5月18日 新緑と雪代激流をよじ登る

  

 ブナも芽吹きからひとっ飛びに新緑、豪雪から晩い春の今年の山渓、季節が追いつくのは早いものだ。
 本流は未だ物凄い雪代濁流、深く狭い渓谷は瀬音なんて言えるものではない、ウオオーン ゴーーウウンと唸りに似た激流濁音だ。
 今どきの遡行は 支流の支流を選択する、そうすると日帰り釣行では入渓できる沢が限られてくる、その渓を誰もが入渓1番を狙いたがるのだ、そう思っているのは舘の主人だけかな。

 

  本流渡河、平瀬で大岩を伝い渡れる場所を探す、雪代が治まれば何所でも渡れるのに。

 

  

 

  沢、支流に入ると雪渓のお出迎え、釣り糸、餌を下ろすポイントがなかなか定まらない。それでも少ないポイントにデカ錘で餌を下ろす。居着くポイントが無いことから1個所から2本上がることもある。

 


 

  落ち込みの連続、今日の遡行コースは全区間こんな調子、遡行よりよじ登り釣りだ。岩魚達もこの沢の源頭まで上って来てこの流れの中から元気に飛び出してくる、それがあるから釣り人もよじ登る。

  

  流れの中から餌に喰らいついた小さい22cm、顔も未だ幼魚顔、はやく大きくなれよ

 
 

  ちょっと大きくなって 24cm まだまだたりない。この沢のアベレージサイズ

 
 

  これくらいになると手応えがある、どこで取り込むか一瞬の判断、流れを横切ることは無理、自分が
横切ることも危ないな、針糸0.6号、取り替えたばかりなので切れることはない、よいっしょ と引き抜く。
顔も良い面をしているよ,でも残念泣き29cm
 
 

  



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