9月8日  入渓前に廃林道藪漕ぎで撤退、渓変更

   いよいよ山釣り最終月、あと何回行けるかな、天候次第。
   それにしても今年の夏は暑かった、今も未だ熱い、暑い、もう秋なのだ
   残暑、より熱暑、これが初秋か?と思えるくらいの暑さだ、今日も暑い。
   ジムニーがいつもの車置き場迄入れない。凄い事に成っている、この草、
   廃林道には付き物の2本輪だち、が草でまるっきり見えない、400〜500
   mくらい手前でストップ。しょうがないよ、ここから歩くか。

 

    歩き始めて、更にびっくり、普通の薮漕ぎところではない、草、カヤ、枝
    が伸びて、伸びて、自分の背丈を越している。
    それでもその薮を掻き分けながらよいっしょ よいっしょ と進むしかないよ。

 

    何時もであれば、入渓下降地点まで45分で到着し、そこから下降入渓して
    好い想いをして岩魚と遊んでいるのに。
    今日は1時間藪漕ぎしても下降地点までの半分も進んでない、それにふーー
    ふうー言いながらもうへたばっている、今シーズンは6月21日にこのコースを
    歩いて源頭の南の支流に入った。今日はその北の支流に入り好い想いをし
    たくてやって来たのだが、半分も歩かないうちにもうくたびれてしまった、
    なんという体たらく、齢も年だがこんなに余裕が無くなったのかな、我ながら呆
    れてしまったよ。
    渓に下りて竿出ししたら元気が出る、釣りバカなんだか、これではちょっと
    無理のようだ、撤退だな、ちょっと残念。
    遠くの尾根を見て、あの峰の源流源頭に釣り上がる予定だったのに。

 

   撤退するにも薮漕ぎ、これでは熊さんに行き合っても鉢合わせになって
   しまいそう、エアーホーンを鳴らしながらの撤退だ。こんな廃林道薮漕ぎ
   で撤退は初めてだよ。

  

   もう歩き疲れたのでジムニーから降りて即入渓竿出しの渓を選択して
  日陰に駐車、2〜3時間くらいは日陰でジムニーはそんなに熱くならない
  だろう。入渓準備と竿には仕掛けをセットし、一休みしてから渓に入る。

 

    やっぱさい薮沢になっている渓、でも竿出しは出来そうだ。
    水量、流れも十分だ楽しめそう、岩魚君も水温が上がっている
    だろうから元気をなくして瀬の縁でジイットしているかも。

 

 

   1投目、狭いが深さがありそうな淵にソーート餌を下ろす、
   淵、落込みが狭い渓なので流れが要らないピンポイントで餌を下ろさ
   なければならないので錘をいつもよりちょっと重くしてソーート入れる。
   即、喰い付いて来たよ、狭い淵から中硬調を十分に絞ってくれる
   サイズだ、楽しめそうだな。

 

 

   苔生す岩を背にした見栄えのする落込み、ここもちょっとデカがくるかなと
   餌を入れる、待ってたと言うように 即、喰らい付いて来た。
   1本目もそうだったが、2本目もお腹 ぽっこり の岩魚、お腹一杯餌を
   喰っているようだ、ブナ林は未だ遠いのでブナムシでもないだろう何を
   喰っているのかな。

 

 

    落込み、淵を選択しなくとも、餌を入れると 即 喰い付いて来る、
    お腹一杯でも餌が来ると喰いついてしまうのが岩魚の本性だよ。

 

    ゆっくり、最初の廃林道藪漕ぎ歩き疲れたので休み休みのんびりと
    竿出しです。周辺には杉造成林の間伐で明るく陽の射し込む渓、
    それにその間伐の為の重機が入り込む造成林道も賑やかに在ります。
    ところどころでその造成林道が源頭部の細い渓を横切ったりしてるので
    渓風景も変わってしまったケ所もある。

 

   淵が大きいと出てくる岩魚君も大きく、小さい淵からはチビチャンが
   喰い付いてきます、中硬調で木や枝を避けながら餌を放り込み、
   引き揚げも枝を避けながら竿タタミながら足元に引き寄せる、それも
   けっこう楽しい釣り技です。

 

 

    ちょっと合わせが遅くなってしまい呑み込まれて傷を付けてしまった
    ので頂いて来ました。此処は源頭部で全て持ち帰ってしまうと
    来シーズンまるっきり居なくなってしまうので合わせに失敗し、傷を付け
    てしまったら頂いて来るだけです。

 

 

   元気な岩魚、3本ほどチビヤンを引っ掛けた後だった、暴れまくる岩魚君、
   シャッターを押させてもらえないよ。葉っぱだらけで撮影です。

 

 

    綺麗な、尾のデッカイい岩魚、来シーズンまでにはデッカク、尺オーバー
    になっていそうだな、来年もう一度来て見せてくれよ。

 

 

   喰いついた時から暴れて、1段、2段と下の落ち込みに引き下ろした、
   呑み込んでいたので居たくて暴れたのかな、ちょっと傷を付けてしまった、
   さっきのと一緒に頂いて来ました、今日の持ち帰り2尾です。

 

 

   この辺で納竿です、未だ上流に居るんです、来シーズンも ちょい釣り
   を楽しめるようにとっておきましょう。

 

    渓から上がってからは伐採重機造成路をゆっくり下がります。
    2時間30分程ののんびり釣行でした

 




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