8月18日 本流域から源頭域へ

 午前中に本流域に入り、その源頭域に午後に入渓。
 林道から見下ろす渓は静かな流れで、水底まで見通せる。例年なら泡立つ急流で、雪代時には
林道までゴーーンと唸りに似た激流の音が聞こえてくるのに 今日は静かな渓です。ちょっと下りて
みようかと おにぎり は持たないが熊対策(熊鈴、熊スプレー、フクロナガサ)だけは持って降りた、
昨年も渓に下りて直ぐ熊さんに遭ってしまい引き返したのもこの近くだったから。 


 この流域でちょっと流れの緩い淵の底とそれを囲む周りは砂状態です。源頭域から下がると
よくある光景、岩魚は良く見えるが、岩魚からも見えているはず。影が走るのが早いのでそれが
分る。でもそれでいいのだ、全てを針に掛けるわけではないから。



 ここは両壁はヘツレないので林道によじ登り、誰が下げたかロープが下がっています、確認
しながら使わせてもらいました。



 山女混じりです。漁協の放流物がこの辺まで遡上しているのかもしれない。底は砂状態の場所
に生け簀を作り撮影。






 ゆっくりと流れる淵、底にユラユラしているのが丸見え、餌を沈めて ハイ掛かりました と下の岩魚。



 釣掘り状態で 餌を咥えるのを見ながら釣り上げられた岩魚君。撮影後流れに戻したらやっぱり
さっきと同じ場所に戻った。針を咥えて痛い目に遭ったはずなのに隠れようとしない、面白い岩魚だ。







 午後は午前の本流から4本の支流に分かれる1本の源頭に入ります。林道沿いにブナが見えて
きた、そろそろ渓に下がろうか、枝をつたいながら100m程の急斜面を下がり入渓。ここから尾根に
登る林道まで釣り上がりる と言っても2時間ばかりのちょい釣りコースです。






 平瀬は無く、小滝と小さい落ち込みの連続する最源頭。大して大きくないが淵毎に顔を見せて
くれます。のんびり楽しむには最高の沢、渓、でも熊の食み痕なんか見ると一瞬緊張し周りを
見わたします。






 サビが取れてない?源頭藪沢、薄暗い渓で岩陰に隠れていると、どうしても黒い岩魚になる、
カジカと間違うくらいの真っ黒いのも居るから。






 黒い岩魚を明るい場所に引っ張り出して撮影、体長は無いが 丸まるのメタボ岩魚。と言う
舘の主人もちょっとはメタボ対策の山釣り、これ以上体重UPしないよう渓歩き、汗を出そう。



 クズ 葛、 低山の遡行では前を塞がれて通らず状態で横巻きします。花は大きく綺麗ですよ。

 

 ボタンズル

 

 ヘクソカズラ  屁糞蔓   臭いません、ご安心ください。

 





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