６月１５日 晴れ、雨、その隙間に岩魚釣り
崩落林道、右上のこの岩壁が１シーズン毎にデッカク崩落し、それがこの
廃林道を塞ぎ、釣り人、山菜採り、キノコ採りの車輛をストップしている。
今は廃林道だが杉伐採等、林業作業が始まると現場まで林道整備され
遊びの車も入れるようになる、でも何時の事やら。
手前に車を置き、山釣り、熊警戒装備一式を腰にセットして廃林道を
ゆっくりと歩きだす。３０分程この廃林道を上ってから源頭に急降下入渓
予定です。
天気予報は、晴れ、曇り で雨は降ってこないことになっていたが、何か
怪しくなってきたぞ、ガスッテきた。
ありゃ、ありゃ 降って来たよ、これじゃ本流源頭遡行は無理だよ、それ
でなくとも水量、流れ とも強く下がりきっていないのに、本流遡行はカッ
ト、車に戻る。雨がちょっと強くなってきた、本降りになってきそう
廃林道を下っている途中に雨が止んできたぞ、なんだこの天気、でも晴れ
るのなら渓に入るよ、走りながら本流を覗くと渡渉も出来そうもないな、
本流はやめて、細い支流に入るか。
本流へ合流している細い支流、岩魚沢（名前は書き変えています）、此処
は今まで入ったことのない細い沢。本流渡渉も無で入れるのでここに
入渓する。
しばらくは山菜道、舞茸道を上ってとして上りはじめたが、途中でその山
菜道の跡が無くなってしまった、草が生え、笹に覆いかぶされて見えないよ。
もう渓に下がるか。
下を覗くと結構高い位置を歩いていたのだ、それでも枝、木に捉りながら
の入渓。
沢は細いが、いい流だな、これなら岩魚も居付けそう。
仕掛けを準備して流れに落としてみる、錘も丁度良さそう。
さあーーやるか、雨も上がっているし、次にパラパラと来るまでやるぞ。
好い落込みだぞ、淵もちょっとは広いぞ。
ぶどう虫を付けて、はいポチョン と渕の右奥の溜りに餌を入れる。
即、喰らい付いて来た,狭い淵だから引き込むことも出来ずに、ガリガリ、
グリグリと中硬調竿を揺する。マーマーサイズ、水溜りに放すとジャブ
ジャブ暴れて清流から泥水の岩魚撮り。
次の淵からも即、喰ってきた、アベレージサイズの岩魚君。
ポイント毎に入っているよ、サイズＵＰ、どんどん大きくなってくれればな。
細沢なのでリリースしながらの遡行。デッカイのが来たら頂いてくるのだが
今日はまだ来ないな。
苔の流倒木の下からも引っ張り上げる、ハリス０．６の糸なのでデカサイズ
だと引き抜くことは無理だが、この程度だと大丈夫。たぶんこの流れを登り
切ろうと頑張っていた岩魚君だったろう、でも遡上の途中で餌に喰らいつく
のだから、やっぱり岩魚だ、凄いよ。
ちょっとデカサイズが来たのだが ２８ｃｍ止まり、次にここに来た時には
確実に３０ＵＰだな。
横３連の落ち込み、デカが居そうだなと慎重に探る。
１投目、一番右の落ち込み、マーマーのデカサイズ。
２番目の落込み、レギュラーサイズ。
左の落ち込みからは出てこなかった、３連狙いだったのに。
横３連の渓相、谷風景は好いよ、絵になりそう。
広葉樹林帯も新緑から深緑、雨が降って葉や樹木が濡れているので、
お日さまが照っていない薄曇りの空でも、その輝きがいっそう引き立つ。
登れば登るほどポイント毎に岩魚の居付きが濃くなる。周りに岩魚の渓が
多いのでこの細い渓は見逃されているのか、それともそんな薮沢に入ら
なくともと想われているのか、それとも、目にも止まらないのかも。
また、ポツリ、ポツリと落ちてきたな。
おおーーいい渓相、流れ、低速シャッターで切ってみる、いい流撮り。
その流れから出てきたよ、渕目一杯に引っ張り回された、大して大きくな
いのに、でも、これが楽しいんだよ、引っ張り回されてそれを引き寄せる
のを楽しんでしまうのだ、岩魚君ありがとう。
ぽつり、ポツリがだんだん早くｙなってきた、雨降りだ。
この辺からだんだんデカサイズになっていくのに、残念だな。
先ず竿をたたまなきゃ、濡らしたらこう着してダメにしてしまう。
たたんだで腰に下げている装備品を確認し終わったら、ホイッスルの
吹き鳴らし、熊除けをしてから渓を下がる、雨が降り始めたのでちょっと
急いで下る。
山菜道を確認しながら本降りにならないうちに下がりきったぞ。
車に戻った歩行距離が往復で １．０９Ｋｍ 大した遡行距離でした。
釣り上り、５００ｍ、で１０本以上の岩魚君を掛けているので爆釣かな？
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