4月11日 岩魚の感触とその瞬間(とき)

  昨日、林道チェックで深い残雪に着けたタイヤ跡をたどりローレンジ4駈で進める、途中前進を塞ぐ
  倒木を切り込んで進が崖の崩落と巨岩はどうしようもない。
  手前に駐車、入渓準備、スノーシューは要らんウエーテングシューズだけで充分のようだ。

  

  

 



晴天、青空で陽の射し込む林道をゆっくり
のんびり 歩く


遠くに 太平山の頂上が見える、この山の
足元で遊ばしてもらっているのだ、今日も
そこに入るよと合掌。


残雪の残っている箇所と陽の射し込むケ所は
タイヤ痕も足跡も無くきれいな林道だ、
雪消えの後なので足跡が付いてしまう、ジクザク
に足跡を付けたり、足痕を残さない様に端っこを
歩いたり、でも熊ももう目覚めて小熊を連れて
うろうろ歩き回っているのでホイッスルを吹きな
がらの遊びです












 

  林道から登山道へ 渓に下がると 『この橋は壊れています、危険ですので渡らないでください』、
  と立て看板、俺はウエーテングシューズだから良いが、登山者はどうするんだろう。

 

  橋を渡ってもっと奥に入るつもりだったが ここから入渓。
  ここいら辺はまだまだ中流域の山女域で岩魚さんが出てくれるのかなと考えながら
  ちょっと長めの仕掛けを中硬調の竿に括り付ける。 水温は6℃と充分だ 居れば来る

 

  今日の1投目はこの50cm程の横長の落込み、その下の淵かな けっこう広い なにか居そう

 

  きたーぁぁ 一人で声にならない声を発し ガリガリ グリグリと当たった これは岩魚だ
  今シーズン本当の岩魚の感触、その瞬間(とき)だ、オソ合わせで確実に喰わせた
  ゆっくり流れを上る、デッカイな、中硬調を目一杯絞れるサイズだ、ネットを構える
  流れに乗せて足元に引き寄せネットキャッチ。1投目でこんなに喜ばしてくれるとは
  今時の岩魚は細く痩せているのに これは太く重い、サイズは泣きの29cm

 

 

  1本目でありったけの良い思いをした、いつもの渓より瀬、淵が広いので一休みしながら0.8号
  道糸を1m程継足しポイントを狙いやすくする。

 

  根開きの残る斜面、草と笹の緑色と雪の白、そのコントラストと空の青さは実に気持ちが好い

 

  ちょっと出ている雪代で深く直遡行できない箇所はその度に雪の登山道によじ登り次の淵を
  目指して又渓迄ずり下がるとそこには岩魚が待っててくれる。

 

 

  あそこは居るぞと渓に下りて餌を放り込む、やっぱり出てきた、淵中引っ張りまわしてやっと
  寄ってきた、足元に引っ張り上げて ハイポーズ  釣り上る渓のアベレージサイズがこの時期
  としてはデカサイズだ27〜29cm  ちっちゃい岩魚君達はどうしたのかな、この中流域から上の
  源頭に遡上してるのかも

 

  好い面しているよ、ここから更にサイズUPすると精悍さが増してくるのだが

 

 

  好い流れだよ、ちょっと雪代の出た瀬音と小鳥の鳴き声がハミングして心地よく遡行できるよ

 

  これもデカサイズ、竿を立てないうちに足元に走ってきた岩魚さんでした。

 

  源頭らしい巨岩の渓風景、磐に上ったり、淵の深さを測ったりしながらの4足遡行です

 

 

  右上からの支流滝 その落ち込みからも今日のアベレージサイズ、源頭の狭い淵と違い
  広い瀬で引きずり込まれる楽しさを十分に味わえるよ。

 














今日はここで納竿
十二分に遊ばしてもらいました
渓と岩魚に感謝











 

  帰りは雪の登山道です 雪はあと数日で消えて水温もあと1〜2℃UPすれば本当の
  山釣りシーズン到来だな でもこの風景も好いよな

 


 

  未だ間伐のされてない杉林

  

  春を待ちくたびれて咲き始めた山野草たち キクサキイチゲ  ミズバショウ

 

 






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