5月22日 難儀する渓で30UPに逢う
今日は、朝から雲一つない真っ青な晴天。こうなるとやっぱり山に向かってしまう岩魚バカ。
遠くの山並みは急激な気温上昇でドンヨリとしている、その奥深くに今日の入る渓が流れている。
廃林道をゆっくり、のんびり、それでいて熊に要注意、熊鈴をジャラン ジャランと鳴らし、ホイッスル
を吹き鳴らし、賑やかに林道かっ歩。
40分も歩くと入渓地到着、そこから渓まで下がること10分、やっと今日の遊びの渓到着
渓に下り立ったら、ありゃりゃ足跡がある、雪が消えてから暫くたつから一番入渓とは思わ
なかったが、これは2,3日前の痕跡、岩魚君達居るかな、もしかしてカラッポ?
しばらく、アタリ無、やっぱし、居ない、居ないって、ここまで来て別の渓に移動はちょっと
無理だよ、ようーし、じゃ竿抜け探しだ。
あれーー、淵に居るじゃないか、足跡の釣り人はリリース派かな。よーーし楽しめそう。
でも途中の淵は空っぽの淵が多いな、それでも退屈しない程度に竿を絞ってくれるようだ。
ゴルュジュ帯までは程遠い大岩の連続する落込みの渓、舘のテリトリーの中では一番の渓、
難易度レベル1の渓、今回は水量も少なく、流れも穏やかなのでほとんとの淵が直登で遡行できる。
次の岩魚君は3年魚の小かな、流れの中で撮影後そのまま針外ししその流れに戻す。
ちょっと大きくなってきたかな、奥の深い淵から足元に引き寄せる。
此処の淵が一番登りにくい壁、足の掛けるヶ所が無いのだ、上の枝に飛びついて四つん這いで
よじ登る、よいっしょと。
からっぽの淵4ケ所ばかりを探りながらのんびり遡行、この辺の林は未だ雑木、斜面に
鮮やかに咲いている つつじの花 が多く目につく。
流倒木を乗っかって越えようとするとグサグサと崩れるので出来るだけ避けて岸よりをよいっしょ
と跨ぎ登る。
でたーーあ 広い淵だったから もしかして居るかもと 一番上から流す、目印が止まった、
来た来た、ぐうーー と 静かに上流に引いていく、これはデカいぞ と直感、
竿を絞られながら ゆっくり引き寄せようとするが寄ってこない、倒木の下だけは避けようと左に
引き寄せる、おおーー寄ってきた、そのまま足元に引き寄せ、はいご苦労様。
メジャーを当てると 32cm ほうーう 今シーズン最初の30UPだ。
32cmの好い面だよ、ちょっと精悍さが不足、♀岩魚だな。
次もデカを期待したのだが小っちゃいのも居なかった
陽の射し込まない淵をF3.5 シャター8/1 NDフィルターで撮る、
此処は居るだろうと慎重に餌を振り込む、来た来た、ちょっとデカ、さっきの30UPの感触
が未だ手元に残ってるのでやっぱり軽かった。
この岩魚君が今日の最後の姿、遊ばしてもらいましたと流れに戻す。
ここで納竿、アタリは少なかったがゆっくり遊びました。30UPだけ頂いてきました、ありがとう。
廃林道に登る斜面で逢った、遅咲きのシラネアオイが満開でした。
エンレイソウ はこれから咲きはじめ
標高も高くなり混成林からブナだけの森に様変わり、ここももうすぐ陽が射し込めなくなる。
廃林道を下がる途中には山ウドがいっぱい出ている、でも時期が遅くほとんどは伸びきって
ながーーく なっている、出たばっかりの短いのを採ってきた。
今日歩いた距離が 8.05km 10,739歩 スマホの歩数計です
入渓するまでの林道距離、釣り上り渓谷遡行距離、廃林道下り距離 の合計です。
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