5月12日 深緑に岩魚と遊ぶ

 GWも終り、暫くぶりの山行きです。渦巻く雪代、濁流、激流もすっかり影をひそめ、いつもの流れに戻り
それを覆い隠し見透視を遮るように枝、葉を伸ばした木々はもう深緑。






 いつもの流れの本流を渡河し、支流の滝を高巻
いて渓に降立つと幾重にも積もった枯葉の下に
残雪が広がっている。枯葉に覆われ、木々の枝、
葉の伸びが早く、太陽の温もりが遮られた為に
融ける時期を逸したようにも見える、でも1週間
もしないうちに消えて無くなるだろう。こうゆう雪崩
跡には必ず山ウドが芽を出すのだ。




 今の時期の谷筋は雪崩と雪代で押し出されて流れ出した倒木が渓を埋めつくしている為に藪沢専門
の館の主人は遡行に一苦労するんです。でもその上に岩魚が居るもんだから難なく登っていってしまう。



 しばらく待っても落ち着かない岩魚だった、針の刺さり具合が悪く痛かったのだろう。
ブレた写真でサヨーナラです。



 雪代が終わると岩魚も黒いサビが取れて綺麗に変身です。



 大きい淵にはそれなりに大きいのが入っていて竿を出す前から期待感でワクワクしながら竿を
伸ばします。
 上と左右の枝葉を確認し竿立てから取り込みまでを事前学習してから餌を放り込みます。





 同行のS氏、倒木の隙間にピンポイントで餌を送り込み、一気に引き抜きます。



 泣きの29cm、好い顔をしています。















 もう伸びすぎています、ウドの大木。食べ頃のを探すのにガケをよじ登る。









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