4月 2日 晴天と残雪の渓で雨とみぞれ

  解禁2日目、ゆっくりスタートで、準備して林道を歩き始めたのは9時を回っていた。
  カンジキの跡が1人り、多分昨日の一番入渓者の足跡だな。本流狙いと、支流に入る人と
  2方向あるのでどちらかカンジキの選ばなかった方向に向かおうと深い雪道、林道を
  カンジキの跡に歩幅を合わせて歩くとヌカラナクてこっちはスノーシューもカンジキを履か
  なくとも良いようだ。

 

  この時期に雲一つ無い真っ青な晴天、太平山の頂き、社もズームで引くとはっきり確認できる。
  この、太平山の周りで遊ばしてもらっているのだ、感謝、感謝、合掌。

 

  カンジキ跡に合わせて歩くと言っても時々ブスウーーと深くヌカッタリしたがら 30分で
  下降地点到着。深い雪の壁、それでも水の流れがあるので其処だけが雪が無く滑りに
  注意しながら下りる。

 

  流れだけ見ると申し分ない、これが渓相だ。初日の昨日の渓と比べたら こっちが本物の渓。
  だが、水温が5℃にとどかない、4,5℃ これでは岩魚が居ても喰い付いてこないか
  もしれない。仕掛けをセットして流れに流したり、錘を変えて淀みに沈めたり、来ない、
  居ないはずはないのだが。

 

  ポイントを変え、手を変え、餌を1匹掛けから、房掛けで3本付けたり、来ない。

  

   雲行きが変だぞ、青空が見えなくなってきた。1本も未だ来てないので ちょっとイライラ。
   まあーー のんびりやろう。  ぽつん ぽつん とみぞれ が落ちてきた。竿を出している
   時に みぞれ が降り出す 初めてだな。

 

   雪解けで水温が上れないのでちょっと低いのかな、5℃以上あったらなんとか喰ってくるのに。
   これ以上融雪が進むと雪代増水で入れなくなってしまう。
   さっきから降っていた みぞれ が徐々に雨になってきた、ぽつりぽつり と

 

  流れ撮りから 滝撮り、
  この滝壺からも なんも音沙汰なし、流れの無い淵に沈めてもコツコツ、グイグイ 全く無し。
  今日の本番はこの滝上からだったのに、水温と雨降りで岩魚さんは諦めました。
  釣れても、釣れなくとも 釣行記。

 

  斜面の厚い雪の塊を漕いで四つん這いでふーーふーー言いながら這い上がる。
  やっと上がった林道も分厚い雪、上からの雪崩で厚く深くなっている、それを漕いで前進。
  スノーシューを腰に下げて入渓すればよかったかな。
  例年であれば ちょっとの雪がある程度で すたすた歩けたのに。

 

   根開きの風景、これは好いよ、太いブナ林の根開きはもっと素晴らしく見えるのだけど。

 

   きょうは山歩きで終わっています、雪深の斜面の上り、下り と釣りバカの釣技をすべて出
   しきっても岩魚さんは来てくれなかった。御疲れさんでした。



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