4月 5日。 シーズン初釣行、 岩魚に逢えたよ。


    大雪、豪雪からの春、桜の開花が話題になる頃なのに山はまだまだ
  冬の様相です。遠くの山並みは太平山とその峰嶺。
    この山並みを源として流れ下る渓流はまだまだしばらくは雪代濁流
  が続きそう。これが自然界のほんの一部なんだな、そこで遊ぼうとし
  ているよ。

  

     ほーー、 除雪しているよ。除雪機で本格的に、これなら行けそう、
   入れそう、喜んで今日は遊べそうだ。
   どんどんジムニーを走らせる。

  

      ありゃ、 除雪がされてない、ここでストップか。 
    工事関係者がいた、この先で法面崩落していて、その工事の
   準備という、それで除雪は、もうちょっと先で終わりだそうだ、残念。
   まだまだ入れそうもないな。

  

     水も濁りがなく、そんなに雪代濁流でもなさそう。

  

      また、あっちの沢、こっちの渓と、入れそうな入り口を
   探し回る、 でも、ないんです、入れそうなところが、林道の入り口に
   集落の除雪の雪を山と積み上げて暫くは入れそうもない箇所も
   何カ所かあるよ。
      そんな、こんなで、今日はまるっきり里の細渓だよ、ここは
   雪もなく流れも緩やかな流れになっている。

  

    山釣り、渓流釣りを始めた頃にはこのような里の沢での
   山女魚釣りからのスタートだったから、ここの流れも懐かしいよ。
   流れに入らないで、ポイントに竿出しができるんだよ、それ位の細渓。

  

    底は小石の沢で、岸は岩ではなく木の根っこやら、草の根で
  固まっているのだ。小魚類の隠れ場所にはいいかな。
    所々にこのような岩壁の縁もあって、流れをノンビリ見ながらの
  竿出しです。

  

     雪が未だ有るよ、それにタイヤ痕も有る、軽で入ったかな。
   1日か2日の解禁に一番乗りした釣り人か好い思いをしただろう。

  

      いい眺めです、遠くの山並みにも雪が見えなく、芽吹きは
    これからの、山の春の風景だな。雲のない晴天の温もりのあり、
    微風を感じながら里の細い谷の縁をのんびりと歩く。

  

      オオーー見えるよ、小さいのが見えるよ、きっと山女魚だな。
   ソーート、 餌のブドウ虫を下ろす。
      ツンツンと軽いアタリ、山女魚の姿を見ながらソーット、
   ゆっくり流れから釣り上げる。

  

      14~5cm程の山女魚さんだ、今シーズン最初の釣り魚。
    ありがとう と言って、ソーート流れに戻す。

  

      枝、蔓を避けながら餌を振り込む、餌を入れるたびに
   小さな山女魚さんから、 コリコリ、クリクリ、と小さなアタリ。

  

      釣りバカは、アタリとアワセの感触を確認しながら、
    昨年の禁漁から、7ヶ月の臼ろいだ、アワセのタイミングを、
    取り戻そうとしているよ。

  

    小さな山女魚ちゃんが餌を入れるたびに喰いついてくるよ、
   岩魚君が出てこないんだよ、岩魚の生息領域はもっと上流だけれど、
   一回くらいそのアタリが有っても良さそうなのに。

  

     条々に流れも、底石の大きさも 里の細い谷から森の渓谷に
   見えてきたぞ。

  

      山女魚もちょっと大きくなったかな。
    10尾ほど掛けたのかな、釣りの感触を楽しむには好いが、
    連続リリースです。

  

  

      ちょっと深い淵、デカが出てくるかなと、慎重に構える、
    でも、 掛かってきたのは、 レギュラーサイズの山女魚さんです。

  

     ヤブ絡み竿出しが出来ないな、
   ちょっと先に、大きな堰堤が見えてきたぞ、ここは本流からの
   遡上止めで、デカが止まっている時があったな、今日も居るかな。

  

     堰堤までは竿だし出来そうもないな、すごいヤブ絡み。

  

     斜面も樹木の斜面ではなく、藪絡みの斜面だ。

  

     堰堤淵えの第一投、あれーー山女魚さんのアタリだ、アワセて
   ゆっくり引き上げる、竿絞りするくらいのサイズだよ、そのまま
   淵に戻す。

  

     淵への2投目、やっとそれらしいアタリ、糸がぐーんと張り、竿先が
  絞り込まれた、間髪を入れずに竿を立てる、目一杯絞り込まれた。
  中硬調竿、この伝わってくる感触、岩魚だ、これが山釣りの醍醐味だ。
    冬季の、黒灰色系斑点が取り切れていないちょっとデカが上がっ
  てきたよ、  今シーズン 第1号岩魚君だ、 この1号岩魚君を釣り
  上げたこの瞬間は、なんとも言えません、竿を通して、この自然と
  岩魚と話しこむのが好きなんだよ、よく来てくれたな、暫くだな、
  1号岩魚君、ありがとう、と流れ、淵に、 戻します。来シーズンには
  30アップでもう一度来てよ。

  

  

     堰堤淵への2投目、岩魚のアタリだよ、 ゴツゴツ グリグリ と、
   ソーートアワセル、引きずり回されるよ、 十分に竿絞りをしてゆっくりと
   引き寄せる、元気だ、暴れまくるよ。やっとメジャーを当てると24cm、
   もっと もっと デカクなってくれ。

  

     淵が広いので、 未だ居そうだ、本流から遡上してきているのだ、、
   蔓の間から餌を入れる。

  

     左右に探るだけの隙間がないよ、真っ直ぐに餌を下ろしただけ。

  

      来たぞ、左右に引き込まれないうちに竿をタタミナガラ
    よいっしょと、引き上げる、ほー明るく茶色っぽい底石に
    併せた体色、がきたよ。
     初釣行でこのサイズが3尾も来てくれるとは、感激、感謝だよ。
    今シーズンも岩魚君達と遊ばしてもらえそうだ。

  

     堰堤淵の斜面に崩落痕、淵がちょっと浅くなったかな。
   淵から登るのに簡単にはいかないな、下ってから巻かなければ
   ならないな。
     今日はここで納竿としようか。
     シーズン初釣行で十分楽しんだし、自然も堪能できた。

  

     山野草、 キクサキイチゲ が渓の淵にいっぱい咲き始めている、
     これから春のいろんな山野草が賑やかに咲いてくるぞ。

  

      晴天の、釣行日和でした。

  


        2022 釣行記もくじ にもどる