9月10日 里の渓だが源頭風景 突然の雨で撤退

   予定の入渓地、現地到着が9時と自宅から1時間以上かかる里山の渓。
   緑濃い初秋の渓、バックとする山峰の標高は600mから700m程の里山
   からの流域、積雪の多い地区なので年間をとうしての流れは本当の源頭
   の流れに見える。

 

   本日の入渓は、最初から滝の高巻と高差の有る連続落ち込みの高巻
   からだ、それも樹木の急斜面ではなく、岩だらけ、岩壁の斜面からの巻
   スタートだ。

 

    巻斜面を流れに向かった下りができてやっと流れが見えてきた、
    そこで さっそく中硬調の竿に仕掛けをセットして準備OKだ。

 

 

   ここ最初のポイント2ヶ所で1尾づつの2本が来たよ
   右の流れの淵からの1本目、ふっくらとお腹一杯何かを喰っている
   体長不足の岩魚君。

 

 

    2本目は左の落込み、ここも同じサイズでふっくらとしているよ、
    もっとデカを期待し構えた淵だったのに。

 

 

   岩がデッカイので遡行に難儀するよ、足を掛ける岩を選び、よいっしょと
   よじ登る

 

   岩だらけの斜面に鬱蒼と生茂る広葉樹林、太い樹木があまり見え
   ないんだよ、岩、岩壁の山で樹齢を重ねないで早く枯れてしまうのかも。

 

   静かな淵からの岩魚、流れに沿って足元に引き寄せる、それくらいの
   余裕のある川幅の渓、のんびりと遊んでいる岩魚バカです。

 

 

    下を覗きながら足元の下に餌を下ろしてやる、ちょっとデカが喰い
    付いて来た、喰い付く時から上から見てられるんだから不思議な釣り、
    餌を咥えたまま針が外れたのでそのままリリース、餌のブドウムシは
    たぶん美味しいと食べた事でしょう。

 

 

     穏やかな流れがちょっと続きます、その浅い流れからも
     ジャボジャボと喰い付いてきます、喰い付いてからの隠れ場所も
     無い、浅く広い流れです、竿を絞り込むほどでもないが流れの下に
     引き寄せる。

 

 

    樹木が倒れ込んで無くなった斜面かも、明るい斜面に木に絡みつき
    その木の成長を止めてしまうくらいに激しく絡みついている蔓枝が
    見える。

 

    空の雲が怪しくなってきたぞ、真っ黒い雲が木々の隙間から
    見えてきた、雨が来そうだ、来たら退散かな、でも遠くには青空
    見えているんだが。
    空を見ながら竿先に来たアタリでちょっとデカを引き寄せる、
    やっぱり降ってきた、小降りだけれどもザーーと来そう。

 

 

    降ってきた。
    竿にはデカの絞り、雨を気にしないで竿立てに一心不乱、大きいぞ
    やっと引き寄せる、泣きの29cm、ちょっと残念。
    だんだん降ってくる、真っ黒い雲が真上に来た。

 

   雨か、でも居そうなポイントが続いているんだがな、

 

    雨が降り出したのに未だ竿出しをするのか? ここにも絶対居るぞ、
    ほーーら 喰ってきた、またデッカイ、でも此処は足元に引き寄せられる。
    32cm、今日一番のデカ、雨降りなんかなんのその、
    やっぱし釣りバカか?

 

 

    目の前にもう一つのポイント、雨に竿が濡れるのを我慢しながら、
    もう1ポイントと餌を放り込む、やっぱり来たよ、デカが 泣きサイズ
    の28cm、まだまだ居るよ、でも雨がだんだん激しくなってきそう。
    タオルで拭きながら竿をタタム、今日はここまでで終わりだな

 

    朝9時に滝と連続落ち込みを高巻スタートして 10時30分、納竿。
    たった 1時間30分の山釣り遡行でした、でも多くの岩魚達に喜ば
    してもらいました。

 

    びしょ濡れになりながら林道を下る、下っているうちに雨が止んだよ、
    30分程の雨降りか、でも、又 戻って竿振りする気にはならなかった。
    上半身 ずぶ濡れ、ウエーダーを履いている下半身は濡れないよ、
    ジムニーに戻って全身着替えでした。
    1時間30分釣行でしたがお疲れさん。

 




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