8月25日  ほそーーい渓の源頭域釣行

   また行き手を阻まれた、今日も行きたい渓、入りたい渓まで
  行けないよ。重機で一生懸命集材した杉の木を積み上げて
  運材用のトラックが積み込みやすいように積み上げている。
   作業をストップして ここを通してくれとは言えないな、
  別コースの選択だ。

 

    走り込んできた林道を戻り、ほそーーい渓を選択、岩魚が
  いっぱい居て楽しませてくれたらいいのだが。
  ブナの混成林に登山道以上に長い年月に踏み固められた
  りっぱな舞茸道が通っている、これが釣人にも楽をして渓に
  入れる道となっている。

 

   春の芽吹きのブナ林からも熱暑、酷暑、残暑を徐々に遠
  ざけて初秋を感じさせる風が枝葉を揺すっている。

 

  渓に下りるとそこを吹き上げる風はヒンヤリと爽やかさを
 感じさせてくれる。

  

   足元に、キノコ、これは秋だ、もう秋なんだ、こんなに大き
  くなって、何と言うキノコかな、

 

   しばらくは竿も出さないで渇水で流れの無い岸をゆっくり、のんび
  り上る、足元を岩魚が走り出した、すると竿を準備する舘の主人、
  やっぱり釣りに来たのだ。

 

 

   最初の竿絞り、小さいわりには十分に絞ってくれた、
  流れに乗って下って来たのか、それで絞られたか。
  来シーズンにはアベレージサイズかな。

 

 

   やっぱり、小さいな、前に釣行した人のリリース岩魚君、
  来シーズンに楽しめる渓だな、次に入渓した人も持ち帰ら
  ないでください。

 

 

   この細く枯れかかっている渓の細い流れに小さい岩魚君が
  大勢いるよ、中硬調の竿なのでこのサイズでも釣りを楽しむこと
  が出来るんです。持ち帰りは画像のみ、写角によってはデカに
  撮れるよ。

 

 

  この画像なんかは 尻尾からドアップで撮るとこんな長身で、
  30UPみたいな画像となる、実際は20Cm位のサイズ。

 

 

    途中画像無でリリースを繰り返しながらゆっくりと遡行する。
   広い淵で、いかにもデカの棲家に見える、今日の1番が来る
   かな、と言ってもちょっと足りないな。この細い渓でも産卵でき
   るちょっと広い瀬が在るからこの渓で生まれてここで成長する
   のだな、だからなお大事にしなければ、持ち帰ってしまったら細
   く短い棲息区間の渓ではすぐに枯渇してしまう。

 

 

   舘の主人が遊んでいる山渓は秋田市周辺で、太平山系、
  白子森系、大して広くはない。そこでの本流から支流、支流から
  支流の40支流程が遊びの渓です。デカは何本かは頂いて帰ります
  がほとんとの渓では持ち帰ると来シーズンは楽しめなくなる渓だけです。
  堰堤と堰堤の間、堰堤と滝の間、滝と滝の間、最後の滝の上、
  それはまさに源頭、それぞれの間隔、距離は短く狭いためそこで
  繁殖生育する数はそんなに多くはないはず、たちまち枯渇してしまう。
  渓は大事にしたい。

 
 

 

   中流域から竿出ししてだいぶ登って来たな、アタリが獲りに
  くくなったぞ、そろそろ生息域の上限が近づいたかな、
  ちょっとデカが今日の竿納めの岩魚君、来シーズンは確実に
  デカサイズだな。

 

    空が一日中 パーーットしない曇ったまま、樹幹はもう秋だ、
   暑さ、熱さは感じられない、気持ちの好いブナ林の風。

 

  下りは舞茸道を歩いたり、渓に下りたりしながらのんびり下る。

  

 

  今日は熊の気配がまるっきり無、食み痕も糞も無かった
  それでも エアーホーンは鳴らしての渓歩き、舞茸道歩き。
  ジムニーに戻って、2.53Km、2時間30分の遡行山釣りでした。

 



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