5月14日 山は春、真っ盛り、岩魚撮り、山野草撮り、山菜採り

   1ヶ月ぶりの渓遊び。山桜も終り、まさに新緑から深緑へ。
  林道への岩、倒木樹木の崩落でジムニーはストップ、ここから今日の遊びポイント迄50分の
  廃林道ウオーキング。急坂な林道でもないのでのんびりと歩ける、だけどちょっと緊張、歩き出
  してすぐに林道の斜面側に熊の大きな糞、真っ黒で未だ柔らかい、朝にここ辺に居たんだ、
  熊除け鈴をジャランジャランとホイッスルをピーー ピーー吹き鳴らし、遠くに熊が見えないか
  確認しながら進む。

 

  真っ黒い熊の糞、枯れ枝を挿してみると未だ柔らかいよ、黒光りしている。

 

  ちょっとだけ残雪、例年だと5月中旬でも雪の林道を歩くのだが今年はそれが無いだけ楽して
  遊べそうだ。

 

  早朝から雲一つ無い青空が広がっている、暑くなりそう。
  標高500mの下降地点から70mを枝、木に捉りながら今日の入渓地点に下りる。

   

 

   第1投、即喰らい付いてきた、餌を振り込んでアタリを待つ緊張感も無く即ガリガリと来るんだな。
   山遊びを暫く留守にしてたのでのんびりと構えたのに今日は忙しくなりそうだ。

 

  今日の流れは好いぞ、雨上がりだったから増水してるかなと思ったが丁度良いよ、笹濁りは
  消えてしまったが、代わりに魚影が見える。

   例年の今どきの渓風景は、雪崩残雪、スノーブリッジ、細い源頭は未だ厚い雪壁に埋まっている、
  このような渓で雪の隙間から岩魚を引き抜いて遊んでるのに、今年はそれがゼロだ。
  降雪が少なかったと喜んでいいのか、山の植生では降雪が多いか少ないかでその成長が違うはず。
  ブナ原生林が抱える水、そこに棲む熊、岩魚、秋の渇水時期が長びかなければいいが。

 

  遡行はのんびり、餌を放り込むと、即喰いてくる、岩魚の待ってるポイントを間違いなく選んで餌を
  ポンと入れる、ガッチリと喰い付いて放さない、これが源頭の岩魚達です。

 

  それほど大きな落ち込めでなくとも1ポイントに1尾、瀬に出ていて足元から深みに上るデカも居る
  それはもう喰い付いては来ないよ。

 

 

  リリースを繰り返しながらノンビリから忙しい岩魚遊び。

 

 

  未だ喰いの足りない細身の岩魚君、体長は泣きサイズの29cm、来シーズンには確実に
  ぶっとく太った30UPとなって又竿を絞ってくれよと流れに戻す。

 

   源頭のわりには歩きやすい渓なんです、ゴリュジュも無いし、滝も無いし、岩魚さん達も繁殖
   してくれているようだし。もしここの源頭に入られる方が居ましたら持ち帰りは最低限にお願い
   します、毎シーズン楽しめますように。

 

  平瀬でちょっと大げさに竿を絞ってくれて、最後は足元に寄ってきたメタボ岩魚君。

 

 

  岩魚が上ったり、下ったりの、ちょうど良い低い落込みの連続、1つ、1つがポイントで
  アベレージサイズが遊び相手を待ってるみたい。
  今日の一番、デブの泣きサイズ29cm、30UPだと顔つきがもうちょっと精悍になるよ。

 

  好い流れだな、低速シャッター8/1DLフィルターで撮る、石に乗っけて撮ったがちょっとブレ。

 

   流れを撮った後の岩魚君、一杯食べてる模様、太ってる。

 

 

  1尾引き抜いた後に流れを直登するんだが今日はちょっと深く竿をたたんでカニの横這い。

  まだ100m程は岩魚のアタリはあるのだがこの渓は魚止めの滝の無いままアタリが無くなる
  んです。まだまだ遡上出来る渓相なのにちょっと不思議。
  この落込みで納竿、渓遊び、岩魚遊び、岩魚撮り。

 

 

  渓下りは こんどは山野草撮り遊び。遅咲の山野草に、今が咲き時と芽一杯咲いている山野草と
  渓は今が山野草で一番賑やかな時期かな。

      今が咲き時の ニリンソウ  ここの渓で一番多い              
 
  
       遅咲きの カタクリ                      キクサキイチゲ
  

         シラネアオイ                     白いシラネアオイ 珍しんですよ
  

      今咲き始めの エンレイソウ          エゾエンゴサク 花の色、葉の形状で種類有り
   

      遅咲の ショウジョウバカマ           これから咲き始める トキワイカリソウ
  

  山菜も多品種が出ています 
  今日収穫して来たのは  山ウド  廃林道の脇に生えていて、今時は入渓下降地点(標高500m)
  辺りがちょうど良い草丈で、林道を下がるとドンドン草丈が伸びて採取時期が過ぎてしまってだめ。
  画像写真もちょっと伸びすぎ。丁度いい20cm位のをコンビニ袋一杯採ってきた。

 

  山ワサビ、今の時期は 茎、葉 をいただきます、辛味がちょうどいい味です。
         お盆過ぎ頃から根がちょっと伸びているのでちょうど頂きころ、ザル蕎麦にどうぞ。

 

  林道を下っている途中、渓の対岸斜面を流れ落ちる今だけの細い渓、流れ落ちるヶ所は
  シーズン毎に違う場所に渓が流れる、その細い渓が岩魚の居る渓に注ぐ。

  右画像は、廃林道に建立された岩魚山門、倒木とわ言え思わず 合掌してくぐらして貰う。

  






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