5月26日 雨降らず、渇水の渓でも岩魚は元気

    雨が降らないかな、近くを流れる川筋を見ても干上ってカラカラ状態、
   普段なんか川底なんか見えないのに浅くなって細くなって底の小石迄
   見えるよ。
     これだと山の渓は流れも無いかもしれない、行ってみようか。

     里山の渓に来て見た、それでも釣り道具は持参だ。

 

    やっぱし、からから、ちょろちょろ状態の里の渓、何時もであれば
    2m程の流れの幅なのに、1mも無いよ。

 

     流れの無い渓、岩、石ころが川幅を込めこんでいる、淵、落込みが
     有ればちょっとは水、流れの溜りが在る、はたしてそこに岩魚が
     居付いて居るのかな、例年の流れではじゃぼじゃぼと岩魚が出てくる
     里の渓なのだ。バックの山並みは400〜500mの標高なので今年の
     この晴天続きではこんなものなのかな。 先ず竿を出してみるか。

  

    いつもなら流れの中に見える岩に草が生えている、暫く前からのこの
    流れだったんだな。

 

     餌を入れてみた、コツコツ と山女魚のアタリ、デカ山女魚をゆっく
     引き寄せた、本流からも近いので山女魚も上って来るのだ、でも
     よほど前に遡上したのだろう、今の状態だと遡上できないよ。
     雨が降ったら本流に戻ったらいいよとリリース。

 

 

     また、山女魚だよ、この渇水状態でも ちょっと深みのある淵だと
     居付いているんだな。

 

     しばらく落ち込みも、淵も無くなった岩だらけのカラカラ渓を
     散歩かウオーキングみたい、餌を振り込むようなポイントも無いよ。
     倒流木も乾いている。

 

 

     岩魚が出て来た、淵らしい溜りが在ると居着いているのかも。
     元気が無いよ、淀みに戻しても隠れるでもなく そこに ジイーート
     としているよ、ジヤボジャボとしてやったら岩陰に隠れた。

 

  

     足元の流れから木々、樹木えと眺めるとその深緑は陽光を遮り
     既に初夏を想わせる感じ。

 

     熊にも会ったことのない渓なのでそんなには緊張感も無い、
     でもエアーホーンを低く鳴らしながらカメラのシャッターを切り、
     のんびりと森と渓の散策だな。

  

      昨シーズンに来た時にリリースした岩魚達はどこに行ったのかな、
      下ったのか、遡上したのか?

 

      石を組んで淀みを作って居付き場所を確保してやればいいのに、
      と考えても、岩魚釣りバカは そこまではやれないよ。1ケ所、2ヶ所
      を作ってもたぶん役には立たないだろうし。

 

     おおーー来たぞ、痩せてはいない、ちゃんと喰っているようだ、
     2.3日したら雨が降りそうだからこれ以上は枯れないだろうから
     元気になり、もっとデッカクなるよ。

 

 

    居るよ、上に遡上してきて居るようだな、上流に来ると渓が細く
    なるので落込み等が在るとちょっとは深みが増すのだな、それで
    上流遡上するのか、岩魚の本能かも?

 

    好い面をしているよ、岩魚の顔だ。

 

 

    渕に流れ落ちる幅は10cmあるかないかでちょろちょろ、
    でも 餌を待っていたように即ブドウ虫に喰いついた。
    喰い付いて来るサイズはそれなりのサイズで十分な大きさ
    来シーズンには30UPは確実な成長の岩魚達。

 

  

 

     デッカイのが淵に留まっているよ、岩陰が在る淵だ、そこから
     出てきてゆっくり餌に喰いつくのが見えているよ、それを
     ゆっくりと引き寄せる、普段の山釣りとは全然違うタイミング。

 

 

     流れは薄いが源頭の渓らしい落込み、淵の連続、そこから
     出て来るんです、サイズもそれらしいサイズだよ、竿を絞らせる
     程の広さはないけれど。

 

 

    流れがあったら里の渓でも素晴らしい渓相なんだが、流れが見えない
    くらい細いんです。

 

     浅いが広い淵、喰い付いて来たのはそんなには大きくないな、
     今日一番の広い淵、ゆっくり泳がせてから引き寄せる、カメラに
     収めてからその広い瀬に戻してやる。

 

  

    それぞれの落ち込みからのデカサイズ、狭い落ち込み淵なので
    ピンポイントでそれ以外の餌の振り込み場所が無いんです。

 

 

 

    狭い流れの中で針外しをした、そのまま淵に登って行った。

 

 

    狭いポイントで岩の下から出て来た、赤身の岩魚だったので
    餌に喰いつく前に見えた。

 

 

    山釣りスタイルで下から竿を目一杯伸ばして餌を振り込む、
    来た、きたぞ、グリグリ、ガツガツ ときた、今日初めての釣りらしい
    釣が出来たぞ、岩魚さん ありがとう。

 

 

     源頭らしい渓風景、でも溜り、淵を作る程の流れが無いので
     岩魚さんも見えないよ、渓谷らしい流れが欲しいよ。

 

  

     チビチャンが出てきたよ、大切な岩魚ちゃんだよ、傷を付けない
     ように大事にリリース。

 

     水量、流れがあると必ずデカサイズが来る渕、居付き場所も
     無いくらい、でもそれなりのサイズが出て来た、浅いけれど
     岩の下に隠れ場所が有るんだな。

 

  

     チビチャンだよ、はいどうぞ、このサイズでも 9号岩魚針に喰い
     つくのだよ、小さくとも口は大きいから喰いつけるのだな。

 

     ちょっと傷を付けてしまった、呑み込まれてしまったので、注意して
     針外しをしたんだが血を出してしまった、生きるには大丈夫でしょう。

 

    源頭2又分れ、もう直ぐ魚止めだが左に遡行。

 

 

     ここも深く大きな淵なのに、狭い溜りになっているよ。
     出て来た岩魚君、狭い所で窮屈な思いで餌待ちしているのか、
     そこにブドウ虫が行くもんだから即 喰らいついてしまったよ、
     このサイズが今日の最後の岩魚君です

 

     ちょっと遡行して、この落込みが何時もの魚止めの小滝です
     でも斜面崩落で淵が埋まってしまって、魚止めの主が不在でした。

 

     二又に戻り、右の渓を見ると倒流木で埋まって水の流れは
     まるっ切る見えない。
     今日はここまでで納竿です。

 

  

     釣行遡行距離が      2.66Km 
     廃林道下りジムニー迄   1.63Km   合計4.29Km  大して歩いていないな
     遡行開始時刻        9時10分
     納竿時刻          13時10分   釣行遡行時間 4時間
  




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