6月 14日 梅雨の中休み、源頭V字遡行

    林道、いや県道だった、崩落個所も仮補修で通行可能と
  なっていた。昨年、夏前の集中豪雨で崩落して通行不能となり、
  それ以来源頭部への遡行は出来無い状態だった。さすが県道
  だな、早い補修作業が始まったぞ。

 

   瀬音を聴きながら県道から細い渓に下がる、県道との交差は
   導水管で繋がれて流ている。

 

   入渓して、即、竿出しポイント、導水管で、この支流はここが
   魚止め。

 

   ちょっとデカが最初から中硬調を絞ってくれたよ。さい先がいいぞ
   今日も楽しめそうだ。

 

   5月の集中豪雨でここの渓も斜面崩落が発生したんだ。

   

   細い、小さい淵だが、けっこうデカが棲家としているよ。

 

  広葉樹林は芽吹いたばかりで陽光が足元まで射し込んで來る。
  草も未だそんなに伸びていないので熊さんが四つん這いでも見
  えそう、それでも蚊取り線香は燻しています。

 

  小さいよ、それでもカメラに収めてからリリース

 

   斜面のいたるところで崩落の痕跡、流れにはもうその痕は
   無いな、流れ下っているのかな。

 

 

   渕が狭い落込み、それでも岩魚君が居付いている

 

 

   小さい淵毎に入って居るよ、サイズはまーーまーーサイズだが。

 

 

   渕が、ちょっと広いと岩魚君もちょっと大きくなるよ、餌が豊富に
   なるのか、デカサイズが棲家として確保するのか、どっちだろう。

 

 

   気持ちが好いくらいの芽吹き、新緑。岩魚も熊も吹っ飛んでしばらく
   見とれてしまうくらい、カメラを360℃回し撮り。

 

    下り最後の落込み、レギュラーサイズ、もっとデカクなってと
    リリース。

 

 

  ここから登り、遡行です。
  本流と言っても、最源頭の本流、下ってきた支流よりちょっと
  広いだけ、 細い渓、でも本流だから遡上岩魚は多いはず。
  1本目もチョットデカサイズ。

 

 

   本流遡上斜面、東方向遡行でかな、気のせいかな、ちょっと明るく
   なったみたい。

  

   階段の渓、淵でもないのに足元から じゃぼじゃぼ と上流に向
   かって登って行くよ、渓が細いから草で隠れてしまいこっちの姿は
   見えないか、警戒心が全くないのかな。流れの瀬らしい箇所に餌
   を流すと喰い付いて来るよ、それを繰り返しながら遡行する。
   デカサイズが来るんです。

 

 

   ずり落ちた斜面、もっと大規模な崩落だと、この細い渓を埋め
   こんでしまうのだろう、そうすると新たな渓筋が出来たり、新しい
   滝が出来たり、渓も様変わりするのだろう。

 

 

  広く、浅い淵、ゆら ゆーーら してるのが見えた、流れに餌を入
  れたら、即 喰らい付いて来た。

 



 

  いかにも、デカが居そうな淵、この細い渓では大切な渕なのだ、
  慎重に餌を入れる。デカが竿を絞ってくれた。ゆっくり引き寄せる。

 

   最初のを引き上げたら2本目が居るよ、瀬に出てきている、
   流れる餌を追っかけて喰い付いたよ、動きを全て見ながらの
   岩魚釣りだ、なんて楽な釣りと思うでしょうがここが山釣りなのだ。
   ここまで登り詰めての岩魚釣り、最源頭は国土地理院の地図にも
   示されていないんです。

 

 

   倒木の上で喰い付いて、木の下を流れに乗って潜ってしまった、
   流れでバタバタしているのを確保し、針外し。

 

 

   小さくとも、大きくと、淵の格好をしているとそこの主が必ずいるよ。

 

 

   そろそろ納竿斜面よじ登り地点に近くなったな、でもまだまだ居
   るんです。滝も堰堤も無いのでもっともっと上まで遡上している。

 

 

   1,2年魚が居なっかった、もっと上流に産卵できる流、瀬が在る
   のかな、魚止めまで遡行したことがないのでちょっとクエッション。
   いつか魚止めまで登ってみよう。

 

  

   県道が上に見えてきた、今日最後の竿出し。
   あまりデカくないが白っぽく綺麗な斑紋の岩魚君が来た、
   本日の竿納めです。

 

   斜面を攀じ登るのがもったいないような渓相、餌を流すとデカが
   出て来そうな淵の連続。次にここから竿出しだな、それまでとっ
   ておこう。

   

   簡単な遡行図を描いて見ました、釣下って、釣り登りの図です。
   源頭の源は、白子森(1179m)からの稜線で 1016mから
   966mを背にしている流れかな。

 

   県道歩き    約 300m
   下り釣行    約 600m
   登り釣行    約 900m        計1800m     
                      歩数計の80%位かな

   下り、登り遡行時間が 2時間30分  

 



    2018山釣り釣行記もくじ にもどる