5月12日  薮沢を掻き分け階段遡行

    入渓する前の崩落廃林道を左右に跨ぎながらしばらく登る、
   林道入り口に砕石を積み上げていたから補修するのだろう、
   と言うことは、ここの奥で伐採が始まると言うことか、そうすると
   相当奥までジムニーで入り込めるようになるな。

 

 

    芽吹きの風景、気持ちの良くなる芽吹き、新緑の彩色色合い。

 

 

    入渓地、程よい流だ、楽しめそう、でも足跡が在るよ、
    それでも まあー 探ってみるか。

 

 

    1投目、居るよ、来るよ、即、喰ってきた、レギュラーサイズの
    リリースサイズ、前に入渓した人もリリースして行ったんだ

 

 

     次のはちょっと泣きデカサイズ、これは竿抜けかな?
     狭い流、狭い淵から枝、葉に絡まないように引き抜き。

 

 

    渕ごとに出て来るよ、足跡は山菜採りの足跡だったのかな
    堰堤と滝を巻いてからの入渓だから竿を持っての沢登りだと
    ちょっとは探りながらの遡行かなと思っていたがいっぱい居るよ。
    リリースを繰り返しながらの遡行です、そうしないとこの渓は
    まるっきり居なくなってしまうよ。

 

 

    遊びにはもってこいの渓、でも階段渓がちょっとキツイ。
    両斜面も今のところ比較的見透視が効くので熊注意も
    ままーだな、エアーホーーンをちょっと低めに鳴らす。

 

 

 

     泣きサイズが来たよ、ピンポイントで餌を入れるので錘を
     ワンサイズ重くして探りを入れる。

 

  

     リリースを繰り返しながら階段を上る、このまま枝葉が伸びて
     7月頃の渓歩きだと薄暗くなって遠くが見えないくらい。
     以前には斜面の左上から熊にうううーーうう と威嚇されたこと
     が在った、その時は右斜面を登り切った。

 

 

    ちょっと広い淵からちょっとデカサイズが出て来た、泣きサイズ。

 

 

    流に餌を流すと2年魚、3年魚が掛かってくる、元の流れに戻す。

 

    今は渓の底まで陽が射し込んで山野草達が先を競って
    咲き始める。斜面に シラネアオイが見えてきた、
    真白のシラネアオイを撮りたいのだか今日は見えなかった。

 

 

    だんだんデカが出て来るよ、30UPは未だ出ないよ、竿をタタミ
    足元に引き寄せる,、木の枝や蔓で竿を立てることが出来ない
    ほど狭い沢なんです。

 

 

 

    先の見えない斜面もある、蚊取り線香も燻すか、用心するに
    これで充分は無いよ、とくに熊とは鉢合わせしたくないから。

 

 

    デカ泣きサイズ、斑紋も綺麗な姿の岩魚君だ、ここの渓では
    乱れ斑紋がないよ、ただちょっと気がかりなのが 尾 が小さい、
    体長の割にはもっと大きな尾がふつう見る岩魚なのだが?

 

 

    今日の渓にはシラネアオイが目立つよ、あと1週間から10日
    程で斜面全体に咲き、シラネアオイの渓になりそう。

 

 

   この落ち込みは、流れが緩く広かったので下にユラユラ
   しているのが見えていたよ、餌を入れると即喰い付いて来た。
   ちょっと小さいな、流れに戻す。

 

 

     メタボの岩魚君、上に枝葉が無く、中硬調を十二分に
     絞ってもらった。

 

     渓沿いにはシラネアオイと一緒に咲いているのが 山わさび 
     ワサビ畑、お盆過頃には根が7〜8Cm位になって 蕎麦食に
      すって ちょうど美味しく頂ける。

 

 

    又、泣きサイズ まだまだ来そう、ここは魚止めの滝も無いので
    もう暫くは遡上して居そう。

 

    エンレイソウもそこら辺一帯に咲いている。

 

 

     好い淵だな、左右の淀みに居そう、左から探る、餌を入れたら
     即、喰らい付いて来た、淵の下にポンとリリースして、今度は
     右の淀みに餌を入れた、来ないよ、居そうに見えたのは 
     岩魚バカの欲の目だったか。

 

 

    リンドに登るポイントが近くなったので そろそろ竿をタタムかと
    思っても 先を見るとまだ居そうに見えて 餌を放り込んでしまう
    のだ。

 

 

   ここには絶対に居るよと 餌を入れる、出て来た デカ 
   このサイズを3尾だけ山の神から頂いて来た、

 

 

    ここで最後にします、メタボ、今の時期にメタボとは相当餌が
    豊富なのだな、川虫がいっぱい居るんだな、落下昆虫は未だ
    出ないから。

 

    納竿です、リリースしながらでも 沢荒らししているみたいだな、
    充分楽しんだ、山野草にもいっぱい逢ったし。

 

   薮漕ぎして廃林道によじ登る。廃林道の跡も無い まるっきり先が
   見えない、注意しよう

 

    注意しようと思っていたら、即、熊の糞、フン、やっぱり
    セフテーハンドエアーホーン を高らかに激音で鳴らす
    繰り返し繰り返し 鳴らしながら廃林道を下る

  

     今日の遡行図です
 
                                   
  ジムニーから入渓地まで 1.5Km  往復 3.00Km
  薮釣り遡行                    0.80Km
  廃林道下り                    3.84Km
  歩き 計                       7.64Km

  階段薮釣り遡行高低差 290mから470m  180m

              



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