3月21日 暖冬明けの解禁

   今年の冬は雪が少なかった、降ってもすぐ消えた、と言っても 有る所には有るんだよな。
 まだ薄暗い林道の尾根を越え、今日入る渓を目指し下り始める。陽の射し込まない箇所には充分
 すぎるほど厚く、厚く残っている。30m位、一気にいちゃおう と突っ込んだが10m程残して
 アップアップ状態。ゆっくりのんびり雪を掻き出し40分。ちょうど夜が明けた。
  

  今日一日遊ばしてもらう渓、最初に右(上流に向かって)に釣り上がる。ここまでは誰も上って
 来てません、独り占めかな。

 
 
  外気温4℃、水温5℃、これでは動きが弱いだろうし、喰いも鈍いだろうが、渓を歩こう。
 半年ぶりの渓だ。

 

  渓を走る風が冷たい、顔にあたる風は4℃以下に感じる

 

  今年の1投目のアタリが岩魚だ、動きがニブーイ、スーー と手元に寄ってきた。2年魚の22cm。
 この辺はまだ山女との混生域で山女が多いのだが、今日は1本目に岩魚が来てくれた。

 

 

  次が、やっぱり山女だ。これも2年魚だ流れに戻ってもらう。

 

 


 

  薄暗い杉林の流れ下る淵から出てきたのは、体長は有るが真っ黒く細く痩せこけ、
 頭だけが大きい岩魚。いっぱい喰って肥ったらもう一度来いと流れに戻す。

 

 

  次の淵に入っていた下の岩魚は、ズッシリと充分に竿を絞り込むほどにマルマルと肥えていた。
 前のホッソリ岩魚との距離は10m程しか離れていない淵で、餌を獲れるか捕れないかでこんなに
 違うのか、人間社会を観た様だ。

 

 

  もう完全に岩魚域に入ったと思ったら まだ山女が来るよ。それもズッシリと重いのが、中硬調の
 竿には充分すぎる山女だ。

 

  外気温4℃の渓、垂れ下がった枝にツララ、指先もカジカンデきたぞ。でも気温の上がる前に
 下がったほうがよさそうだ。雪代が出てきたら逃げ場のない渓だから。

 
 
  ここでストップです。スノーブリッジで釣り上がれそうもない。雪が薄すぎて危険すぎる。水深は
 無いのだがズボット落ちると這い上がれなくなってしまう。
  解禁日の岩魚釣り、山遊び、6時30分入渓し10時30分、4時間の渓遊び、ここいら辺で充分です。

 

 
 

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