6月 6日  3連滝を高巻いての源頭釣行

    この3連滝巻での源頭釣行は3年ぶり、2017年は斜面が豪雨後の為
   滑って、とても登りきれなかった、2016は高巻しようと斜面に取り付い
   たら上の方から熊にううーーううーーと威嚇されて撤退。
   前回、高巻いたのが2015.5.17.の釣行も好い想いをした。
    今日は、山菜採りの人、何人かのスパイク付きの足跡があるので多少
   安心して高巻く、でもエアーホーンは鳴らしながらですが貴方も一緒に
   遡行して楽しんでください。

 

   今日の山遊びは、ジムニーから直ぐに本流渡渉し支流に入り、
   即、竿出しです。廃林道歩きも薮漕ぎもナシです。

 

   支流1投目は本流からの遡上山女魚、本流に戻ってとリリース。

 

  鮮やかな、煌びやかな新緑、でも、もう直ぐ根元までは陽光が射し込め
  なくなるよ。

  

 

   気持ちの好い1日、岩魚君が来てくれた、それも重いデカ、
   でも斑紋がはっきりと出てないよ、本流からの遡上は漁協の
   放流もあるので見慣れない斑紋も時々ある。

 

 

   チビチャンも来ます。

 

 

   本流からしばらく登ってくると、釣りバカの欲ではないが岩魚も
   ちょっとづつデカくなってくるようにみえる。

 

 

  時々渓の両斜面をじっくりと見定める、熊の気配がないかどうか?
  でも、遠くに見える熊をズームで引っ張ってカメラに撮えたいな、。

 

    滝下でも釣人がそんなに入って居ないのかなデカが多いよ。
    最初の滝までは遊び良い渓なのだが。、

 

 

   雪崩残雪が未だ見えるな、落ちてこないかよく見てから下を通る。

 

   小さい淵だがデカが掛かり、流れに沿って下に引きよせ足元に
   上げる。

 

 

   あれれ、まだ山女魚が来るよ、それもデカイ山女魚、岩魚より太いので
   重いんだな。本流に戻ってよとリリース

 

 

   小さい淵、ポイントは抜きでゆっくりと遡行する。

 

   高巻予定の滝はもう直ぐ、大きくなってきた、滝壺に期待する。

 

 

   ここも、大きいよ、次が滝壺。

 

 

  滝壺の主にしては小さいよ、早く主に生れよと滝壺にリリース

 

   ここからが今日の本番、いよいよ3連滝の高巻です。
   ズルズル滑る斜面を1歩、1歩と踏み固めて、枝、木に捉りながら
   斜面を登る。20m程の登り。

 

    上に登ったら、今度は斜面の横ズサリ、段付きの無い枯葉だけで
    ツルツル滑る斜面、滑り落ちたら5mから10mの滑落だぞ、注意、
    注意、途中山菜取りがセットしたロープが張られている、それに
    摑まりながらそろりそろりとわたる。

 

  渡りきって下を覗くとこの渓相                

  

    滝上、ここから再スタート。

 

   早速のデカ、30越えの32Cm、この上が楽しみだぞ。

 

 

   最初に、ここの滝上に上がったのは、数年前に滝上から降りてきた
   山菜採りに、この上で釣人に逢うことがありますか と聞いたら、
   釣人は見た事ないよ と言う、それでは登ってみるかと 滝上遡行
   が始まった。  

 

   周りに目配り、熊注意、注意、蚊取り線香も燻す。

 

 

   木、枝の下に上の落ち込みから流しこむ、即、喰い付いて来た。
   2年~3年入渓者が居ないと確実にサイズUPするんだな。

 

 

  蚊取り線香
  腰に下げているので自分にも匂いが浸みこんでしまうほど、
  熊は視力より、匂いを嗅ぐ鼻の力が鋭いんだって。でもこれも
  風向き次第、風が上流に吹いてくれれば効き方はOK。

 

 

   デカだけが喰い付いて来る、途中で中硬調竿から硬調竿に
   切り替えたのが正解だった。何時も中硬調竿だけで遊んで
   いるのに、デカだけ揃うと硬調竿だな。

 

 

    ゆらゆら見えている岩魚君に ハイどうぞ と餌を入れる、
    くるっと 向きを変えて餌に喰い付く、後ろも見えるのか、それとも
    餌が水面に落ちたのを感覚的に捉えたのか。

 

 

   流れが2本に分かれて細い流れに、その合流点でデカが待っていた。

 

 



 

   そろそろ今日の納竿予定のポイント、山野草で変異個体リンドウ
   (2008年9月18日.)を目にして3年程観察した淵が見えてきた。

 

 

   まだまだ来るんです、魚止めは未だ先、この淵を最後にしよう。
   デカが来たよ、メジャーを当てないが30越えだな、ちょっと細いが。
   こうなると、もっともっと遡行したくなるけれど用心して納竿としよう。

 

   最後の30UPの顔、良い顔だ。

 

   流倒木が芽吹いて花を咲かせていた変異個体リンドウの渓、
   又、生えてはいないかなと周辺を探す、無いな。

 

   遡行 2.12Km でも渓の遡行距離なので実数字の
   60%程かな、歩幅は足を掛ける岩でほとんとは狭い、
   それに横歩き、横っ飛び、と、それから見ると遡行距離は
   1.2Km程かな、時間は2時間の遡行時間。

 

   高巻いた滝の斜面、登りより下りが危険、十二分に気を付け
   ながら、横移動に50m、それから下りが高低差20mを下がる。

 

   歩数計では3.6Km、これは平坦地歩行で、歩幅75Cm計算、
   渓遡行だけを見ると多分 60~70% 真っ直ぐは歩けない、
   歩かない、往復実遡行距離2.52Km位かな、
   デカだけに逢えたので竿が重かった、それで疲労感ふーーふーー。

  


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