6月18日  久しぶりの山行

   2度目の解禁日みたい、42日ぶりの山行、仙台、東京、千葉での業務、諸行事等でなかなか
   秋田に戻れなかった。
   山は深ーーい緑、渓から瀬音と一緒に上る風も心地好く感じられる。

 

  山も気温の上がる準備中で木々の合間から見える空はどんよりとガスッテいてそれが山の峰にも
  かかている、その霞がかかっている箇所まで40分程歩くと今日の入渓下降地点だ

 

  下の渓が見えてきた、ズームで引っ張ると残雪雪渓だ、今時のスノーブリッジも見たいけど

 


  新聞、TVで熊出没ニュースが多いので
  その対策用具を追加。
  臭いの出る蚊取り線香 を腰に下げた
  常時携行している熊対策
    ホイッスル。熊スプレー。
    熊鈴左右に4個下げる(賑やかです)
    フクロナガサ(山刀)
  1人釣行では熊は人を感じても逃げないで
  フーーウ フーーウと威嚇してくる
  用心、用心。


  下降地点を見落としてとうり過ぎてしまった、草木が繁茂してうっかりしてしまった。探しながら
  下り下降地点を確認し足跡も無くなっている斜面を木の枝に?まりながら下がる
  やっと自分の遊び場所に戻った気分。
  ゆっくり腰かけて一休みしながら仕掛けを結び水面を覗くとユラユラとデカが見える、こうなると
  釣り師の気骨になってしまう よしよし待っていろ 今餌を下ろしてやるよ と

 

  いきなり竿を絞ってくれた強者 中硬調の柔らかい竿で横走りされながら楽しみ引き寄せた。
  暫くぶりの感触を実感しながらのデカ1本目

 

  ジムニーで走っている途中のダムの水は満杯状態で放水してたので2,3日前の雨量は凄かった
  模様、でも今日の流れ、水量、渓相は最高の釣行日和だ それに岩魚達も待っててくれたし

 

  源頭と言ってもこの区間はあまり標高差の無い遡行には楽な渓、落ち込みもそんなに大きくなく
  淵も小さく餌を放り込むポイントも1ケ所、その1ケ所に振り込むのか手前の瀬に餌を落とすのか
  どちらでもその餌に喰らい付いてくる そんな源頭の岩魚達

  

  雪だ、残雪、最後の雪魂 周りにシラネアオイが咲いている

 

  雪渓の周りに咲いていたシラネアオイ 薄い青からピンク色の花、真白を探したがなかった

 

  デカを期待しながらどんどん釣り上がる、尺物狙いなのだが なかなかそこまでトドカナイ

 

  アベレージが25〜26cm位  中硬調竿には十分に楽しめるのだが

 

  大きいのが居そうな落込み

 

  掛かってきたのはアベレージサイズ

 

  枯れ木、流倒木ダム ここに居ないかな

 

  小さい、リリースサイズだ




 標高580mを指しています
 林道下降地点が500m 下降入渓地点が440m
 ここまで140mの高低差を釣り上ったのか
 2時間で楽な沢登りだ




  ブナ原生林 ガスッテて未だボンヤリしてる 未だ葉が出そろってない、ブナ林は葉が出そろうと
  太陽光が遮られてちょっと薄暗くなる

 

 

  渕に立っているのに水面に影が映らないせいか瀬でユラユラしている 餌をあげたら直ぐ
  喰ってきた 警戒心がまるでなしのマルマルの岩魚君だ。

 

 

 

  デカが釣れた向かいの壁に残雪雪渓、これはデッカイ雪魂だ ずり落ちてきたら危険
  標高はここでも未だ600m超えた程度 たいした遡行じゅないな

  

 

  上顎に掛かっていて大した傷でもなかったのだがリリースしても暫く同じ場所に留まって
  動かなかった 小石をチャポンと落としたらやっと瀬に戻って行った

 

 

  最後まで登りきってないがそろそろ終わりにしようかな
  次の淵はちょっと大きいよ

 

  これでも今日1番の大きな淵 いっぱい泳いでいる 静かに餌を入れて1尾づつ引き抜き
  その下流にリリース、全部で6本上げて4本リリース ちょっとデカ28.5cmを2本頂く、
  未だユラユラしてるのが2〜3本居る  ここが魚止めでもないのにこんな淵は珍しいよ。

 

  この大漁の淵で納竿、4時間程ののんびり楽しい釣行でした

 

  渓に体長3cm位の毛虫が下がっている あっちにも こっちにも下がっている
  何と言う毛虫かもわからないが蛾とか蝶の幼虫だろうけど
  これが渓に落ちて岩魚達の良い食糧になるんだろうな だからこの時期の岩魚は まん丸く
  太っているのか。
  ブナ虫もこの時期だ 落下昆虫の時期なんだ 
  フライをやっている釣り人はこの時期のこの毛虫が分かるかも 蝶に生るのか 何になるのかな
  このまま流れに落ちたらやぱり岩魚の餌だ、落ちる前にそれに飛びつく岩魚を見たいな。

  

  足元に気を付けてゆっくり下る、瀬や淵にはユラユラと見える、遡行で釣り落とした
  わけではないが この渓は多いぞ 楽しめる渓です

 

 

   釣り上り4時間、下り30分、遡行距離は大したことないんだ 
   それだけのんびりとした釣行なのだ 
   
   渓からの上りが一番難儀だ 直登で フーーフ言いながら休み 休み 標高差60mの上り

  

   登って 林道に上がったら こんな物が 真っ黒でもっこり 熊の糞だ 時々見るけど
   こんなに黒いのは初めて 枝を挿してみたら未だ柔らかい 昨日か今日だな
   入渓前には気が付かなかったのか その後にこに辺をうろうろしたのか危ない 危ない。
   これからこの林道を下がるのに。
   ホイッスルを吹き鳴らし 腰に下げている蚊取り線香の火が消えてないか確認する

 

 

     今日出会った遅咲きの山野草達、熊には逢いたくないが山野草撮りはゆっくりできる。

                    エンレイソウ      オオバキスミレ

         

         

                ギンリョウソウ        シラネアオイ

        


    今日の釣行は賑やかな釣行でした 岩魚はいっぱい居たし、未だあった雪渓残雪あり、
    ブラブラと下がってきた落下昆虫、遅咲きの山野草達、やわらか緊張UP熊の糞、
    
    こうして暫くぶりの山釣りは終わりました。



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