9月17日 4ヶ月ぶりの山行きがシーズン最終釣行

    山に向かえないで4ヶ月、釣行記も休みました。天気も悪かった、
  大雨が続いたり、強風だったり、足腰のちょっと不具合だったり、
  身辺で諸事情が重なり、忙しく過ごしていました、それでも空を眺め、
  好天で、行けそうだと構えても、向かえなかったり、 あれよ、あれよ、
  と4ヶ月経過したよ、もうすぐ山釣り禁漁だよ。
    今日がシーズン最終釣行だ。

  

    初秋、山は秋の日射し、里は今日も30℃を超えるというのに
  ジムニーの窓を開けて秋の山の風を全身に浴びる、気持ち好い。
    ゆっくり、のんびり奥山を目指す。
  途中に伐採で林道の両脇に、伐採された杉材が延々と積み重ね
  られている、凄い伐採斜面、その面積、今まで見たことが無いくらい
  の伐採斜面。運材トラックと用心しながらの交差。
    伐採現場を通りすぎて、やっとのんびりと走れたよ。
  運材トラックが見えなくなって、自然の森を走っているんだと実感する。

  

    予定の場所にジムニーを駐車して、釣行装備を身に
  付ける、暫くセットしていなかったので、迷いながら身に付ける。
  溪歩きの足装備、釣り装備と昼飯は釣りベストに、熊対策は腰装備、
  等々。
    斜面に入ると舞茸道が、完全に踏み固められて居るよ、
  今の時期、ちょっと早いかもしれないが、舞茸採りが始まったから、
  大勢のキノコ採りが入っているんだな。
  そこを入溪地点目指して、しばらく歩く、紅葉はまだ早いけれど、山の
  風は秋の風、気持ちが好いよ。

  

    流れが見えてきた、細溪だが本流への流れ込みで、
  けっこう、岩魚の遡上が多いんだよ。
    歩きには、斜面が急なんで、ちょっと難儀するよ、
  階段遡行の溪です。

  

    入溪には、丁度好い時間、9時だ、お日様が溪の流れまで
  射し込んできた。朝まずめ、夕まずめ、は朝早く、又、夕方は、熊の
  食事時でウロウロする時間帯なんだよ、それを避けて竿出しをします、
  本当は朝、夕は岩魚釣りには一番の釣り時刻なんだが、 安全な
  山遊びをしています。

  

    丁度好い流れのようだ、連続落ち込みの細溪、まるっきりの
  階段だよ。落ち込みから、白泡の流れで、瀬音は賑やかだよ、
  その賑やかさからこっちの藪をかき分けて遡行音は流れの中の
  岩魚さんには聞えていないだろう。
  白泡の落込み、そこからのちょっと広い淵、そこが狙いの
  ポイント。

  

    白泡の切れたところに見えるよ岩魚さんの影が見える、
  流れが浅いので見えるのだ、身を低くして、ソーート餌を振りこむ。

  

   暫くぶりの、岩魚の魚信、アタリ、これを感じたくて山に来るんだ、
   岩魚さんに逢いに来るんだよ。
    狭い淵でのアタリ。引き込みは一人前だったが ちょっと小さかった。
   小さく可愛い岩魚さん、そーーと流れに戻す。

  

    階段の落込みの淵は1尾が餌を待ち受けるには丁度好い
   広さかな。

  

    ぶどう虫の付いた針を そーーと淵に入れると、即、食らい
  付いてくるんだよ
    引き上げて、針外して、岩の上に置くと、早く流れに戻してよと
  大きく目を開いて呼びかけているよ。ハイハイ 直ぐ戻すよ。

  

  

    落込みからの淵、流れが左右2本になり、それぞれ狭くなった、
  その、左からのアタリ、ガツガツと軽く引き込むだけで引っ張り込む
  スペースも無い淵での掛かり、ゆっくりと引き上げる。
  この細い溪でもそれぞれの体色、本流と、行ったり、来たりの
  棲息なので、それぞれの体色斑紋なのかもしれない。

  

  

    渦巻く淵からのアタリ、結構ハズミのある グリグリと引き回す
  アタリだったので、デカかなと慎重に引き込んだが、たいしたこと
  も無かった、釣り上がった流れに戻ってもらった。

  

  

    広い淵から、ちょっと体長の有る岩魚君、本当はデカを期待
  してたのに、目が釣り人と会話をして居る感じ、この溪は自然繁殖
  の仲間達ばかりだよ、だからリリースしてよ。と言っているみたい。

  

   瀬、淵毎に岩魚君達を引き寄せる、そんなに忙しいリズム
  で釣り遡行しているのもそんなに例がないよ。
  ここいら辺で溪の風に浸り一休みしよう。

  

    白泡の切れたところで、糸がぐーんと張った、渙発を入れずに
  中硬調の竿を立てる、弓なりにシナル、この感触、これが山釣り
  の醍醐味だよ。上がってきたのは大してデカサイズでもなかったが
  淵が広かったから引き回されるのを楽しんだよ

  

    岩魚君に気配を察知されないように、流れから離れるようにして
  草藪を音をたてないように静かに後方を巻いて大きく迂回し、竿出
  し位置を決める。

  

    落込みの白泡に餌を入れる、暫く音沙汰無しで淵を流れる、
  淵を離れそうになって、やっと スーート引き込んで行った。
  ゆっくり引き寄せて、淵の隅の水の中で針外し、そのまま淵に
  帰ってもらった。

  

    段差がちょっと広く緩やかな流れになってきたぞ、
  この程度だと、歩きやすいんだが。

  

    浅い流れからも、どんどん出てくるよ、
  針に掛かってから、一段上の淵に飛び上がったよ、段差が無しと
  いっても針を付けたまま、上段に上がることはめったに無いことだよ
    元気な岩魚君。

  

    広く、ユックリできそう。流倒木に腰掛け、流れを眺めながら
  一休み。
    初秋の日射しに緑色の岩苔の河原がひらけ、ブナに縁どられた
  快適な自然の渓相を楽しむ。

  

  

    一休みしてから、座ったままで上から下の淵に 
  ポン と餌入れ、岩魚君は流れの上流に向かって、餌の流れて
  来るのを待ち構えているから、まるっきり口元に餌を振り込ま
  れたみたい、即、暴れ岩魚君が来たよ、
    それほど大きくないから引き抜きで、手元に捕る。

  

   岩苔の溪、 ゆっくり、のんびり、と階段遡行、落ち込み、淵毎に、
  岩魚君が出てくるよ、十分に遊ばしてもらっています。

  

    ちょっと広い淵、岩下の隠れ場所もありそう。
    デカを期待してしまうよ、でも、上がって来、岩魚君は
   ちょっと小さかったよ、、淵にリリースです。
   体色が今日一番の茶色ぽい岩魚君です、茶褐色の砂利、小石の
   川床を染めている溪では、岩魚も茶色がかった保護色をしている
   事が多いよ。

  

    だいぶ登ってきたな、流れが緩くなってきて淵がちょっと
   広くなってきた。

  

    流れの淵に、ちょっと大きい影が見えるぞ、
  一発勝負だな、餌をポンと入れた、即、飛びついて喰いついた。
  足元に引き寄せる、レギュラーサイズだな。

  

  

    体色が緑色の草藪が映り込んだような緑色ぽい岩魚君
  流れにヤブの色が移っている、その色を映し仕込んで、護身用
  保護色体色としたのかな?釣りバカには通用しないようだな。

  

  

   浅い淵、流れなんだが、底石も確認できない淵だ、
  出て来るかな、
  出たよ、グリグリ、ガリガリと強いアタリ、完全に食らい付い
  て居るようだ、中硬調竿を目一杯絞り込まれた、今日一番の
  引き込み、絞り込みだ。ゆっくりと足元に引き寄せた。
  飲み込みすぎて針外しで傷をつけてしまった。

  

   流れが、ちょっと細くなったかな、細溪がますます細くなってくる、
   でも、岩魚さん達は、まだまだ上の方に棲息して居るようだな。

  

    狭く細い淵から来たよ、2年くらいの幼魚の淵かなと
  餌を入れたら、3年魚かな、レギュラーサイズだよ。
    釣れた淵の上のちょっと広い淵にリリース、ちょっとの間
  そこに、居着くかな、広いところで、一杯餌を食べて、大きく
  なってよ、そして来シーズンにもう一度来てくれないかな。

  

    自然の森、溪を岩魚君達と会話を交わしながら、
  のんびりと遊ぶんだな。

  

    初秋の日射し、樹木に遮られても、流れに射し込むと、夏の名残で
  強さがあり、きらめいている。
    そこの落ち込みの上の狭い淵から、ちょっとお腹の膨らんだ、多分
  雌岩魚さん、産卵準備の卵が一杯になっているかも、頑張って産卵して、
  と静かに流れに戻す。

  

    勢いの有る流れの好い落ち込み、淵もちょっと広いので
  、想いどうりのサイズが出てきそう。

  

    あらーー、そうでもなかったようだ、レギュラ-^サイズ、
  想いと、実際に釣り上がってくる岩魚君達は、大抵は違いが
  有るんです、釣りバカ はデカサイズに想いを走らせるので、
  なかなか、想いどうりにはいかないんですよ。

  

  

    中硬調竿絞り込んできた、凄い感触、瀬、淵が広く
  引っ張り回すには十分の淵、落込みの壺に持ち込まれた、
  ゆっくりと引き出し、中硬調が弓状に絞り込まれたまま、
  下の足元に引き寄せる。
    お腹が パンパン の岩魚さん、産卵準備中、もうすぐ
  産卵だよ、無理して触ると卵が出てきそう、ソーート淵に戻す
  一杯増やしてよ、来シーズンが楽しみだな。
  本当は、産卵期に岩魚を釣ることは自然に反している事だけれど、
  後、3日の9月20日迄で21日から禁漁だよ、ごめんね岩魚さん

  

    好い淵だな、ちょっと深さもあって、広い瀬、大きな岩も有って
  隠れ場所もある。釣りバカにも、狙いの淵なんだな。

  

    枯れ枝が右の淵を塞いで居る、ちょっと邪魔だけれど
  まあ好いか。
  ツンツン とちょっと軽いアタリ、手のひらからちょっと出るくらいの
  小さな岩魚君、淵の右岸の岩に乗っけてのシャッター、
  来シーズン迄には大きくなっててくれよと頼みジャポン と広い
  淵に戻す。

  

    だいぶ登ってきたぞ、そろそろ終わりにしようか。
   渓谷が浅くなり、お日様も射し込んでくるようになったし。

  

    あらーー 好い淵があるよ、広くてr、流れのある淵だ。
    納竿前にもう一度狙ってみるか。

  

    やっぱし、ちょっとデカのアタリ、中硬調が絞り込まれたよ、
  流れに沿って下り始めた、絞り込まれた竿を構え直して、
  下りを止めた、 足元に引き寄せた、大したサイズでもないな、
  太って居るので重かったようだ、これも雌岩魚さんだな。
  産卵してくれとリリースです。
    今の時期は卵を抱いた岩魚さんが多いんです、これから
  産卵シーズンなんだから。

  

    まだ まだ 上流に遡上して居る、落差の大きい落込み、
  小滝が無いので、どんどん遡上出来るようだ、本流にも行ったり、
  帰ったり。岩魚は生息域をそんなに移動しない魚族なんだけれど。
 、大雨で増水したりした後に入溪すると、まるっきり棲息して居ない
  ときもある。

  

    納竿です、ゆっくり のんびと 遊ばしてもらいました、
  画像を記録して無い岩魚さん達、小さな、1年魚、2年魚
  を流れから上げないで針外しリリースを繰り返しているよ。
  自然の 森の枝葉を伸ばした樹木、歩く足元を選択する
  小石、砂利、岩、、山遊び、沢遊び、自然界での遊び、
  岩魚達と会話をして、草、木々とも会話し、射し込むお日様
  によって流れの様が変わる源流の流れ。
  入溪する日によって変化のある森と自然、そこで遊んでいるよ。

  


  山釣りの竿納めを迎えるにふさわしい一日だった



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