6月11日 岩魚に誘われ 初めての渓に迷い込む


 どんよりと雲行きのあやしい今日の空、天気予報では雨は落ちてこないようだけれども雲は
低く、山並みの頂きはその雲に隠れている。
 車止めから廃林道をユックリ登り始める。枝、葉が伸びて足元の下に見えるはずの渓は
まるっきり見えなくなってしまった、瀬音だけが微かに聞こえてくる。

 

 廃林道を、ゆっくり40分ほど登り、目印の木から入渓点まで木、枝に掴まりながら下降すること
10分、やっと今日の遊び場の渓に到着。



 雪代が消えてから雨らしい雨が降っていなかった山は渇水状態。遡行しやすいし、岩魚は
浅い瀬尻で餌が流れて来るのをユラユラし待っている。ピンポイントで餌の落とし場所を決め、
あとは、竿だし、取り込みをするための足場をしっかり決め給餌振込み。



 1投目は3年魚の20cmチビ岩魚、撮影後即放免。



 大岩ゴロゴロのゴーロ帯、ちょっとナンギする。上にあがらないでポイントだけ攻めて掛かった岩魚を
流れに沿って下に下ろす、これ なに釣法 と言うのかな ?






 同行のS氏、5.3Mの竿をめいっぱい伸ばしソロリと見える岩魚の鼻面に餌を下ろす、
極めつけのチョウチン釣り。この後中硬調の竿を弓なりにしデッカイのをよいっしょと
引き上げた。





 体長、尾のわりには頭部が小さすぎる岩魚 ? どうしてだろう。沢ごとに違う斑紋はいつも
見ているが。






 一枚岩のナメ状態がしばらく続くがポイント毎に入っている。
 この辺から、二人で首をかしげながら、前回来た時にはこんなナメは無かったよ と、
どうも、一昨年の納竿林道よじ登り場所を見落としてしまったらしい。岩魚がユラユーラしている
のを見ていると竿をタタムことなんて考えもしない、まだ居る、まだ居ると竿を振りながら どんどん
登る。





 上のちょっと大きい淵、今日一番の大淵、自分が下の写真の1本、S氏が2本、内1本が30UP
 と計3本を引き抜く。



 下、左の滝は支流チョロチョロ滝だけど綺麗な眺めだった。右の滝は直登出来なく左から巻く、
同行のS氏は、ホームグランドのコースの中でも5段階でレベル4、と 高度差のある滝、落ち込み
が連続するコースだと 言う。


 




 この滝も直登できなく50m程下がり左から巻く。
そろそろ林道によじ登る斜面を探しながらの遡行です。



 急に明るく開けて、崩落から上の廃林道も見えてきた。でも、ここは登れそうもない、
掴まる木がないし足もとが崩れそう。
ちょっと下がって傾斜の緩い箇所で枝のある斜面を登る、50m程をフウーフーいいながら
登る。次回来たらもっと楽な箇所を探そう。

 

 

 登りきって、渓を見下ろすとまだまだ深い渓谷のようだ。1時間早く入渓したら最後まで遡行
出来そう。






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