9月14日 滝遠巻で要再生の渓へ、次にデカ狙いの渓へ

    伐採林道が渓に沿って作られた昨シーズン、渓が濁り釣りどころではな
    かった、その状態を確認したくて、6月20日に 造成林道を通らないで
    滝の直登狙いで遡行して這い登って行ったが最後迄に登りきれないで
    諦めた。
    今日は、その林道と渓の状態確認をシーズン中に済ませたいとの思いで、
    造成林道を登ってみた。
    スタートからその林道は渓を横切っている。

 

    以前の廃林道跡、山菜道、舞茸道も通るが、ほとんとは渓沿いに
    造成されて渓を横切ったり、横切るときに渓を造成林道にしたりと、
    まるっきり渓壊しだ。

 

    伐採造成林道が以前の山菜道、舞茸道からの入渓地点も
    造成林道が渓を10m程下り造成して横切り対岸に通している。
    渓は ヅダ ズダ グシャ グシャ状態、これが上流まで行っ
    ているのかな。

 

     ここは ちょっとの区間 前の渓風景、流れも好いよ。

 

    流れの小さい淵にに餌を入れてみた、チビチャン が来たよ
    画像をとってから流れに戻す。、

      

 

    この淵からも さっきのよりはちょっと大きいが、やっぱりチビチャン、
    と言うことは  渓の再生が見えてきたのかな。

 

 

    その後は 全然アタリも引き込みも無い、それでも暫く遡行してみる、
    まるっきりアタリ無、もちろん影も見えない。
    造成林道中は流れが ドロドロ状態の流れだった、それが半年以上
    繰り返されて、渓の姿さえ見えない状態だったようだ、それがこのような
    岩魚の生息が見えなくなってしまったのか。下流域下がった様子はないから、
    より源頭部上流に遡上して居るのかもしれない。

 

    渓の流れに未だ重機のキャタビラの痕跡が残っている。

 

    支流に堰堤も確認、堰堤の上、下がグシャ グシャだ、やっぱり
    この支流もダメか。

 

 

 

    確認終了として、渓の中をも通っている林道、これを林道と言える
    のかな、伐採林道ならイイのか? 自然にドップリ浸かって山釣り
    している者にはどうも納得がいかないかな。

 

    自然の証拠、熊の糞だ、暫く見なかったから、2〜3日前の糞かな。

    渓を変えて 舘の渓に入る、長い間 再生繁殖を計りながら毎シーズン
    楽しんでいる渓です。漁協の放流は一度も無かった渓、それに本流からの
    遡上も出来ない渓なのだ。
    渇水状態ではないが水量がちょっと足りないな、枝、草が伸びて薮沢に
    なっているようだ。

 

 

    最初のアタリがチィビチャン、このチビが居るからデカも居るんです。
    これでも 8号岩魚針に喰い付くのだから、岩魚は小さい時から
    何者だ と言われるのか。

 

 

     1シーズンに2回入渓する時もあり、春の4〜5月に未だ雪がある頃に
     渓の入り口からちょっとだけ遡行する、2回目がいつも今頃で源頭まで
     上り詰めるのだ。

 

    ちょっと大きくなってきたな、でも2歳魚としては未だ小さいよ、
    それに斑紋の乱れがちょっと気になるな、流れに戻ってもらう。

 

 

   登れば、登る程に大きくなるな、これ位になると中硬調を絞ってくれて、
   獲り込みにも緊張が走る。

 

 

    枯草の上に置いたら暴れまくるよ、枯葉を取り除いても又暴れる、
    斑紋に付いた葉っぱを剥ぎ取りながら撮影、時間かかります。

 

 

   おとなしい岩魚さん、ほとんど動かないよ、お腹 ほっこり それで静かなのか。
   デカイこのクラスもリリースしないと来期に30PUが掛かってこないんです、
   来季にもう一度30UPで来いよと耳打ちして流れに戻す。

 

   樹幹は完全に秋です。
   ここで ビックリ です、 斜面から ガサガサ ガサガサ と羽音、薮漕ぎ
   の音、一瞬熊だ と姿を探しながら竿から仕掛けを外し投げて竿をタタミ
   ながら後退り、ちょとして人の声が聴こえてきて黒いのが見えてきた、人だ
   それも2人、そうか舞茸採りか、びっくりしたよ、目の前に下りてきた。
   ビックリしたよ と話す、舞茸は全然無し、まだ早いよと 言う。
   岩魚釣り、山渓と舞茸採りの山、山並と樹幹が同じところなんだよ、
   其処には熊も一緒に居るけれど。

 

    気を取り直して又仕掛けをセットしながら再遡行開始。

 

     デッカイのが出て来そうな流れと落ち込み淵、丁寧に餌を入れて探る。

 

    小さかった、残念でした、来期にはもっと大きくなってよ、
    餌は喰っているようだ、お腹がプクプク状態、それでもブドウ虫に
    喰い付いて来るんだから それが岩魚だもの。

 

   2年、3年魚のアベレージサイズ、釣を楽しむには好いね、
   これ位のサイズでも中硬調の竿だと十二分に絞り込んでくれる。
   さっきの ガサガサ音も無しで、今日の秋の森は風が無い、こうゆう
   時の森は本当に静かだ、瀬音が聴こえるだけ、それに広葉樹でもう
   色ずいて落ち葉をカサカサを落とす木もある。

 

 

    流れの瀬でフラフラしていた岩魚君の鼻先に餌を入れたら、
    ジャブ と飛び付いて来たよ、釣人にも気が付かないで、
    まったく無神経な岩魚君、源頭にはこんな岩魚もいるんですよ。

 

 

    右を探り、左を探り、最後に中央の白泡に沈めた餌に喰い付い
    て来た、大きくなってきたぞ。もっと遡行してみるか。

 

 

    好い淵だな、これはデカが居るぞ。

 

    来た来た、咥えたままジイットしたまま動かないよ、根がかりかなと
    思ったが、ちょっとだけ動いてくれた、 0.8号の針糸だが ゆっくりと
    引き寄せてみる、引くと寄ってくる暴れもしないで浮き上がったよ、
    そのまま足元に引き寄せた。確実に30UP、メジャーを当てたら31cm、
    もっと有りそうに見えたが。まあいいか30UPだ、今日一番だ。

 

    もっとデッカイのが出そうだ。

 

    残念、小さかったよ、この辺で終了とするか、30UPも来てくれた
    ことだし、あとは来シーズンにとっておこう。
    2019シーズンの最後の岩魚君、納竿です。

 

   まだまだ好い渓風景だがな、まだまだ居るんです。

 

    細い支流もある、棲み付けれそうな流れがある、ここも来季だな。

  

    舞茸道、もう何人も入っているようだ、今年は早く出るぞと言われながら、
    今日、熊と間違って行き合った2人の情報では まったく早いよ と言っていた。

 

    下りは、舞茸道を下るのでちょっとは楽に下りれそう。

  

        

   歩数は正確だが、距離はちょっとオーバーです、歩幅設定をウオーキング
   での設定で1歩75cmにしてあるので、7.24Kmの8割で5,8Km位かな、
   今日は2ヶ所に入渓しています、最初は伐採後の渓確認で、2ヶ所目が
   舘の渓に入ったのだ。
   シーズン、ケガ、も事故も無く、又、熊との遭遇も無く無事に岩魚達と遊べ
   ました。御疲れさんでした。




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