7月18日 梅雨の晴れ間か、梅雨あけか 濁流痕か

  豪雨、大雨注意報も解けて山渓での流れも治まった頃、降雨の少なかった
  方向に向かう。自分の向かった山では廃林道の崩落も無かったようで
  予定の箇所まで入れた。

 

   濁流も治まって通常の流れのようだ、でも濁流時の痕跡はある。
   岸辺に今日の流れの水面より30cm以上の高さまで流れが上った
   模様、草、フキが下降方向にキレイニ倒れ潰れて居る。
   流れを見ただけで今日は好い想いができそうだ。

 

   流れに餌を流す、最初のアタリ、山女魚のアタリだ、ツンツン、カリカリ、
   岩魚のグリ グリ、グイーー、グイーーとは違うぞ、引き寄せて、
   やっぱり山女魚だ。本流が山女魚域なので登って来たのか。

 

 

   次の淵は大物の出る淵で期待して餌を入れる、振りこんだ瞬間に
   パシャンと飛び出した、こんな細い淵でライズなんて見ることも無い
   のでホーーホー跳ねたかとのんびり構えるとグイグイと引き込んで
   行く。来ているなと引き寄せると、何だこれは、目印に喰い付いて
   糸に絡まっているよ、餌のついた針には何にも付いていない。目印
   に飛びつくのは時々あるが、喰らい付いて釣り上って来たのは初めてだ
  、それが山女魚。1本目も山女魚、2本目も山女魚、山女魚の渓では
   ないつもりだが? 2本共本流に戻ってと下流に向けてリリース。

 

 

   今度は、岩魚君には間違いないが、可愛いいわなちゃんだ、9号針に
   ブドウ虫を2本房かけにしたのに喰い付いて来た、小さくとも喰いは
   デカ並み、それが成長を早めてくれるのだ、速く大きくなれと淵に戻す。

 

 

   やっと 本物が来た、中硬調を十二分に絞ってくれた、引き上げないで
   その流れにまかせて画像にする。やっぱり岩魚、勢いが好いし、暴れま
   くるよ、獲りこむまでのこの瞬間、時間を楽しんでしまう。

  

 

   階段状の狭い淵からのちょっとデカ、フキの葉が大きいから岩魚が
   小さく映る。狭くともテリトリー、餌はここを流れて來る、狭い方が咥え
   やすいのだろうか。

 

 

   ここはゆったりとした広い淵、やっぱり岩魚もゆっくりしていて
   餌に喰い付くのもゆっくりと寄って行き、喰い付いたよ。
   引き寄せても暴れることも無く足元に寄せた。

 

 

   リリースしながら薮沢渓を登、枝葉が伸びてるものだから竿を
   たたんだり、伸ばしたりしながらの遡行、それが忙しいよ。

 

 

   落込みの泡の中から、餌を入れたら即、喰い付いて来た、水泡の
   中でも餌は見えるのかな、それとも緩い落込みで、泡は水面だけかも
   しれないな。

 

 

   陽の射し込まない浅い淵、バッシャッバシャ暴れながら引き寄せられて
   岸に上げても未だ暴れてる元気岩魚、ちょっと大きいよ。

 

 

   苔生す渓も今回の濁流で流された箇所もある、それでも樹木に
   遮られる陽射しが細い渓に涼しさを呼ぶ、その渓で熊の緊張感も
   忘れてひたすら岩魚遊びをしている。

 

 

   チビ岩魚君、このちびちゃん が居るので自然再生繁殖してくれ
   ている、傷を付けないように丁寧に針外ししてソーート流れに戻す。

 

 

   そろそろ、納竿です、最後の淵からのアベレージサイズ、
   流れに戻ってもらいましょう
   今日も遊ばしてもらいました、ありがとう。

 

   斜面を攀じ登って本日の渓遊び終了、お疲れ様でした。

 



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