8月20日 2ヶ月ぶりの渓歩き

   6月25日に竿を振ってから今日まで何日? 56日目。7月は明けきらない梅雨の中での
  長雨、集中豪雨、洪水警報 と続いて竿を振れないまま仙台行き、8月上旬は旧友仲間との
  山行きで 山はちょこっと歩いたが渓を見ずにひたすら登山道を歩いた。
  そんな、こんな で56日。
    今日は 渓歩き と防水ソックスのテストもあります。

  

  車止めからチョットの間は草も無く比較的歩きやすい、でも直ぐ草ぼうぼう、それに蔦が絡まり
 足元が見えないばかりでなく 草を払いながらの前進だ、その労力は何時もの倍以上だ。

  

  今の時期、 花 は少ない、夏の花が終り 秋の花はこれからの時期、ツリフネソウだけが
 目だちます。藪漕ぎをしながら花があると一休み。

   

  降りる沢、渓は未だ遠い。藪漕ぎをしながらちょっと開けたところに出ると下から吹き上げてくる
 風はヒンヤリとしてもう秋の風。

 

  枝、蔦 に掴まりながらの下降中に 真っ白い茸。

  

  藪漕ぎの無い時期には40分くらいで渓に降りられるのに今日は50分もかかった。
   久しぶりの渓、下界では今日の気温が30℃を越えるだろうと言われてるのに、渓に下り立つと
  その渓を吹き抜けるヒンヤリする秋の風が藪漕ぎで汗ばんだ身体心地好くくるんでくれる。
   岩に腰掛けてノンビリ仕掛けを結ぶ。

 

  2ヶ月近く間を空けた山釣り、でも岩魚達は歓迎してくれた、餌を放り込む前に足元から
 走られる。暫くぶりの感触、ガツガツ、グリグリ、グウーーウ、糸、竿を伝い確実に右手に
 伝えてくれる。そのたびに竿を絞られながら足元に引き寄せたり、1段下の落込みに引きずり
 おろしたりしながらその感触を楽しむ。

 

 

  マルマルとお腹を膨らましているのも居る、もう卵を抱いて産卵準備中のも居る。

 

 

  狙った淵、ポイントには必ず待っててくれる岩魚達。

 

 

 

      

 

  ノンビリ、ゆっくり と歩きやすい渓、帰りの藪漕ぎを考えて最後まで登るのを諦めて納竿です。
 3時間30分の釣行、それでも56日の空間を取り戻すには充分です。

 

  風、ススキ、山はもう完全に秋だ。

 




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