9月20日  シーズン竿納めに魚止めまで

  シーズン最後の山遊び、岩魚遊び、渓の選択も1ヶ月も前から
 最終釣行は何処にしようかと地形図を見ながら、あっちだ、こっちだ
 と、紙上釣行するのも楽しいのだ。
  シーズンに途中まで釣行して戻った渓があるんです、大雨豪雨で
 あまりにも渓の斜面崩落が激しく岩魚達の居付く棲家どころではない
 状態の渓では遊べないなと引き上げた山渓が今日の最終コース。
 HPを訪れてくれた貴方も一緒に釣行してください。

 

   熊対策、釣り用具、遡行仕様一式を身にまとい廃林道を30分
  程登る、舞茸採りの人達も毎日入っているようだ、今日も4台の
  軽トラックが止まっていたしこの廃林道も枝や草は踏み固められて
  本当に舞茸道だ、尾根に近くなるとミズナラやブナの混成林にな
  るので舞茸採りには自分の庭のような山だろうな。

 

  夏から初秋、広葉樹林帯は未だ夏模様、深緑、でももうすぐ 山は
  色ずき、樹幹から見える空も青さに映える季節になるだろう

 

   入渓、枯山水の日本庭園ではないのだが、ちょっとの流れは
  ある渇水状態、、これで釣りになるのかなと、竿を出さないで曲
  がり、曲がりの渓を登る。でも、影が見えてきたよ、そうすると釣り
  バカは竿を出すんだよ。

 

   水深の無い流だから瀬に出ているとはっきりと見える、
  ゆっくり餌を入れるとデッカイ山女魚が掛かりゆっくりと足元
  に寄ってきた、全然暴れないんだな、掴まないで針外しして
  流れに戻す。本流から5km程の渓を遡上とは珍しい、これも
  大雨豪雨の影響かな、ここまで来ると山女魚は居なかったのに。

 

 

 

   次は岩魚だ、ちょっと小さいけど斑紋は綺麗だな。
  瀬の縁に溜まった枯葉、昨シーズンの枯葉が堆積している、
  そのフンワリした枯葉に岩魚を置きハイポーズ。

 

 

  又、山女魚だよ、岩魚に比べると同じ体長でも太いんです、手に
  持つとデカク見えてしまうし重いんだよ。

 

 

  チビ岩魚をリリースしながらの遡行、小さい淵、溜りに
  とどまっているんです。

 

   淵がちょっと広いとそこを棲家としている岩魚はちょっとデカくなる。
  流れの下に泳がせながら竿絞りを楽しむ。

 

 

  わあーー未だ山女魚が来るよ、この渓はどうしたんだ?
  本流に戻ってよと、釣り上げた淵の下にジャボンとリリース。

 

 

   細く体長のある 細長岩魚君、泣きサイズの29cmだ、餌を
  喰っていないのかな、それとももう産卵して細身なのかな?

 

 

   だいぶ登って来たな、ミズナラとブナの木が見えてきた、
  舞茸採りはこの標高500Mから尾根で600Mで自分のキノコ木
  の根元から舞茸採りをしているのだろう。自分も竿を置いて斜面
  をちょっと登ってみたがそれらしいキノコの姿は見れなかった。

 

   やっぱり、舞茸より岩魚を追っかけよう、それが楽しいよ。

 

 

   足場も好い平瀬、階段の細い渓でもこんなにゆっくりとした
  平瀬の浅い淵があるよ、そこの岩下から出てきたよ。

 

 

   隠れているわけでもない、それとも隠れる場所がないのかな、
   細い流れでユウーラ ユウーラしている、餌を流したら最初に
   プラの目印に飛びついたよ、なんて無警戒な岩魚なんだろう、
   次に針付餌を咥えて舘の主人の足元に曳きよせられる。

 

 

 

   太ったデカが来た、これはきっと卵を腹一杯抱いた産卵前の
   雌岩魚だな、そーーと流れに戻す、いっぱい増やして。

 

 

   1年魚の高成長岩魚君、餌が豊富だとこれ位の成長を
   するらしいよ、3年後の尺の姿を釣りたいな、大きくなってよ。

 

  

 

  細い渓だがまだまだ奥が深いんです、バックとする尾根は
  600M弱で、細い渓にさらに細い渓から流れが注がれる。

 

 

 

   所々に広い淵に瀬が現れる、するとそこに棲家の主が現れる、
   自己主張はしても小さい主でした。

    

 

   渕らしい淵、深さもあるよ、きっとちょっとはデカが出て来る
   だろうと構えながら餌を入れる。応えてくれたちょっとデカ、
   岩魚君には悪いが、瀬を泳がせながら竿絞りを楽しむ。

 

   これから色づく木々としても、あまりにも緑濃く、深緑そのもの、
  気持ちよく青い空を眺めながら一休み。
  一休みしながらも 熊対策の蚊取り線香は燻したままです。

 

   階段でも途中に小さい淵が在る、そこからもちょっとデカが
   飛び出てくる。

  

   また、山女魚だよ、どこまで遡上しているのだろう、竿に
   吊るしたままで撮る、暴れまくって針外れして元の流れに
   戻って行った。どうしてここまで? 岩魚と山女魚が争ったら
   山女魚が勝そうだ、勝負に勝ってどんどん登って来たのか、
   それとも、遡上登りながら岩魚をより上に追いやったのか?

 

 

   やっぱり次は岩魚君だよ、山女魚はさっきので最後でしょう。

 

 

   ミズナラとブナの混成林の中でもブナが多くなってきた、という
   ことは標高もそれだけ上って来たのか。

 

   この ちょろちょろの流れでも尺までは無理だがけっこうデカが
  舘の主人を喜ばしてくれるんです、昨シーズンの遡行時には
  この辺でアタリが無くなって魚止めだったのが まだ上に遡上
  して居そう。

 

   来る、来る まだまだ来るよ、まだ遊べそうだよ、デッカイのが
   来るよ。

  

 

   細い流の落ち込み。大雨豪雨の後の流れが未だ治まらない
   うちの笹濁り状態にどんどん遡上して魚止めがさらに高まった
   のかな、釣り場がさらに長くなって釣人には嬉しいことだ。

 

 

  小さい淵から、今日一番のデカ、泣きサイズの29cm、
  油断して針を飲み込まれて傷めてしまったので持ち帰りです。

 

 

  1mの落込み、水量、流れが有るように見えるがシャタースピード
  30/1 で水量があるように見えるが、流れはちょろちょろの落ち
  込み、そこからも結構デカで喜ばしてくれるんです。

 
 
 

   ゴールド岩魚君、この色の岩魚君も今日は1尾だけ、来シーズン
   はこのカラーが増えているのかな、楽しみです。

 

  流れも細く、流れ沿いに苔が多くなり、豪雨時にもそんなには水位
  は上っていないと言うことは、流れもそろそろ留まるのかな。

  

   でも、未だ居るよ、ここまで遡上している。

 

   さらに上の小さい淵からも出て来た。

  

   ここは居なかった、この上にも居なかった、やっと魚止めだな、
   岩魚君の遡上もストップしたようだ、でも昨シーズンから見ると
   だいぶ上まで岩魚の棲家が上がったことになる。
   ここで、2018シーズンの竿納めです、十二分に楽しみました。
   シーズン中も事故、怪我も無く無事終了できました

 

 

   登って来たな、ここは舞茸採りの領域かな、熊の踏み跡ではなく
   舞茸採りの踏み跡が在るよ、探したら見つかるのかな。

 

   下りは 舞茸道と廃林道をエアーホンを鳴らしながらゆっくり
   と途中に山野草の花撮りをしながら下がります、

   朝8時30分から釣り始めて 12時30分に納竿、舞茸道、廃林道を
   山野草を撮りながらジムニーに戻ったのが13時30分。
   5時間で歩いた距離が 4.82Km 竿出し遡行距離が 3.5Km
   くらいで あとは下りで1.3Kmかな。

  



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