   親小熊が何回も上り下りした痕だ、けもの道か、熊道か?
   すぐ下に肉厚草を噛み砕いたような跡もある、広さからやっぱり
   親子熊だ、未だ新しい痕跡だ。エアーホーンの音で此処から避けて
   近くに居るのかな。

 

  喰った痕、遊んだらしい跡、とにかく賑やかに痕跡を残している。
  これは 危ないな、止めよう、引き返そう。
  進む勇気は無くした、撤退する勇気はあるぞ、この渓今シーズン
  2度目の撤退だ、納竿だ。

 

   エアーホーーンを 高音でめいっぱい鳴らす、ホーーオン、
   ホーーオン  鳴らしながら帰りの準備。

 

   遡行の渓は 未だ3分の一程、400m程、残っているのに、
  最後に魚止めの滝が在ってそこに超デカの主を期待して今日の
  遡行先を選んだのだった、、又 途中で撤退か、残念。
  上流を眺めると、もうちょっと登りたいな、そこ あそこの淵。

 


      

      9.00   入渓 山釣りスタート

     11.35   納竿  熊の気配で撤退する

     山釣り時間   2時間35分

     遡行距離    1.23Km  ゆっくり ノンビリの山釣り



  2時間35分で 1.23Kmの距離を下る、エアーホーンを
  鳴らしながら25分で下りきる、ジムニーに到着、距離は
  大した距離じゃないがくたびれたな。




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