7月21日 入れない山 怒りの渓
明けきらない梅雨に集中豪雨、10日間降り続いてその爪痕を県内各地に残した。
そこには未ださめやらない各河川の泥水濁流を見た。ダムも流れ込んだ泥水と流木で満杯状態だ、
最大放水量で下流域も泥水濁流、この泥水を全量放水するにはしばらくかかるだろう。
ダム上の渓は未だ白泡渦巻く濁流状態、まるで怒り狂っている渓に見える。
何に怒っているのだろう、人為的自然破壊か、アウトドア、アウトドア と山渓に人が
入りすぎるからか いや これが自然の性(サガ)なのかもしれない。でも最低限の
堰堤、必要最低限のダム は下流の集落を洪水から泥流から守ってくれる。
水面に泡の見えない 上流から下流に高低差、落差だけを見せて流れ下るさまは不気味に
見える。このダムに流れ込む水量と放水量のプラスマイナスは、ちょっと心配になる。
いつもなら 渡河し、竿を出し 岩魚のアタリを探ってる渓なのに、轟音、濁流音を轟かせて
流れ下っている。岩魚は何処に隠れているのだろう、流れの無いところを探してジイッートして
濁流の治まるのを待っているのだろう。
林道も濁流と化した模様だ,。未だ水の流れる林道、これでは渓の水位は下がらないはず、
ブナの森も水を吸い込んでアップ、アップ状態で吐き出しているのだ。
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