5月19日 熊の気配で引き返す

  15日に引き返した倒木箇所、今日はここにジムニーを置いてチョット歩こう。

  

  林道の山側の斜面は山ウド畑だ、大木になってしまった物もあるが食べ頃のが
 斜面にニョキ、ニョキと顔を出している。帰りに頂いて来ました。

          

  標高で400m〜500mの斜面、山の春、芽吹きから萌え黄色の森、そして新緑から深緑へ。

 

  林道をしばらく歩き、目指す導水管の下に入渓。ここが魚止めで、ここから釣り下がる。舘の
 フィールドで釣り下がるコースはこの渓、藪沢だけ。本流で出合まで下がり、そこから釣り上がり。

 

  この管の下、狭い淵にテリトリーを主張するデッカく、重いのが登ってきています。

 

  細い渓だが夏場の水量もあまり変らないので遡上してくるのだろう。

  

  マルマルのメタボ岩魚、あまり大きくないのに竿を弓に絞ってくれる。

 


 

  気持ちよく釣り下がっていたら ミョウサクの喰み痕のど真ん中で竿をだしている、それもまだ
 新しい食み痕、まずいな、近くに居そうだな、周りを見わたすが視界には入らない。バックだ、今
 下がってきたコースには居なかったのだから、このまま進むより戻ったほうがよさそうだ。
 ホイッスルを吹き鳴らすより静かにそして一気に林道まで上った。登りきったらドット汗が
 出てきた。ミョウサクの多い沢は注意しているのだが、岩魚に負けてちょっと踏み込みすぎたかな。

  

  戻って、さっきの渓より見透視の効く沢に入りなおしだ。ここはミョウサクは少なく山ワサビ畑みた
 いなワサビ沢を釣り上がりだ。

 

  ここも元気な岩魚達が歓迎してくれます。

 

  最源頭まで遡上して来ているのは3年魚以上のデカ岩魚が多い。1〜2年魚が針に掛からない
 のは産卵床となりうる淵、瀬が確保できないくらい細い渓の為、種沢の役目はしていない沢のようだ。

 


 

  狭い淵にデカ岩魚。撮影のためのイケスを作るスペースも無いくらい。

 

  沢は明るく、広い沢、水の流れは細いが水量は充分足りています。

 


 


 


 

  納竿地点の連続落込み、この付近が魚止めかな、この上には居なくなります。

  

  沢全体がワサビ畑、

 

  今日は、スタートで熊の気配にビクついて一汗かかされた。次の入渓地、ワサビ沢で好い思い
 をさせてもらいました。山渓に感謝、感謝。

  





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