4月 5日  まだまだ遠い岩魚の渓

   晴れた、天気予報だとこの後また4〜5日ほど悪天候だと言う。
   山に向かう、渓に向かう。
   林道に入って圧雪を踏み越えてきたが崩落ストップ、ここから歩きだな、
  入渓したい所までは未だ暫くある、でも歩くか、今朝は冷えている、山では
  霜が下りている、それに雪面が固く足跡が付かない程度だ、こうなると
  流れの水温が気になってくるよ。

 

   下を覗くと雪代は渡渉出来ないほどでもなさそう。

 

   さっきの崩落が無ければジムニーがもうちょっと入れたのに。

 

   岩魚遊びをしている山渓の太平山(1171m)急激な気温上昇で霞んで
  見える、遠くに見える頂上に今シーズンも安全釣行が出来る様に合掌す。
  岩魚には逢いたいが、熊には逢いたくない。

 

   雪の残る登山道をゆっくり のんびりと歩く、何か所もある崩落していた橋が
  木製から鉄製に改修されていた、さすが登山道整備、林道だけだとこんなこ
  とは無いよな。

 

   急斜面に取り付いたような細い登山道、そこに張り付いた残雪
   おそるおそるそーーと渡り歩く、

 

   やっと渓の分岐点、本流、支流は区別つかないような同じような流れ
  右は連続滝なので左の流れに向かう。

 

   竿を支度する前に水温を測ってみた、ありゃりゃ? 5℃までとどいて
  いないよ、こりゃまずいな、最低でも5℃以上はほしいよ、これでは岩魚
  も動かないかも。

 

   やっぱりアタリが無い、それとも岩魚の居る所に餌を振り込んでい
  ないのかな、まったくアタリのないまま遡行する。
  低く登れそうなスノーブリッジが見えてきた。

 

  スノーブリッジに登り上流を見ると、こりゃー駄目だ、上流が融雪雪崩で
  埋まっている、流れが全く見えないよ。山の春は遠いな。
  竿をタタミ、さっきの二又別れまで戻る。

 

   右の連続滝コースに向かう。最初の小滝壺でしばらく探るが
  アタリ感触全く無し。左から巻いて滝上に登る

 

 

   1投目、即、喰らいついたが合わせが早かったか外れてしまった、でも
  同じ淵にもう一度入れたら又即、喰い付いて来た、小さいがゆっくり
  引き上げる。今日の1本目、1時間30分も歩いて来たわりには小さいな、
  シャターを切った後にチャポンリリース。

 

   こっちにはスノーブリッジが見えない、その分 水温が高いのか 
  5℃を越えてるので岩魚も動き出したか。

 

   次の滝までの間で楽しみますかな、チビチャンでも流れに出すと
  中硬調竿は充分に絞られるよ

 

   連続落ち込みだからちょっとはデカサイズが来てもいいのに、
   チャポンリリースの繰り返し。

 

 

   ここで ちょっとデカサイズを期待したのだが標準サイズが2本、
  この流れのサイズはこの程度だな、ワンシ−ズン空けたらサイズUP
  が図れるかな。

 

 

   納竿し流れの合流点まで下がり一休み。

 

   登山道を下っている途中に竿を出している釣り人、どうですかと声を
  かけると こっちには気が付かなかったようで ビックリしたー と竿を
  上げた、だめだめまるっきり居ないよ と言う、それでも釣り上ららしい。
  登山道を上ってきた時間が早かったので雪が固く足跡が付かなかったから
  まさか、自分より上に釣人が居るとは思わなかったかも。

 

   雪道の林道、登山道、渓歩き、9Km ちょっとクタビレタ。

 




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