4月 1日 待ちに待った解禁日 雪無しの山に向かう

   やっぱり 4月 1日の解禁日は遠いよ。ほとんとの渓は未だ入れない
  のだが山釣りシーズン オープン するだけで気持ちが山に向かってし
  まうのだ、山で竿を出せなくとも春を迎えた山の香を感じてのんびりと
  歩くだけでも満足するのだ。

   今日、向かった山渓は雪無の里山、地理院地図で確認したら 入渓地
  点の標高が150m、釣り終り納竿地点が210mで遡行標高差が60m、
  これでも岩魚が出て来てくれたよ。舘で遡行している渓で一番低い渓遡行で、
  そこにも岩魚君達が待っててくれるのだ。トップページには300mから500
  mの渓と記入しているが訂正だな。

   最後の集落を過ぎてまったく雪の無い林道を進む、そこにはきれいに
  間伐された杉林を左にしばらく進む、里に近い杉林だと間伐もされるが 
  山の奥深い杉林は間伐もされずに放棄されている樹林も見られるのに、
  森林管理も難しいのかな。

 

   標高が120から130m程でもこの見事な渓相が林道から覗ける。

 

  枝、木に捉り、足元を確認しながら渓に下がる。雪代は既に終わり流れは緩い。

 

   この落ち込み淵から竿を出してみようかな。地理院地図でこの辺が標高
  150m。

 

    8号岩魚針にぶどう虫を付けて、シーズン第1投、右の岩下めがけて
   チャポン 即、待っていたように喰らい付いて来た、今年の1本目、しばらく
   グリグリユラユラと中硬調竿で引き上げを楽しむ。

 

    ここの流れでは広い淵、1本目で淵でユラユラさせたが2本目が来た、
  まったく警戒の無く ノウテンキナ岩魚達、釣り人は入らないのかな。

 

   バックの山が400mから600mからの流れ、そのわりには渓相が
  素晴らしい、深い山奥の源頭の様な渓相、それに溶岩のような様相の
  岩が多く見える、それに淵ごとに流れの下に浅い瀬が広がりそれが秋
  の岩魚の産卵床となって居るのかもしれない、下流からの遡上は堰堤と
  滝が在って無理なのだから、今日遡行した1km程の流程がここの岩魚
  の生息域のようだし。
   
 

   尺越えは居ないが10cm前後の1年魚から25cm〜27cm程の3年程
  まで釣れてくるのは小から中程度までの体長、釣人もリリースしているようだ。
  ここは持ち帰り無だな、でも27cm2本だけ頂いて来てしまった。

 

   渓畔は広葉樹林帯で天候は曇りでお日様が無いが暗さを感じさせない
  広々とした渓風景、でもこの広葉樹林が一斉に芽吹き始めると芽吹きの
  カラーで穏やかな清流とのバランスが素晴らしく見えて来るだろう。その時
  の画像は絵になるだろうな。

 

   きたきた、ちょっとデカかな、岩魚君の思うように中硬調の竿を渕いっぱい
  に あっち、こっちと絞らせる、と言っても楽しんでいるのは岩魚バカの舘の
  主人です。

 

   斜面にはところ、どころに残雪、今シーズンは雪消えが早まったので根開きの
  風景が見えてない。

 

   斜面に大岩が無いのは渓に転がり落ちてきたのか、それで渓相らしくなった
  のか。

 

   このサイズ、15cmくらいのも結構多く出てくる、斑紋は綺麗な自然繁殖斑
  紋だ。

 

 

   この淵からも2本出て来た、真上に立って引き上げる。

 

   1本目がちょっとデカで暴れるのを足元まで引き上げる、2本目は細身の
  真っ黒岩魚。

 

 

   リリースを繰り返しながらの遡行、足元の石は乾いているのでひょい ひょい 
  と階段を上るように遡行する

 

  今日の1番、でも27cmだった、でもメタボで引き抜いた時には重かったぞ

 

   2本目、飲み込まれてちょっとキズを付けてしまった岩魚君、
  痛めてしまったのでリリース出来ずに持ち帰りです

 

   小滝と連続落ち込み、数えたら全6段でした。

 

  その6段落込みの一番下からの2本の岩魚君。

 

   乱れの無い斑紋、胸ビレ、腹ビレ、臀ビレの白い側線、こんなに綺麗な
  天然岩魚は最近の渓では珍しくなったな。沢、支流ごとに特徴のある岩魚達、
  天然岩魚を残したいな。



   そろそろ魚止めかな、アタリが]無くなった、感じなくなった。

 

   未だ来るのかな 2年魚程の体長岩魚、この岩魚君が今日の最後の
  岩魚君となる

 

 

   大きな落ち込み、滝が無いのだからもっと上流まで繁殖するだろうな、
  こうゆう渓を大事にしたいな、里山の渓、乱獲に逢うと直ぐに居なくなって
  しまう。ここに来た釣人はリリースをして持ち帰りは最低数で。

 

   標高200m越えの林道とその斜面、雪が何にも無。

 

 

   標高差60mを釣り登って、林道を下って 3.65Km、遡行した渓の
  流れの距離は1km位でそれの遡行距離は くねくね、高巻いたり、小回りし
  たりで2倍越え位になっているのだろう、林道下りは1Kmくらい。

   解禁日に雪の無い渓でこんなに多くの岩魚に逢えて楽しみました
  今シーズン楽しみです。

 




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