11月13日 晩秋から初冬、山渓の撮り遊び

    しばらくぶりに からっと晴れたよ、台風、大雨豪雨と賑やかな天候変化。
  長かった夏から天候不順の秋、今年の夏、秋は暑かった、そこからやっと
  初冬の候、まさに今日は『小春日和』。
  明日から又天気が荒れてきそう、大雨、強風、初雪も降りそうとの天気予報、
  山に行くには今日しかなさそう。真っ赤な紅葉を撮りに行こう。

 

    白鳥の集団が田んぼで餌喰い羽休めをしている、厳しい冬の間を北から
    南下してちょっとは暖かい東北から関東の湖、沼で過ごす越冬南下の
    途中だな

 

    カメラを持って近づくと、餌喰いを止めて首をもたげて警戒する。

 

     遠くに飛び交うグループ、1家族だろう、もっと遠くに向かうのだろう。

 

    此処に下りて来るグループもある、

 

 

   大又川の入り口、殿淵、伏伸の滝を撮ってみる、カメラを構えた人達が
   来て、紅葉と流れを撮っているよ、本格的に三脚を構えて滝を撮りまくって
   いるカメラマンもいるよ。     マイ撮影 シャッター 30 /1  絞り F4.0
                                デジカメを岩に置いて撮る

 

    真っ赤な紅葉と下を流れる青い清流、気持ちが好いな。
    何枚もシャッターを切る この風景。

 

   奥山に向かう、伐採運材トラックが入っているようだ、林道が太いダブルタイヤ
   で踏み固められて落ち葉が何にも見えない、通常であれば今の時期の林道は 
   真っ赤な落ち葉、黄色い落ち葉 が厚く何重にも折り重なっているためにジムニー
   で走るとカサカサ カサカサとその落ち葉の上を走る枯葉音が聴こえるのに、
   今日はその音がないよ。

 

   もう葉が落ち込んでマルッキリ葉無の枯れ木に見える木、真っ赤な葉をこれ見よ
   がしに自己主張する広葉樹、杉の植林の無い斜面はみごとな紅葉の山。

 

    渓の岸辺も真っ赤に落ち葉で染まっている。その淵に下りてみる、
    影が見えないかと探しまくる、釣バカの本性が出てしまうよ。
    影がチラット見えたよ、白泡の流れから瀬に出て来るのをカメラ
    を構えながら待ちつづける。

 

   出て来た、山女魚クン だな、影だけれども デカだよ。
   これ以上浮いてこないので斑紋をキレイニ撮影出来ないよ。

 

   ここの瀬にはこの1尾だけだな、狭い瀬だからな。

 

     渓、淵から上がり、落葉の林を枝をかき寄せながら登ってみる、
    倒木の周りを探ってみる、ナメコも見えないよ、もう終わりかな

 

     晩秋の紅葉、そのバックに常緑樹の濃い緑、コントラストがはっきりしている

 

   、岩魚生育領域の源流の色合いは青と白泡の流で埋められているが 
    初冬の流れには両岸の紅葉の色合いが写り込み薄黄色な流れに見える

  

 

 

      影撮りでいつも入り込む渓に下りてみる、いる 居る、デカイのが
      居るぞ、よし ここで構えて撮るぞ、何本か出てくるはずだから、足場
      を作って準備だ。この最初に出てきたのは岩魚かな? 山女魚かな?

 

    広くレンズを向けられるポイントを決めて構える。

 

     最初の影はその位置を動かないよ、留まっている。

 

    浮いて来たぞ、あっら 山女魚だ、綺麗に見える、泣きサイズくらいあるよ
    竿を出したいよ。

 

    徐々に浮き上がってくる、餌、食糧を追っかけているようだ。

 

     下からも浮き上がって来るぞ、何尾も居るようだ、これも山女魚、
     この周辺には岩魚も居るのに、今日のココは山女魚さんだけかな。

 

     餌を追っかけて顔を出したのか、餌を欲しいと 木に掴まってカメラ撮り
     しているのに餌を欲しいよと 釣りバカに 呼びかけているのか?
     だけど ブドウ虫 は持ってきてないよ。

 

     餌をくれないもんだから諦めて去って行ったよ、
     山渓遊びも楽しいよ、ちょっと冷え込んでいる立冬の渓で岩魚、山女魚君
     達が遊んでくれるし。
     来シーズンにはもっと楽しませて、お願い。

 

 

      岩魚さんは居ないかなと淵を何か所か歩き回り、探ってみる。

 

      おおーーおお 居るぞ、デカが居る、今度こそ岩魚さんかな。

 

     出て来た、もっと浮いて来てよ、レンズに収めたいから。

 

     斑紋が見えるよう浮いて来て、来た来た、やっぱり山女魚さん、
     今年最後の山渓遊び、岩魚君には出会えなかったな。

 

     真っ赤な流れ 黄色い流れ、紅葉を写し込んだ流れ。
     水が流れる、清流は流れる、でも紅葉を採り込んだ流れの水面の
     色合いは変わらないで真っ赤のままそこに留まっている。
     でも、この綺麗な風景は落葉によって閑散とする冬景色の影となる。
     渓流は清流と思い込んでいた釣りバカ 、シーズンによって流れは
     いろいろ変化するのかと 紅葉の淵を散策してこのような秋、初冬の
     渓もあるんだと気がついた。

 




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