7月 6日 雨の岩魚遊び

 

  天気予報は 前日の大雨注意報、雷注意報から、今日は 日中は曇り空で夜半に雨が来る 
 とのことで 朝早く山に向かう、
  林道から見る山はガスッテ よく見えない、下の渓はまるっきり見えない。
  このまま進んで渓に入れるのかな。
  車止めに到着して ビックリ、対岸に木出し林道造成中だ、ここは林鉄跡が残って居た場所なのに、
  その林鉄跡、枕木や斜面から流れてくる小渓を渡るのに小さい橋に枕木と鉄路が残ってたのに、
  全て埋め尽くして跡形も見えない、斜面を崩し林鉄を下に敷きこんでしまったようだ。林鉄跡の在る
  風景 絵になる風景だったのに残念。

 

  相当の重機を注ぎこんだようだ、斜面は岩盤、これを削り込んで、割り込んでの造成、
  この砕いたり、削った岩盤が下の渓まで崩れ転がり落ちて渓を埋め込んでいる、これでは岩魚
  も大変だ、棲家を壊されてしまう、今まで在った落ち込みや小滝迄埋め込まれている。
  でも今建築材の需要が高まっているのだろう、震災需要かも知れない。岩魚の棲む森にも
  杉植林地が多くある、ほとんとが植林されただけの管理放棄植林地だ、間伐もされてないので
  杉林全体が薄暗い、でも伐採、間伐でも木出しするにもこのような木出し林道を整備しないと
  出せない。
  このコスト、削った岩盤道路を見ると杉販売代金で賄えるのかなと、国有林か、補助金か?
  

 

  岩盤、砕石林道からなんとか下降地点を見つけて下りることができた。

 

  前日の大雨注意報の雨で増水し、笹濁りの渓で好い思いをしたいと竿出し開始
  雲行きは怪しくなってきた、竿を出したばっかりなのに。

 

 1投めの アタリは大きくグイグイと竿を絞ったが上がってきたのは20cmくらいのチビだ、うす暗い
 渓でのシャターはフラッシュ撮影です。

 

  急に降り出した、ドシャブリ状態、カッパを頭からかぶり 一旦林道に上がり雨宿り、5分間程で
  止んでくれた、通り雨のようだった。
  砕石林道をさらに上り入渓。

 

  デカサイズが4本、30mくらいの遡行竿出しで、瀬から、小さい落込み、小さい淵から 出てきた。
  1本目を生簀をに入れ、そこにしゃがんだまま上の瀬に餌を放り込むグリグリときた、そのまま
  作ったばかりの生簀に引きずり込む。
  4本目を入れるころから又降り出した、ゆっくり写真を撮ろうと作った生簀なのに、本降りだ、
  写真を撮っていられない、バッシャバッシャ降り出した。退散だ

 

  アップで撮ってみたがブレています。

       

  この渓に未練がましく退散、デッカイのが居るのに。カッパをかぶってもビショ濡れ状態。

 

  天気予報も外れたようだが、
  この空模様に山遊びをするとは、やっぱり 釣りバカ 岩魚バカだな
  帰りに、協和温泉で 冷えた体を温めながら着替えをする、きもちよかった。
  午前中早かったので 朝湯、誰も居ない 独り占めでゆっくり、贅沢、贅沢。

     

                    2012釣行記もくじ にもどる