5月15日  今日が解禁、リハビリ釣行

  この春は遅い春だったのか、寒い春だったのか、桜の開花も1週間程遅れた。それに5月の連休も
 過ぎたのに未だに灯油ストーブを焚いている。
   秋田の渓流解禁から2ヶ月、左足の痛みと不安を抱えながらの毎日、それに山渓に行きたい
 イライラ病。
 青空が見えてきたぞと、足の痛みがまだ残るのに チョットは渓を歩けるだろう よーーし山渓リハビリ
 だ。と 昼食をサササット済まして、変な屁理屈をつけて山渓リハビリに向かう。

  

   いつもの解禁3月21日の釣行は、まだまだ深い雪の中カンジキを履きフーフー言いながら渓に
  下り立つのに、遅い春とはいえ もう木々は芽吹きから新緑へと 山渓の勢いが感じられる。

  
  
    予定の車止めまで200m手前、倒木根で進路が塞がれた。車から降りて直ぐ竿を出せる渓をもく
   ろんだのに。でもここから下りようとシューズを履き渓に下立つ。
  
   
  
    いつもであれば 6ヶ月で渓に入るのに、今回は 8ヶ月ぶりの入渓。歩きが本調子でないので
   1歩、2歩、3歩と用心し渓を歩いてみる。歩けそうだ、釣りあがるには1歩、1歩とユックリだから
   大丈夫だろう。
  
  
  
    竿を振ったら いきなり 挨拶に来てくれた。今年1投目にグリグリ、グイグイと釣り手の合わせを
   無視して流れに逆らって引き込んでいく。この感触が8ヶ月間眠ってた竿を持つ右手の反射神経を
   呼び起こしてくれる。中硬調の竿が弓になりユックリ引き寄せられる。
  
  
  
    リハビリ釣行なので、下りも考えての遡行距離を300〜400m程ともくろんで釣り上がる。
   水温が低いのか瀬には出ていない。ポイントらしい大岩の下からは確実に餌に喰らい付いてくる。
  
  
  
  
  
  
  
  
    3年魚、4年魚と形の取れるサイズが餌を追っかける。入渓しやすい沢なのに、この時期まで誰も
   入ってなかったのかな、のんびり、ゆっくり楽しむには充分過ぎるくらいだ。
  
  
  
  
  
  
  
  
    なかなか寄って来なかったマルマル肥えた ズッシリ岩魚。上の写真の底から引きずり上げた。
  
  
  
  
  
  
    そろそろ納竿と最後の1投に掛かって来た 背に傷を持つ岩魚。
  
  
  
    ゆっくり1時間30分のリハビリ釣行。竿を振り、遡行中は足の痛みは忘れて岩魚に無我夢中。
   下りは山野草を撮りながらゆっくり下ると足の痛みも和らぐ。
  




 



  
    渓から林道までフーフ言いながらよじ登る途中に、今日のリハビリ渓谷を振り返り、ありがとうよ 
   と声をかける。
  
  

    遊ばせてもらって、2本だけ頂いてきました。


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