6月 8日 大雨崩落の渓、源頭遡行

   昨年のシーズン終了の頃に入渓した時にも大雨崩落の渓での
  釣行だった、今日も先月(18日)に秋田県内での記録的大雨による
  冠水、浸水被害、河川氾濫で農地も大被害を被った。その豪雨崩落
  の渓に入渓です。廃林道だがこの崩落だと最奥までには入れないな、
  ここでジムニーはストップ。

 

    ジムニーから降りて、即 竿出しポイントだよ。細い渓の両岩壁は
  洗われたように綺麗になっている、足元には砂利だ堆積して細い沢も
  広くなっている。雨の力、流れの力もたいしたもんだ、渓がこんなにも
  様変わりするんだな。

 

   渓畔沿いの樹木の根元も土が削り取られて倒れた樹木の堆積
   も岩、砂利と一緒に渓沿いに山を作っている。

 

   でも、そこにも岩魚の居付く場所は形造られている、それが渓の
   流れなのかな。

 

   深かった淵も堆積した石ころで浅い瀬の様、ゆらゆらしているのが
   見えるんです、未だ隠れ場所が無いのかな。
   その見えている岩魚の前に餌を入れたら飛び付く様にして喰い付いた。

 

 

   こんな淵だと隠れ場所が有りそう、姿は見えない、隠れているんだな
   餌を入れるとガツガツと、狭い淵なのにガンガン引っ張り込むんだな、
   デカだなとの思いで流れに引出しネットで受ける。29Cm泣きサイズ。

 

 

   渓畔の草も根っこから剥ぎ取られ流されて狭かった渓がひろーーく
   なったよ、これなら渓沿いに熊が居ても見えるよ、ちょっとはのんびり
   釣行できるぞ。

 

   アタリから こつこつ、ツンツン と山女魚のアタリだった、
   引き寄せたらやっぱり山女魚、ちょっとデッカイよ。本流から
   堰堤も滝も無いので遡上してくるのだ、本流に戻ってとリリース。

 

   大雨豪雨の時のこの区間の流れは2本の流れだったのかな。
   歩きにくいな、岩、石がごろごろ動くもんだから1歩、1歩気を付け
   ながらの遡行。

 

 

   又、山女魚、デカ山女魚さん、体高が有るので体長の割には重いんだな、
   中硬調を十分に絞ってくれる、本流に戻るようにリリース。

 

 

   岩魚との遊びに来てるのに、山女魚が来るよ、
   岩魚君はデカサイズが来るよ。

 

 

   未だ来るよ、どこまで遡上しているのかな、大雨濁流が治まり
   かけたころ支流の流れが未だ定まらないので、流れが有れば
   何所でも遡上してるのかな。3尾目だよ。

 

 

   やっぱり、岩魚のアタリの方が気持ち好いよ、ガツガツ、
   グリグリと来る、餌が何だろうと確かめもしないで喰らいつく
   のだな。

 

 

   流れは細いが渓は広い、一瞬にして広くなったのだ
   何年かすると元の姿になるのだろう、でもこの自然界に
   元の姿 てあるのかな、自然界は日々変化して、それが
   自然、天然 なのかな、自然の成せる技。

 

 

   所ところに形ずくられた淵には先に居付いてテリトリーを
   主張する主が必ず鎮座している。

 

 

   人間の我がままで作られた林鉄、その残骸が豪雨の流れで渓に
   流れ込んできた、林間にゴミとして放棄していたのだろう。
   樹木の肥料にもならないのに、でもほとんとの林鉄はそのまま
   破棄されているよ。

 

 

   岩魚達はそんな林鉄の事は知らない、広葉樹林とブナとの混成林
   からブナ原生林へとその棲家を定めてきた岩魚達、水生昆虫、落下
   昆虫、両性類、小動物、なんでも食する岩魚、岩魚は魚類であり
   ながら肉食動物かも知れない。でも、塩焼きにして食べたらやっぱり
   岩魚、魚だ。人間の我がままか、釣りバカはもっと我がままだ。

 

 

   途中、1本、2本とこの細いながらにも細い支流が流れ込んでいる、
   その支流がもうなくなったのだ、流れがますます細くなってきた、
   こんな渓で岩魚は棲息、成長できるのかな。

 

    でもデカが出てくる。ガッチリと針付餌に喰らい付いて、
    渕が浅くて、狭く、隠れ場所も無いような流れから、面白い
    からと竿を振り回している釣りバカが何なのだ。

 

    この狭い淵から、2本出て来た、1本目引き抜いたら2本目が
    この浅い流れにユラユラしだした、そして、針付餌に喰い付いたよ。

 

 

   ありゃ、まだ山女が居るよ、大して大きくないが、何所まで登って
   きているのだ、岩魚の棲家が定まってくると山女魚は下へ、下へ
   と追い出されるのに、今のうち本流に下がった方がいいよ。

 

 

   上に登ってくると、徐々に棲家らしくなってきたよ、隠れ場所も
   あるように見える、それがゆらゆらしている岩魚の姿が見えなく
   なって来たよ、でも餌を放り込むと即喰らい付いて来る。

 

 

 

   今時分だけの明るい渓、爽やかな風と陽光を身に受けて
   岩魚釣りを楽しんでいる 舘の主人 岩魚バカ。

  

 

   デカが連続で喰い付いて来るよ。

 

 

  この黒い岩魚君は見えていたな、見ながら餌に喰い付かせた。

 

 

   27〜28Cmサイズ、今の時期のレギュラーサイズかな、
   デカを何本か頂いて帰ったらちょっとサイズダウンするんだ。
   でも、この後誰も入らなけれはライシーズンは又このサイズに
   なっているな。

 

 

   渕が淵らしくなってきた、、大岩で豪雨の流れにも耐えたのだな、
   岩魚君達も確実に居付いているよ。

 

 

    確実に隠れ場所が有るよ、その岩陰から餌をちょろちょろと
    流して引き出す。

 

 

    上流に行くと豪雨流れによる崩落が無くなって以前の渓
    が見えてくる、岩魚も確実に居付いている。

 

 

   斜面の崩落も見えなくなって、綺麗な新緑風景。

 

 

   昨シーズンに遡行した時の淵だ、その時の風景だ。
   そこから岩魚君が出て来るよ。

 

  この岩壁は崩れなかったのだな、遡行する度に角度を変えて
  カメラを向けているポイント。

 

 

   ここまで登ってきて、いつも遡行している渓を何時もどうりの釣行を
   している山釣り風景の渓。流れ込んだ岩、砂利も見えなくなった。

 

 

   ちいちゃい岩魚君も来るがデカが竿を絞って楽しませてくれる。

 

 

   2年魚位かなと思われるサイズも多いよ、全て画像に撮って
   からリリースです。

 

   来シーズンには満足させてくれるサイズまで成長してくれて
   いるはず、このサイズでも確実な淵を棲家として確保して居る
   んだから、これが岩魚達の生息環境なのだな。

 

 

   泣きサイズだ、今日は30UPが無いんだよ。

 

   サイズUP候補、大きくなってよ。
   腕に着けているのは虫除けです、蚊なんかには確実に効きます。
   また、腰には、熊避け用として蚊取り線香を燻しています。

 

   そろそろ、今日の納竿ポイント、まだ上に居るけれど、200m程で
   落ち込みも、滝も無く、いつの間にか何にもアタリが無くなります。
   右の画像が今日の最後の落込み。

  

   今日、最後の竿絞り、泣きの29Cm、残念30UPが来なかった

 

 

   今日は針掛かりしたのが30尾以上だったな、デカ8尾、頂いて
   帰ります。

   渓から上がり下を見ると、源頭二又分れ合流点はやっぱり
   濁流堆積砂利で埋まっている、この状態から又、岩魚の棲家と
   しての落込み、淵が形成されていくのだな。

 

   釣行中は熊の痕跡、糞等見えなかったのに、廃林道に上がったら
   やっぱり と目に付いた、今時に多い肉厚山菜の食み痕です。
   セフテーハンドエアーホーンを鳴らしながら林道を下る。

  


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