7月23日 梅雨のなかやすみにブナの森へ

久しぶりに晴れた、晴れたと言っても曇り空に時々青空が覗く程度。
釣りバカは空を仰ぎながら溜め息、雨が落ちてこないなら山へいこうと
いそいそと準備をはじめる。
10時スタートです。
途中の道路気温表示板はもう28℃を指している、こうゆう時はやっぱり
山へ行こう。
林道は緑のトンネルだ、車のエアコンは要らない、窓全開でヒンヤリと
した風を車内に取込んでドンドン登る。
稜線に沿った林道が2km程下った所から仙道に、踏み跡だけの道も
生い茂る草木で見失いがち、春は山菜道、秋は舞茸道、雪の残る早春
にはマタギの一団と遭遇するときもあるブナ原生林を横切るコースを40分
ほど上り入渓地に到着します。



ブナの世代交代です、ここだけがポッカリと明るく陽が射し込んで次世代のブナが
倒木の根近くに既に2m程に成長し、葉をいっぱい広げメイッパイ背伸びしている
ように見えるのは不思議な光景でした。



渓に降り立つと、未だ もや状態です、ひんやり とした渓に上から生温かい風が
吹き込んでの もや だ。もう11時を過ぎているのに朝もやのようだ。



岩魚の潜む落ち込み、でもこの時期の岩魚は瀬尻の明るい場所でユラユラと
のんびりしている。



たらふく餌を捕食しまんまるい岩魚、もう卵も持っているかもしれない、顔つきから
メスだな。産めよ増やせよとそーと放してやる。





この沢の岩魚は全てまるまるの肥満岩魚、餌が豊富なんだな。

竿を絞り込み狭い瀬で右、左と走りしぶとかった。
ちょっと合わせが遅かったため針を飲み込まれビクに入れられた岩魚。

魚止めの滝が無いから最後のちょろちょろ状態まで岩魚が上って来ている、
それに、ここまでは誰も入ってこないようだ、熊の踏み跡も多いから1人では
とても無理だ、踏み跡があるとホイッスル吹き鳴らしながら遡行します。
獣の匂いのする滝



サワアジサイ


ブナ林床で名前のわからない山野草、白い小さい花(1cmくらい)




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